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べんじゃみん
べんじゃみん_a0054163_15198.jpg公開が終わってしまいそうな気配の中、駆け込みで観て来ました。

んー、んー、んー......。
どう言ったらいいんだろう?良い映画なのだろう、とは思ったのだけれど。私は何も感じられなかった(あくまでも「私は」です)。もしかして感受性のセンサーが鈍ってしまっているのかなぁ。というくらい、何も感じられなかった。
ケイトは綺麗だ。演技も申し分ない。だってケイトだもの。ブラピも綺麗だ。特殊メイクで"青年"になったブラピなんて本当に美しかった。演技も頑張ってる。ブラピだもの。
ただ、それ以上のものを何も感じなかった。なぜだか。

2時間47分という長丁場の中、正直、途中少しダレて眠気に誘われてしまったりした。花粉症の薬を飲んでいるせいかしらん?でも、なんだかつまらぬ...と感じたシークエンスがあったのは確かで。

全編通して、どうも『フォレスト・ガンプ』の焼き直しと言うか、設定を変えた『フォレスト・ガンプ』のようだなぁと思っていたら、脚本書いていたのが同じ方だった。エリック・ロス。道理で。

それにしても特殊メイクで若返ったブラピ、やっぱり若かりし頃のロバート・レッドフォードに似てたなー。『River runs through it』を撮った頃とか、本当にそう思ったけれど、今回久し振りにつくづく似ていると再認識した。

ケイトはもちろん良かったけれど、ティルダが存在感があって良かったな。もともと割と好きな女優さんだけれど。彼女、壮絶に美人に見える時もあれば、「え?女優さん?」って言いたくなるような瞬間もあって、とても振り幅の広い人なのだと思う。今作でもブラピのナレーションで「彼女はあまり美しくはないが~」って紹介されていたし。
あと、ベンジャミンのステップ・ママも良かったな。

ちらりと出て来たNYの風景や、劇場街(ケイトが出演している劇場、MAJESTICだった)がなんとも嬉しくて懐かしく感じられたのは良かった。

この作品、ケイト(女性)の側から見るととても残酷で切ない物語だなぁ。
んー...私がいま一つ入り込めなくて、感じられなかったのは、"80歳で生まれて若返っていく"という現実にはあり得ない虚構の設定が、あまり有効に機能していないように思えたからかもしれない。
by bongsenxanh | 2009-03-23 00:47 | 映画 | Comments(2)
Commented by ひつじ at 2009-03-25 00:27 x
私も観ました!なんか同じ感想かも。もしかして感性が似てる?(なんて失礼ですね)駄作とは思わないけど、MUST SEEでもないですね。
「MAJESTIC」で、「回転木馬」やってったっけ?ここからエンパイアーはこの角度では見えないよ~とか(笑)。
明日はqさんおすすめの「ダウト」を観に行く予定です。
Commented by bongsenxanh at 2009-03-25 00:37
♪ひつじさん

わーわー!同じでしたか!!(感性似てる?光栄です^^)
そう、駄作だとは思わないんですよね。
丁寧に作られたんだな、と思いますし、描きたいことはわからないでもないですし。
ただ、見終わった後「それで...?」って思ってしまったんです。
MAJESTICはですねー、私はもうあの劇場が映って、B'wayのネオンがチカチカしていただけで嬉しくなっちゃったんです~!(笑)
しばらく行けていないのでなおさら。
あー、"ダウト"、評判いいですよねー、qさんもお勧めなんですね。
観てきたらまたご感想聞かせてください。


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