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Wafelを食べよう
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1829年創業の老舗DANDOY(ダンドワ)。
素敵な雰囲気。
ここでベルギー名物のワッフルを頂きましょう。
こちらのお店、スペキュロス(しっかりシナモンや胡椒やショウガetc.を効かせたビスケット)で有名なのだけれど、実は私はスペキュロスがそんなに好きではない。
食べられるけれど、そこまで自発的に食べたい!とは思わない。
スペキュロスではなく、ワッフルを食べよう。ワッフル!ワッフル!

ワッフル=Waffleは英語で、正しくはオランダ語ではWafel(ワーフェル)、フランス語ではGaufre(ゴーフル)と言うのだそうだ。




この日はクリスマス・イヴで、ブリュッセルはどこも人でいっぱいだった。
もちろん、このDANDOYも。
ということで、2階のティールームに上って、なんとか席についたものの、ギャルソンのお兄さんに頼んだブリュッセルワッフルは、焼き上がるまでに30分くらいはかかってしまう、と言う。
仕方がないのでゆっくり待つことにして、DANDOYの窓から石畳の道を歩いて行く人たちを眺めていた。

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行き交う人たちの間に、立ち止まっている3人連れの友人同士がいた。


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とっても仲が良さそうな3人。


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メガネの男の子と赤いニットの帽子の女の子は付き合っているのだろう。
そして、もう1人の男の子は両方と友達なのだろう。
どんな会話をしているのだろう。
3人の間で、どんなドラマがあるのだろう。
とても楽しそうな、3人ともがいい顔をしている。
人が幸せそうな姿を見ると、こちらも幸せな気分になる。

なんだか、アンデルセンの『絵のない絵本』のお月様になったような気がした。


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さて、30分待って、ブリュッセルワッフルが出てきた。
日本でよく売られている、食べ歩きの出来る厚みのあるワッフルはリエージュワッフルだ。
これは表面がサクッとしていて、中はふわっ、軽い食感のブリュッセルワッフル。
カプチーノ・ラ・テにはスペキュロスが付いてくる。


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ギャルソンのお兄さんに「フルーツソースは何がいい?ストロベリー?チェリー?」と言われて
「うー...ん、ストロベリーよりはチェリーがいいかな、うん、チェリーで...」と迷う素振りを見せていたら
「あぁ、じゃ、両方つけるよ。それで好きな方をかけて食べたらいい」と、両方つけてくれた。
ギャルソン、プロフェッショナルですね...。


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で、両方かけてみた。
このソース、ストロベリーもチェリーも、フルーツの形と味がそのまま残っていて、甘味と共に酸味が爽やかで、美味しかった。
幸せの味って、こういう味なんだ。


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窓外には、立ち止まってワッフルを立ち食いしている観光客の姿も。
by bongsenxanh | 2013-01-18 23:27 |   -Belgie Dec'12 | Comments(0)


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