with or without vocal music
Grand Prix of Figure Skatingの中国大会を見ていて。

日本では例の話題ですっかり霞んでしまったけれど、エリザヴェータ・トクタミシェワちゃん、おめでとう。
自国開催のオリンピックでロシア代表選出を逃したこともあり、昨シーズンは彼女にとって試練のシーズンだったに違いない。
けれど、今年、見事に花を咲かせたと思う。

そして、今年から解禁となったvocal musicの使用について思ったこと。
どの選手も「すわ、解禁!」とばかりに、こぞってvocal musicを使用したプログラムを投入して来たけれど。
私には、とても違和感があった。
いや、違和感と言うよりも、選手の演技がぼけてvocalの陰に隠れてしまうのだ。
vocalが全部持って行ってしまうのだ。
以前に某楽団のヴァイオリニストが「せっかくオケが一生懸命弾いていても、そこへ声楽のソリストが出て来て一発歌おうものなら、すべてかっさらって行ってしまう。それくらいに、人間の声の力って凄いのだ」と書かれていたけれど、本当にその通りだ。

それと対照的に。
トクタミシェワは一貫してno vocalのinstrumentalの楽曲で勝負していた。
これは非常に賢明で的確な選択だったと思う。
抜きん出て彼女の演技が際立って見えた。
今回の中国大会での彼女の優勝は、一つの答えを出した形になったと思う。
もちろん、彼女自身の実力、演技が素晴らしいものだったことは言うまでもないけれど。

P.S.例の件について、当人の決断やコーチや周囲の判断については敢えて触れないけれど。
   テレビ朝日の某解説者が「彼は男だ」と褒め称え、某元テニスの王子様が「彼は侍ですね」と
   興奮して語る(否、この人はいつも興奮しているが)のにはうんざりした。
   メディアは、今回の件を美談として報道するのを控えるべきではないかと思う。
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by bongsenxanh | 2014-11-09 11:26 | スポーツ | Comments(0)


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