観てまいりました。
PARCO劇場で。 書きます。 書かずばなりますまい。 最初にお断りです。 おそらく私はこの作品に対する思い入れが強過ぎます。 この作品と音楽のことを何も知らずにまっさらの状態で今回の日本のプロダクションの公演をご覧になる方とは印象にかなりの開きがあると思います。 ですので、そういう人間が書く極めて個人的な感想だという前提でお読みくださると幸いです。 観に行く前から、否、この作品が日本で上演されることを聞いた時から既に不安でいっぱいだった。 もちろん、期待もないわけではなかったけれど。 私にとってとても大切で特別なこの『Sunday in the Park with George』という作品を、果たして宮本亜門氏はどのように演出するのだろう?どのように"変えて"しまうのだろう? 日本語ではどのように語られ、歌われるのだろう? 日本人のキャストによってどのように演じられるのだろう?―――と。 不安ではあっても、観ないことには何も言えない。 とにかく観なければ。 1幕。幕が開く。 舞台はとても狭い。PARCO劇場は通常でも狭い舞台だけれど。それを更に狭くするように、舞台の奥に向かって透視図法になるように四方からホリゾントへパネルが伸びている。つまり、役者が立つ床はかなりの角度の傾斜がついている。あの傾斜は、舞台機構として必要だろうか?冒頭、そう思った。 ホリゾントにジョルジュ・スーラの『グラン・ジャット島の日曜日の午後』を映像で写し出して舞台全体を絵画とその額に見立てたい意図のようだ。これはBW(WE)のrevivalを踏襲してのものだろう。 役者の登場。 George(ジョージ)を演じるのは石丸幹二さん。幹ちゃん(すみません、四季の研究生時代から知っているのでこの呼び名で)の四季退団後の姿を観るのは今回が初。無事、舞台復帰出来たようで本当に嬉しい。 続いて、Georgeに導かれてDot(ドット)が登場する。Dotは戸田恵子さん。 この日本プロダクションのニュースを聞いて、一番最初に私が危ぶんだのが実は戸田恵子さんだった。 Dotは彼女の役ではないのではないだろうか。 彼女はDotにはなれないのではないだろうか。 けれど同時に、彼女なら大化けしてDotという難役をこなせるかもしれない、と期待をかけたのも事実だった。私たちの想像を凌駕して、とても魅力的なDotを見せてくれるかもしれない、と。 薔薇座で主役を張って舞台に立っていたことも知っていたので、きっと歌も歌えるだろう、と。 期待は、期待だけで終わった。 戸田恵子さんは、Dotではなかった。 Dotではなく、始まりから終わりまで、ずっと"戸田恵子"だった。 戸田恵子という女優さんは、たぶん「役に自分を近づける」女優さんではなく、「役を自分に引き寄せる」女優さんなのだろう。そして、宮本亜門さんが「役者に役をあてる」演出をしたせいもあるのだろう。 ただそれが、私にはどうしても納得のいかない点だった。 この作品の印象の大半はDotという役で決まると思う。Dotを演じる女優さんがいかに魅力的か。どれほどチャーミングか。それによってこの作品は素晴らしい作品にもただの地味な作品にもなり得る。 BWのoriginalでDotを演じたBernadette PetersもrevivalでDotを演じたJenna Russellもそれはチャーミングな女優さんだった。美人だ、というのではない。そこに存在してDotを演じている姿から発せられるものが人を引きつけて魅了する力を持っているのだ。 戸田恵子さんからは、私はそういうものを感じなかった。可憐さ、華やかさ、艶やかさ。そういったものが何も匂い立ってこなかった。芸達者と言えば、おそらく芸達者だとは言えるのだろう。でも、それだけだった。歌も、聴かせて、酔わせるような歌唱ではなかった。Sondheimのスコアは、確かに難曲揃いで、あれを歌いこなして観客に聴かせるというのは相当な腕の要ることだろうとは思うけれど。 話が前後するけれど、Georgeの幹ちゃん。 歌は歌いこなしていた。彼なら歌えるだろう、と思ってはいたけれど。 ただ、台詞回しや演技がついてきていない感がしなくもなかった。私、今までに彼の舞台を観て、彼を演技が下手だと思ったことはなかったのだけれど。今回ばかりは「幹ちゃんってもしかしてだい...こ...●...?」と思いかけたシーンが何箇所かあった。これは、四季の開口の台詞回しが身に染みついて癖になってしまっているせいもあると思う。あんなに単調に「さぁ、台詞を話しますよ!」ではなく、もっと彼のものとして自然に台詞を発せられたらもっとずっと良かったのではないだろうか。 そして。歌を歌えてはいたけれど。"役として"歌っているのではなく、まるでコンサートか何かで"曲目の1つとして"歌っている感も否めなかった。あぁ、彼はvocalistなのだな、と強く感じた。それはもちろん悪いことではないけれど。1幕の後半で彼が歌う"Finishing the Hat"は彼の声質にとてもよく合っていて、それは素敵な美声で聴かせてくれた。また彼の歌声が聴けて、本当に良かったとしみじみ思った。でも、ここではvocalistとしてではなく、役者として、Georgeとして、この歌を聴かせてほしかった。もっと血肉の通ったGeorgeの声が聞こえてくるような歌唱が聴きたかった。これは少し贅沢な要求だろうか。 話が重複するようだけれど、幹ちゃんのGeorgeはあまり"芸術家"に見えなかった。何と言うのか、"絵を描いている普通の人"のようだった。"小市民"のようだった。そして、戸田恵子さんの個性が強いせいだろうか。またはそういう演出を施されたせいだろうか。Dotに振り回されているGeorgeのように見受けられた。本来なら、Georgeが芸術家の創作意欲とエゴでDotを振り回すはずなのに。その辺りが、もしかしたら幹ちゃんの役者としての力量を問われていたところなのかもしれない。 Georgeが一生懸命点描を打って絵を仕上げていこうとしている"Color and Light"のシーンでも、歌っているだけで精一杯で、Georgeを演じるところまでは至っていなかったような印象があった。もちろん、このシーンの歌がものすごく難しいのは重々承知しているけれど。ブツブツブツブツ、つぶやくように、ハミングするように、♪Blue, blue, blue...... Red, red, red......って歌うシーン。 心配していた日本語の歌詞は、かなり健闘していたように思う。少なくとも、某四季(某になってないって)のような、あーあ、やっちゃったね...という変てこな日本語にはなっていなかった。 ただ。 当たり前のことだけれど、英語と日本語とでは音の響きが違うのだ。そしてそれに拍車をかけるように、Stephen Sondheimという作詞・作曲家はこれでもか、これでもか、とばかりに韻を踏んだり、子音を揃えてみたりして言葉遊びをする人なのだ。凝りに凝って計算し尽くされた歌詞を生み出す人なのだ。それでいて非常に簡潔で整然とした歌詞だったりもする。英語でそういう風に書かれた歌詞を日本語にして更に自然につながるように音符に乗せるのは困難と言うよりもむしろ不可能。だから、日本語の歌詞というのはもう、最初から克服できないハンディキャップを背負っているものだと考えた方がいい。 Old Ladyがソロで歌う"Beautiful"の♪Changing~ が日本語歌詞では♪変わっていく~ と歌われていたけれど、これはとてもごつごつして聴こえて耳に心地良くなかった。英語詩では母音をひとつのまとまりとして数える音節が2つしかないのに対して、日本語詞では小さい「っ」まで数えると6つも。これではごつごつして聴こえてしまうのも当然かと思う。もう少し滑らかに歌詞を聴かせる工夫がほしかった気がする。"Sunday"で♪For~ever~って歌うフレーズも♪いつーまでもーと歌われていて、これもごつごつ。3音節のままでいくなら多少古い日本語になるけれど「とわに」くらいの方が納まりが良かったかもしれない。全体を通して、日本語詞から感じる違和感はどうしようもなかった。 そう言えば。 これは歌詞ではなく、台詞だけれど。 絵にだけ夢中なGeorgeに対してDotが「Marie(二人の間に生まれた娘)はあなたの子どもよ」と言うシーンがあって。そのDotに対してGeorgeはスケッチする手を止めようともせずに「いや、僕の子じゃない。もう今はLouisの子なんだ」と応える。そうした応酬の後に、話しても埒があかないとあきらめて去ろうとするDotに向かって、Georgeが「Dot」と呼びかけて一言、「I am sorry」と言う。ここの日本語の台詞が「ゆるしてくれ」になっていて。ここが、私にはものすごく違和感があった。"謝る"という行為と"許しを乞う"行為は別物だと思う。似てはいても。謝っても許されない行為や罪は当たり前に存在するであろうし。許されないことがわかっていても、それでもなお謝る、ということもまたあり得るし。BWで観た時には、この台詞、be動詞の"am"にアクセントを置いて発せられていた記憶がある。GeorgeはここでDotに許しを乞うているわけではなく、さまざまな思いを胸中に抱えたまま、ただ一言、謝っているのではないだろうか。そうすることしか出来ないのが、不器用で人とのつきあいが下手な芸術家Georgeだ。このシーンではやはり「ゆるしてくれ」ではなく単純に「すまない」か「悪かった」くらいが適当ではないかと思った。このシーンの台詞に象徴されるように、どうも日本語の歌詞及び演出では、GeorgeとDotの関係がとてもウェットにべったりと描かれていたように感じた。 更に。 1幕の最初の方のGeorgeがグラン・ジャットを描いているシーンでも、2幕のGeorgeと曾祖母Dotが再会(初対面でもあるけれど)するシーンでも、GeorgeがDotの背後からDotの胸や胸の谷間に手を這わせるという振りがつけられていて。私はこれは必要ないな...と思った。BWのoriginalでもrevivalでもなかった振りで。演出家はおそらく、二人の間にある親密な空気やまたは性的な関係を匂わせたかったのだろうけれど。ああいうの、日本人がやると甘美にもロマンティックにもならなくて、ただただいやらしく隠微な雰囲気にしかならないと思う。悲しいことに。ここでもウェットでべったりな演出だなぁと感じさせられた。そもそも2幕では曾祖母と曾孫なのだから(それだけとも言い切れないけれど)、その二人の関係で胸に手を這わせるなんておかしなことになる。 1幕ラストで"Sunday"が歌われて、Georgeが描くグラン・ジャットの絵の中に登場人物皆が納まっていくシーンで。GeorgeがDotの肩を抱き寄せて自分の胸に抱きしめていたけれど。そして更にDotの頬にキスをしていたけれど。これも「なんて演出をするんだ!」と思った。どうしてこんなに"わかりやすく""ベタ"で"ウェットな"演出をするのだろう?と。ここは、お互いに気持ちがありながらも別れゆく二人の心情を出さなければならないシーンで。肩を抱いてキスをする、なんてまったくの見当違いで方向のずれた演出でしかないと思う。非常に納得がいかなかった。ここで、DotがなぜかGeorgeにスケッチブックを渡すのも。そしてなぜかDotがサルの紐を引かないのも(『グラン・ジャット島』の絵を思い出してください。手前左手にいる女性がペットとしてサルを連れているでしょう?サルの紐を手に持って)。 おかしい。あまりにもおかしい。 頭の中にたくさんの「?」「?」「?」が飛び交ったまま、1幕の幕が下りた。 そう言えば、この1幕ラストでキャスト全員によって歌われる"Sunday"のコーラスもひどかった。コーラスがとても汚く濁って聴こえて。あそこ、よっぽど下手に歌わない限り、あんなに潰れたハーモニーが聴こえてくるはずはないのだけれど。最大限に美しく歌われて然るべきナンバーなのだけど。これも、激しく納得がいかなかった。 BWのrevivalで使われていたCGはとても効果的で美しかったので、今回の日本版ではどうするのかな?と思っていたら、ところどころ、使っていたけれど。なんだろう、演出家としては「いいとこどり」をしてうまく盗んで使ったつもりだったのかもしれないけれど、とても中途半端な使い方になっていた。少なくとも、BWで観た時のように「わぁ...!」と感動して、心の中に色鮮やかに残るような、そんな素晴らしい効果は生み出せていなかった。 CGもそうなら、舞台装置もなんだかなんだか...。 冒頭にも書いた傾斜舞台は、役者の足に負担をかけただけで、うまく機能していたとは思えなかったし、狭い舞台上でいろんなものがごちゃごちゃして片付かないような配置になっていた気がする。役者の動線がこんがらがっていたのだろうか。Georgeが描いている公園の木も、出入りする時の装置がギコギコ動く音がやけに目立っていたし。舞台装置にあまり予算がかけられなかった...? オーケストラも。う―――ん...。 BWのrevivalの時に、低予算で5人編成のオケ、といって散々批判を浴びていたけれど。 今回の日本版はさすがに5人ということはなかったようだけれど。でも問題は人数ではなく。 私が特に気になったのは鍵盤担当者の出す音の汚さだった。とりわけ気になったのは2幕のGeorgeとDotがデュエットで歌う"Move on"と、ラストの"Sunday"の細かい音がつながるフレーズ。トリルだったりアルペジオだったりをきちんとひとつひとつの音を粒立てて美しく弾かなければ、スーラの点描は表現出来ないのに。この作品では、Sondheimはまさに音楽と絵画の融合を目指したのに。それらがきちんと機能しないオーケストラだった。 そろそろ長くなってきたので、最後に。 私が最も好きなシーンであり、台詞である2幕のラスト。 すべての色彩が消えて真っ白になった空間でGeorgeが言う「So many possibilities...」のシーン。 今回の日本プロダクションでは、なんと最後のこのシーンで、ホリゾントが薄いオレンジ色の照明で照らし出されていて。 あり得ない!! 「White. A blank page or canvas. His favorite.」 って台詞でもしっかり言っているでしょう? 白なのです。真っ白なページかキャンバスなのです。 オレンジ色って何?色彩感覚ない? 最後の最後まで納得いかない、日本版の『日曜日にジョージと公園で』だった。 子役がわめいているだけでうるさかったとか、兵士が生身の役者で二人出てくるのは違和感があったとか、Georgeがスケッチしながらソロで歌うとこ、子犬が出てこなかったとか、角笛吹く男の子も出なかったとか、アニエールの水浴がただの絵で、水浴びするする男の子がいなかったとか、言いたいことはいっぱいあるような気がするけれど、この辺で。 Sat Matinee 1.Aug 2009 PARCO劇場
by bongsenxanh
| 2009-08-03 01:18
| 観劇レビュ 国内etc.
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Comments(22)
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at 2009-08-03 07:55
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at 2009-08-03 07:57
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bongsenxanh at 2009-08-04 01:12
♪2009/8/3 7時台の鍵コメさま
ふーふー、書きましたよ、ぜぃぜぃ...。 最後の方はもうかなりとっちらかって来ましたが(笑) あー、そうかー、あのGeorgeとDotの関係はマザコンテイストなのですね。 そう言われてみると確かに。 マーマンもそうでしたね(あの作品、二度程観ましたよ~) 亜門さん、確か自著の中でもお母さんのことかなり語っていましたものね。 うんうん、納得納得。 私が観た土曜マチネでは、そこそこ席は埋まっていました。 でもかなり半額投げ売りに近い状態で余ったチケット売っているみたいですし、再演はないでしょうねー。 あ、娘の名前は、今朝出勤した直後に「あっ!私、もしかしたら妙なミスをしたかも!」と気づいて、慌てて出先でチェックして直しました(笑) 眠気と闘いながらモウロウとして書いていたので・・・お恥ずかしいです。
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bongsenxanh at 2009-08-04 01:23
♪2009/8/3 8時台の鍵コメさま
ありがとうございますー。 こんな長いの読んでくださって。しかもそんな風に言っていただけて。 嬉しいです。きゅーーーん(かなり照れている・・・) あのあの、否定の感想になってしまっても、やはりそこはとても思い入れのある作品なので丁寧に書きたいな、と。乱暴に書き捨てにはしたくないな、と思いまして。えへへ。日本でこの作品が上演されるのはとても貴重ですし。 それに私、Georgeを演じた幹ちゃんはもちろんですが、戸田恵子さんも好きな役者さんではあるんですよー。ただ、この役には合わなかったというだけで。戸田さんは持ち前のキャラクターが濃すぎるのでしょうねー。いつも戸田さんにあて書きされた役ばかりもらって演じているのも、時には吉と出て時には凶と出るのかもしれません。 ちょっとですね、この役を演じるには"下町のおばちゃん"ぽかったのです(^^;) 「あたしゃさー、もう疲れたわよー」とか言っちゃいそうな。 この舞台、もしご覧になりたいと少しでも思われたのならぜひぜひ! 今週いっぱい、8月9日までの公演です。 あの、ソンドハイムの音楽は限りなく美しいので、それだけでも味わわれたら嬉しいです。
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at 2009-08-04 12:57
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bongsenxanh at 2009-08-05 00:47
♪2009/8/4 12時台の鍵コメさま
初めまして。 このひっそりブログにたどり着いてくださって、そしてこんなに長い文章を読んでくださってどうもありがとうございます。 やはりあの2幕のGeorgeとDotの絡みは混乱しますよね。 「何をしてくれるんだ、宮本亜門!」って思いましたもの(^^;) あのシーンのGeorgeは単純に現代のGerogeだというわけではなく、過去の曾祖父のGeorgeの姿もダブらせている...という辺りのことを、おそらく亜門さんはわかりやすく観客に伝えようと考えたのでしょうけれど。 観客はそこまで鈍くはないですし、その辺りのことは各自で解釈するので放っておいてほしいですよね。 親切過ぎる演出というのも考えものだと思いました。 もしも機会がありましたら、BWのオリジナル版もぜひご覧になってみてください。DVDが出ています(リージョン1ですが)
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tomokot2 at 2009-08-05 21:42
こんばんは~^0^同じ日のソワレを観てきました~。私はオリジナルのかけらも観ていないし、音楽も予習せずに観てしまいましたが、本当なら音楽はここでもっと響くのかな~、白い壁に映し出される絵は息を呑むような効果があったのかな~と、自分なりに必死で(笑)想像力を逞しくしながら観劇しました。ふえさんのレポを読ませていただいて、あーそうなんだー、やっぱり感動的な作品なんだな~と納得。私が強く感じたマザコンっぽい空気感も日本版だからなんですねぇ。ママのオッ●イが恋しいよぉ~みたいに思えてしまいましたわ、あのシーン^^; 是非、純粋に音楽を聴けるようにCDを探してみようと思います♪(ペルシャ猫)
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bongsenxanh at 2009-08-05 23:07
♪tomokot2さん(またはペルシャ猫さん)
こんばんは~。 ペ猫さんもあの日の夜にご覧になっていましたかー。 では、観終わった後の私と観る前のペ猫さん、渋谷のどこかですれ違っていたかもしれませんね。 で、ですね! この作品の音楽はすごいんですよ!!素晴らしいんですよ!!!(鼻息荒く) その音楽の素晴らしさが伝わらないプロダクションというのは大いに問題ありですよね。 CGもね、BWのrevivalでは息をのむような美しさだったんですよ~。 (詳しくは私のBWでの観劇レビュをお読みいただければ:CM) あのマザコンっぽい演出はあんまりです。酷過ぎました。 私、心の中で「ンNOooooooooO!!!!!」って叫びましたもの。 あのおっ●い恋しい演出で混乱してしまったお客さんは少なくなかったのではないかと思います。明らかにミスディレクションでした。 Georgeはもっと"芸術家"のはずなのですけどね; ; あのお方にDVDを借りてでも(必ずお持ちのはずです・笑)、ぜひぜひオリジナルの舞台映像をご覧になってみてください~。
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at 2009-08-07 21:00
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bongsenxanh at 2009-08-08 21:23
♪2009/8/7 21時の鍵コメさま
>作品への深い愛が感じられます! いやはやいやは...えぇ、この作品に対する愛はたっぷりです(笑) それだけにねー、もっと大切に丁寧に、日本でも公演してほしかったのですよねー。 あはは、本当に私のこのブログに来てくださる方たちは皆さん鋭い眼を持った方たちばかりで、とても参考になりますし、新しい知識や見方を吸収出来て刺激になります。嬉しいです。 亜門さんはご自身が**ですし、そしてお母様への憧憬が強いようなので、自ずとそういうものが作品に反映されてしまうのかもしれませんね。 私も東京から帰って来てすぐさまDVDを観直しましたよ~! 同じですねえ! 本当にバーニーは素晴らしくチャーミングで魅力を四方八方に発射していますし、マンディのあの歌唱力と芸術家然とした存在の仕方は見事ですよね。 オリジナルの舞台をこうして映像として残しておいてくれて、本当に良かったです。 制作陣に感謝です。
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at 2009-08-09 01:36
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at 2009-08-09 01:38
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at 2009-08-09 15:40
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こんにちは。
私も大好きな作品なので、複雑な気持ちで観てきました。いろいろ問題はあるものの、やっぱりいい作品だなぁ。。。また、どこか海外の素敵なプロダクションを観にいきたいですぅ。 記事は、PC画面に激しく頷きながら読ませていただきました♪ もうそろそろ千秋楽の舞台が終わってしまいますねぇ。。。
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bongsenxanh at 2009-08-10 01:13
♪2009/8/9 1時台の鍵コメさま
覚えていますよー。あのrevivalでおやすみになったという話(笑) 本当にもったいなかったですね。 でも、時差と旅疲れからくる睡魔って強烈なものがありますから、抵抗出来ないですよね^^; 幹ちゃんはそう、優しかったですよね。 だからちょっと"芸術家"としては物足らない部分も多かったりして。 "下町おばちゃん"な戸田さんに押されちゃってましたしねー。 日本人キャストでやるというのは本当に難しいですね。 なかなかぴったりはまる役者さんっていらっしゃらなくて。 そもそもが欧米人キャストを前提として作られている物語なだけに、ね。 NY行かれていたんですかー。私は来月です。 これは強くお薦め!という作品などがありましたら教えてくださいね。 5枠くらい観られる予定です。
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bongsenxanh at 2009-08-10 01:20
♪2009/8/9 15時台の鍵コメさま
なんだか鍵コメだらけになってきましたが・・・(笑) 普段はここのブログ、こんなに鍵だらけということはありませんので(今回は作品が作品なだけに、きっと皆さん思い入れがいっぱいあって、それで鍵になったのだと思われます^^)、またぜひいらしてください。 DVDですが、リージョン1デッキを買う方法と、PCでリージョン解除ソフトをダウンロードして使う方法とがあるようです。 あともしかしたら次世代ブルーレイ?はリージョンフリーなのかも・・・? お調べになってから慎重に購入してください。 でもリージョンフリーのデッキを持っていると、向こうの舞台映像とかコンサート映像とかばんばん観られて世界が広がるのは確かです(笑) 亜門さんは・・・えぇ。あら、もしかしたらcoming outされていないのかもしれないので、一応ここだけの内緒の話で。 でも見るからに、とってもかわいらしくてチャーミングな方ですよね。 演出センスはさておき。
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bongsenxanh at 2009-08-10 01:29
♪Emilyさん
こんにちは、初めまして。 以前からあちらこちらでお名前は拝見しておりました~。 EmilyさんのところのPLAYBILLプレゼントに応募しようかと思ったことも何度かありました(笑) 先週、Rさんからもお名前を伺ったばかりでしたっけ。 >いろいろ問題はあるものの、やっぱりいい作品だなぁ。。。 本当にそうですね。 あんな変なギャグとか(幹ちゃんがマイクにおでこぶつけるのとか必要なし!)下ネタとか客席から登場とか、そういった諸々は非常に残念でしたが、でもそれを抜きにして、やはりもともとの楽曲の良さとSondheimが構築した世界があるので、そこは鑑賞出来るところでしたよね。 どこかのFestivalとか、Encore!シリーズか何かの際にでも、実力のあるキャストと良い演出で、ぜひぜひ観たい作品です。 私、実はKelli O'HaraがDotをやってくれないかな~なんてずっと思っているのですが(至極個人的な好みの問題で) 千秋楽、今日でしたよね。 今回の日本プロダクションで初めてこの作品に出会って、この作品の虜になったお客さんもいらしたかもしれませんね。
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bongsenxanh at 2009-08-10 01:34
♪Emilyさん
もういっこ!(笑) Emilyさんのご感想も読ませていただきました~。 あのDotが ♪いくなーあーてーーー! って歌うとこ、私もやはりものすごい違和感がありました。 戸田さんの歌い方も相まって尚更。 日本語の歌詞にするのって難しいものですねー。 あとやっぱり戸田さんのDot、かわいくなかった・・・・・・。
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Emily
at 2009-08-10 12:15
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以前から、ちょこちょこ読ませていただいておりましたので、ご挨拶もせずにコメントを書き込んでしまいました。すみませ~ん!
改めまして、今後ともよろしくお願いいたします。 作品に対する愛情たっぷりの記事でしたから、本当に読み応え有りました!私の感想なんて、単なるボヤキなのですが、、、読んで下さってありがとうございました! Kelli O'HaraのDot、私も観てみたいです! 大好きな女優さんの一人なので。 あと、昨日、渋谷で千秋楽をご覧になった方お二人と、サンデー談義(笑)をしていたのですが、"I'm sorry"のこと、上に書いてあるとおりだ、とみんなで話していました。そうですよね。「許してくれ」とは言わないでしょ。。。
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bongsenxanh at 2009-08-11 02:50
♪Emilyさん
いえいえ、全然。 と言うか、本当に以前からお知り合いのような気がしております。 なんと言ってもあの素敵なrevivalをお互いに観た仲ですし(美しい舞台でしたよねー) こちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いします^^ Kelli O'Haraは今後の可能性が限りなく広がっている女優さんですよね。 まさにSo many possibilities! ご出産後にどんな作品に出演するのか、気になるところです。 "I am sorry"が「ゆるしてくれ」は、なかったですよねー。 もしそうなら英語でだって"Forgive me, please"くらい言ったでしょうし。 そうじゃないでしょう!と亜門ちゃんに突っ込みを入れたくなってしまいました。 あそこでなんだかGeorgeのキャラクターが変わってしまいましたよね。 Dotとの関係性も。 どこかで他キャスト、他演出で観られないものでしょうかー。 いつぞやのfestivalでMichael CerverisとAudra McDonaldでやったみたいですけどね。 あと、Hugh Panaroもやったとか?
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by bongsenxanh
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