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Bravissima!!
もう...なんて言葉を発したらいいのかわからないけれど。
ともかく、良かった。
真央ちゃん、凄まじい緊張感に包まれた、見事な滑りでした。
あのきりきり張りつめた空気の中で、圧倒的な集中力で完璧な滑りを見せていくあなたの演技に、お姉さんは、ぼろぼろ涙が零れてしまいましたことよ。
ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(『鐘』...否、でも本当は『鐘』というのは別の合唱交響曲)という曲は、19歳の女の子が演じるには、荘厳で、重厚で、そして強烈で、非常に難しい曲だと思う。
正統派ロシア音楽だ。
それを、よくぞここまで、というくらいに真央ちゃんは難曲に喰らいついて、自分のものとして昇華させたと思う。
本当に、素晴らしかった。
彼女にこの曲を与えて、荒波に何度も溺れそうになっていた彼女を導き、"芸術性"というものに開眼させたタラソワ コーチにもお礼を言いたい。
ありがとう、タチアナ。
(だってね、あのまま日本で山●コーチについていたら、ずっと学芸会演技のままだったと思うのよ、きっと)
真央ちゃん、本当におめでとう。
ただの"無邪気な天才少女"のままあっさりチケットを手に入れて行く五輪よりも、今回、苦しみながら必死で闘って、そしてついに勝ち取ったその五輪行きの権利の方が、ずっとずっと貴く価値あるものだったと思う。

そして、鈴木明子選手も。
フリー、好演でしたね、マリア。
あんなにも伸び伸びと楽しそうに演じ切れて、幸せそうだった。
ご本人もそう語っていたけれど。
良かった、自分の力、すべて出し切れて。
躍動感が、凄かった。

最後にちょっとだけ黒いつぶやき。
誰とは申しませんが、あの虎柄の酷い衣装は何とかなりませんか?
登場した瞬間、開いた口が塞がりませんでした。
今までのきんきら金のクレオパトラ衣装もたいがい酷いセンスでしたが。
メイクも相変わらずどこかのお店のチーママみたいだし。
彼女のジャンプ力や滑りの力強さ、最近の安定感は文句なしだけれど、ただ、演技に関して芸術性というものはまるで感じられないのです。
今日はスピンの軸もぶれていたし、全体的に大雑把で粗い滑りだった。
小さい頃から見ているけれど、どうしても彼女の滑りもセンスも好きになれないのです。
ま、これは偏に好みの問題かもしれませんが。
お願いだから、五輪の時にあの虎柄の衣装で登場しないでね。
世界から、じゃぽねーぜの趣味というものを疑われてしまいます。
by bongsenxanh | 2009-12-27 22:01 | スポーツ | Comments(5)
Commented by みちよ at 2009-12-27 23:54 x
わたしも同感です。
虎年にちなんでなのでしょうか。それとも豹なのでしょうか。
どちらにしても品が感じられないですよね。
…わたしも黒いか(笑)
Commented by bongsenxanh at 2009-12-28 01:27
♪みちよさん

みちよさん!黒みちよさんっ!!
大好きよー、うふふ。
そうなの、本当にね、品がないのですよね。
あれは虎ですね、虎年にちなんで、でしょうね。
それにしても酷過ぎました。
彼女ね、お金はあるお家のお嬢さんなのですが、いつも品とか知性がないのです、残念なことに。
前の五輪の時の衣装もお粗末だったし。
なんだかねー、そういうことを考え合わせると、今回は中野ゆかりちゃんを行かせてあげたかったなー、なんてことも考えたり。
ただゆかりちゃんは華がないのが一番の難点かしら...可哀想だけれど。

というわけで、今回の五輪は真央ちゃんと明子さんを主眼で観戦ということで。
Commented by ともきち at 2009-12-28 16:21 x
らむちゃん?と思った>虎縞。

・・・

いや、我が家では
失礼ながら
「キャバクラ」と私が言ってます。
キャバクラ行った事ないのですが、毎回そう思うよ。

・・・・
いやあでも良かったね、とても真央ちゃんも、鈴木明子も、中野さんも。
真央ちゃんはほんとあの難曲によく食らいついた、と思った、わたしも。
Commented by bongsenxanh at 2009-12-29 11:06
♪ともきちさん

思いました、思いました!!>らむちゃん
あの胸元に意味不明の水色のライン(と言うか、パットみたいな)が入っているところなんて、まさに!という感じで。
あれはコスプレだったんでしょうねー。
一部ファンに向けてのクリスマス・サービスみたいなもので。

あー、言い得て妙です>キャバクラ
私も行ったことないですが、でもギャル系のお水の雰囲気ですよね。
もう少し年齢とともに洗練されてきても良さそうなものなのに、そちらの路線で突っ走っちゃってますね^^;

昨日、職場で彼女について話していたら、お隣の男性の方(体育会系)は「衣装はまぁ、目をつむるとしても、俺はあの喋り方が嫌だ。どうしていつもあんなに馬鹿っぽい喋り方をするんだ!」と言っておられました。
あー、男の人から見てもそうなんだなぁと妙に納得しました。
Commented by bongsenxanh at 2009-12-29 11:07
長かったので、つづきです。

それにしても、本当に真央ちゃんも明子さんも、良かったですね。
中野さんはちょっと残念で、それこそ誰かさんの代わりに行かせてあげたいですが。
真央ちゃん、よく潰れずに頑張りましたよね。
あそこから立ち直ってあの完璧な状態まで持って来るって、相当な精神力がなければ出来ないと思うのですが。
そういう「負けん気の強さ」みたいなところも、真央ちゃんの好きなところです。
あと、そういう負けん気の強さが前面に出ていても、彼女は不思議といやらしくなくて、品があるんですよね。
インタビュアーへの受け答えも賢いですし。
育ちのいい子なんだなーと思います。

明子さんは、滑っているのではなくて、「踊っている」ところがいいですねー。
あれだけ踊れるスケーターってなかなかいませんもの。
踊ることを彼女自身が楽しんでいるところも、見ていて楽しいです^^


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