青い鳥に続いて、我が家に、もう1羽の鳥が飛来しました。
Ruby Bird (by Oiva Toikka, iittala) 1992年に発表され、ずっと定番のBirdとして作られていたのですが、今年6月を以って廃盤となりました。 実はこの子を手に入れるまで、もう2年くらい迷い続けていて。 私の行動圏内には、実物を手に取って見られるiittala shopがなく、Birdの中でもとりわけ個体差のありそうなこのRuby Birdをweb上で買うのは非常にriskyだな...と思っていたのです。 販売しているshopの画像によっては、透過ガラスの赤色が朱色っぽく写っているものもあったり、またはくすんだ焦げ茶のような色に見えるものもあったり。 また、ラスターが極度に少なかったり、多かったり。 そのラスターの色味も銀銀に見えたり、濁った黄土色が入って見えたり。 頭部が胴体部分の赤とは対照的なラスターなのも、購入を迷っていた一因でした。 頭だけギンギラ銀なのは、何だか人工的過ぎて攻撃的で怖い…。 今年4月の消費税増税の際にも、思い切って買おうとしたのですが、どうしても踏み切れず。 けれど。 廃盤決定を知って、ようやく決意しました。 石橋を何度も叩いて、叩いて、叩いてからでないと渡れない質なんです。 石橋が苔むして、結局諦めることも多いんです。 たまに、石橋叩かずに、突然渡りもせずに飛び越えることもあるけれど。 この写真だと、胸元に散ったラスターのきらきら加減が伝わるかも。 左右の翼部分の側面はまさに適量、背中は少なめ、胸元には多くのラスターが散った、何とも絶妙に私好みのBirdでした。 何より、頭部のラスターが、濃い瑠璃色がかっているのが、美しい。 そして尾の部分に混ざるラスターも瑠璃色。 尾を成形する際にペンチでぐいっと引っ張った痕がくっきり残っているのが不細工と言えば言えるのかもしれないけれど、それさえたったひとつのかけがえのないもの、と思えて愛おしい。 こんなことなら、もっと早くに決心して購入すれば良かった。 逆光で陽に透かして見ると、また違う表情。 後ろ姿を見ていると、そのままどこかへ飛んで行ってしまいそうで、こちらを不安にさせるような孤高の雰囲気もまた、素敵なのです。 青い鳥と一緒に並べようかと思ったけれど、この鳥は1羽だけの姿が似合う。
by bongsenxanh
| 2014-08-30 13:34
| 美術
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by bongsenxanh
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