人気ブログランキング | 話題のタグを見る
『クジラの彼』 有川 浩 著、角川書店
クジラの彼

"本"を読んだという気がしなかった。小学校高学年とか中学生の時に読んだティーンズハートとかコバルトとか、あのピンクの背表紙の少女文庫のようだった。薄い。果汁1%以下のオレンジジュースのように薄い。そして甘い。恥ずかしい、無性に恥ずかしい。そう感じるのは私がこういうものに素直に胸ときめかせられないからだろうか。どうにも、女の子の、自分にとって都合のいい恋愛小説、という感じがして仕方がないのだ。こそばゆくて、居心地が悪い。こういうの、好きな人にとってはたまらないのかもしれない。児童書のように裏表紙に「中学生向け」とか書きたくなってしまった。そんな恋愛短篇集。恋する相手はすべて自衛官。いやはや、なんともかんとも...
by bongsenxanh | 2007-03-20 12:23 | | Comments(2)
Commented by ともきち at 2007-03-20 19:03 x
私が中学生でこれを読んだらどうだっただろうと考えたわ。好きじゃないと思う(爆)
漫画なんだよね。漫画でももっといいのがあるでしょ。
ふえさんの書かれているティーンズとかコバルトっぽいというのがわかる。
だけど褒められてるよ、これ各地で。怖いほどファンがいるよ。だから私もここと自分のとこでしか書けない(笑)

読みやすいからね。ついつい読むんだよ、きっと。それで読めるから読んだから褒める。あーごめん、人のところで辛口全開。
Commented by bongsenxanh at 2007-03-21 00:35
私も思いました>私が中学生でこれを読んだらどうだっただろう
もっとものを知らなくて、恋愛の実体験も乏しい状態で読めばどうだっただろう?と。はい、たぶん合わないと思うのです(笑) 恋愛小説としてもっと上質なものはたくさんありますし、漫画でももっとずっといいものたくさんありますものねー。
でもって、そうそうそう!褒めている人がとても多いのですよね。Amazonでもええぇ?!って思うほど評価が高いですし。・・・つくづくあそこの評価は当てにならないと思いました(爆) これだけ褒めている人がいる中で「読んでた時間返せ!」とか思う私はどこか鈍いのかとも思いました~。それだけにともきちさんも・・・とわかって、非常に心強いです。
ともきちさんが書いてらっしゃいましたが「!」が異常に多いの、私も気になりました。キモチとかレンアイとかやたらカタカナで書くところも。あと同じ語彙を何度も使い回すところも。語彙を知らない?とまで思いました(鬼) もしかして有川さんの文章と相性悪いのかしら~。私も辛口全開(笑)


<< Jeffrey!! おにゅう! >>


AX