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『フェルメールへの招待』
フェルメールへの招待

先日、上野の森へ、フェルメールの真珠の耳飾りに会いに行って以来、何か手元にフェルメールの解説書と言うか、図録のようなものが欲しくなって、こちらを購入。
芸術新潮では今回、特集を組まなかったみたいだし、美術手帖は「16人が語る」という特集がどうも今一つだったのだ。

で、この『フェルメールへの招待』、フェルメールの全37作品を収録していて、かつ、太っ腹にもオールカラー。
そして、解説が過不足ない。
語り過ぎておらず、けれど、こちらが知りたいこと以上のことをきちんと解説してくれている。
(あまりに学者肌、批評家肌の解説をされるとね、時に鼻白むことがあるのです)
私が時々覗いて参考にさせて頂いている弐代目・青い日記帳のTakさんが執筆と編集に関わっていらっしゃる。
何より、選りすぐった6作品の絵を原寸大・カラーで掲載してくれている企画が嬉しい。
マウリッツハイス展で狂喜して買って来た真珠の耳飾りの原寸大印刷のポストカードと、同じ趣向だ。

ちょっと時間がある時や、コーヒーを飲んでいる時などに、ぱらぱら頁を繰っては、にまにましている。
by bongsenxanh | 2012-09-17 00:32 | 美術 | Comments(2)
Commented by ともきち at 2012-09-17 18:18 x
ま・・まねっこしちゃっていいですか?
どれを買ったらいいか、きょろきょろしていて、わからなくなっちゃった、というのが実情なんです(笑
たっくさん出てるでしょ?
そうなんですよね、解説も図版も過不足なくというのがなかなかなかなか・・・
教えていただいてありがとうーー
Commented by bongsenxanh at 2012-09-17 20:37
♪ともきちさん

わー、ぜひぜひ!まねっこしちゃってください!!^^
そうなんです、真珠の耳飾りの来日を機に、ここぞとばかりに特集本、関連本が出されていますよねー。
東京都美術館にも数多の本や雑誌増刊がばしばし平積みされていましたが、分厚くて大きいばっかりでもねー・・・という感じで。
こういう美術関連の増刊とかで、女優とかモデルとかタレントのコメントが載っていたりしますよね。
いつも思うのですが、あれ、いらん、と。
よっぽど美術に関しての造詣が深くて、一家言ある方ならまだしも・・・。

美術って、自分で観て感じるものなので、解説を語られ過ぎると、知識や感動の押し付けみたいなものになり兼ねませんよねー。
その点、この本、カラーで作品が全面に出ていて、シンプルで良い感じです^^
ご参考になりましたら嬉しいです。


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