NYから帰って来た翌日に節操がない...と思われるかもしれませんが、ゲルギエフ&マリインスキー管弦楽団の演奏会、行って来ました。
もともと、こちらの予定の方が先に入っていて、NY行きが後から決まったのですが、このコンサートをキャンセルしてNYを5泊7日にしようか否か、迷って迷って、結局はこちらを取ってNYを4泊6日にしたのです。 そこまでしてでもこの演奏会に行きたかったのはなぜか?と言いますと。 2年前のちょうど今時期、これをやらかしたから。 仕事多忙のあまり、演奏会の予定をすっかり忘れていたという。 だから、今度ゲルギー&マリインスキーが愛知に来ることがあったら、何としてでも必ず行こうと。 詳細はまた後日...書くかもしれないし、書かないかもしれない。 ダニール・トリフォノフをソリストに迎えてのチャイコのピアノ協奏曲第1番は、私にはなんだか「ちょっと違う」感じだった。 トリフォノフ君がマリインスキーをバックにピアノの発表会をしました!という雰囲気もあって。 彼、とても繊細...と言うか、ちょっと神経質(やや病的?)な弾き方をするピアニストだと思う。 第1楽章後半のピアノのソロ・パートの細やかなところや、第2楽章の同じくソロ・パートなどは良くて、あぁ、この人はチャイコのこんなメジャーな大曲よりも、むしろドビュッシーの小品などの方が合う人かもしれない...と思っていたら、アンコールはそのドビュッシーの映像第1集第1番『水に映る影』だった。 思った通り。 一方のマリインスキーのチャイコ『悲愴』は良かったのだけれど...。 でも、やや大味で雑に感じられるところもあって。 そう言えば前にもマリインスキーの『悲愴』を聴いていたけれど(あ、5年前だ)、あの時の方が「わぁぁ...!!」っていう驚きと昂揚感があったなぁ。 過去の方が美化されるとしても。 私がNYから帰りたてで、コンディションがまだ日本で演奏会に行くモードになっていなかったからかなぁ。 そう言えば、5年前のゲルギエフ&マリインスキーも、今日と同じメニューで、チャイコのピアコン1番(ソリストはユンディ・リ)と悲愴だったけれど、もうそろそろ別のプログラムも聴きたい。 日本の、愛知みたいな地方では、確実にお客さんを呼べそうな、こういうわかりきったメジャー曲しかやれないのでしょうけど...せめて東京や福岡みたいに『火の鳥』や『ペトルーシュカ』くらいはやれないでしょうか、ね。 Thu Oct.16 2014 愛知県芸術劇場コンサートホール
by bongsenxanh
| 2014-10-17 02:07
| 音楽
|
Comments(0)
|
by bongsenxanh
カテゴリ
全体 旅 -ヴィエトナム・サイゴン -ヴィエトナム・サパ -ヴィエトナム・ホイアン -ヴィエトナム・フエ -ヴィエトナム・ハノイ -NY'04 -NY'05 -NY'06 -NY'07 -NY'08 -NY'09 -NY'10 -NY'11 -NY'12 -NY'13 -NY'14 -NY'15 -NY'16 -NY'17 -Belgie Dec'12 -France Dec'12 -韓国・ソウル Aug'08 -韓国・ソウル '13 -韓国・ソウル Jul'14 -韓国・釜山 Sep'14 -韓国・ソウル Summer'15 -韓国・ソウル '16 -台湾・台北 Feb'12 -台湾・台北 Feb'16 -台湾・台北 Oct'16 -沖縄Dec'16 -山 観劇レビュ 国内etc. 観劇レビュ NY '04/'05 観劇レビュ NY '06/'07 観劇レビュ NY '08/'09 観劇レビュ NY '10/'11 観劇レビュ NY '12/'13 観劇レビュ NY '14/'15 観劇レビュ NY '16/'17 観劇レビュ NY '18/'19 観劇レビュ 韓国 観劇周辺 本 映画 音楽 食べもの 美術 日常雑感 写真 ヴィエトナム スポーツ タグ
BROADWAY(393)
お気に入り(223) Aaron(147) NY(119) orchestra/instruments(102) 劇団四季(99) opera(87) 東宝(76) The Light in the Piazza(59) Spring Awakening(52) figure skating(38) Sunday in the Park with George(36) Viet Nam(34) レミオロメン(33) 柔道(30) Paul Smith(24) Drew(20) Park Hyo Shin(19) jazz(11) 歌舞伎(4) 最新のコメント
以前の記事
フォロー中のブログ
My Favorites
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||