2017年 08月 03日 ( 1 )
『ノートルダムの鐘』in 京都
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さて、まずはキャスト表。

カジモド=飯田 達郎  エスメラルダ=岡村 美南  フロロー=芝 清道

といったメインどころの顔ぶれ。
京都の開幕キャストですね。
私、東京で飯田カジモドに逃げられているので、京都でようやく飯田カジモドお目見えです。
田中彰孝カジモドとは役へのアプローチが全然違っていて、新鮮でした。
役者が違うのだから、当然と言えば当然のことなのですが。

≪イントロダクション≫
昨年日本で上演されるまでに、この作品は紆余曲折がありまして。
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴー原作のこの作品、世間によく知られているのは、1996年のディズニー・アニメーション版。
地上波でTV放送される時に劇団四季が吹替えを担当したので、私もその時のキャストの歌声の印象が強いです。
参考までにカジモドは石丸幹二さん、エスメラルダは保坂知寿さん、フロローは声が日下武史さん、歌が村俊英さんでした。
この中で先頃亡くなられた日下さんを除いて、現在四季に在籍しているのは村さんだけですね。
幹ちゃんも知寿さんも四季の外でご活躍なのは皆さんご存知の通り。
今でも耳に残るのは、幹ちゃんカジモドが歌う『僕の願い(Out There)』の歌声。
ちなみに舞台版の方では『陽ざしの中へ』に曲名変更されています。
一方、この舞台版の方は1999年にドイツはベルリンで初演されました。
ディズニー・プロダクションなので、もちろん製作陣は米国チームなのですが、まずは欧州でトライアウトという意図だったのでしょうか、その辺りのことは詳しくないので割愛。
ちなみにこのドイツ版の方の翻訳を担当したのは『エリザベート』『モーツァルト!』を手掛けたミヒャエル・クンツェ。
ドイツで好評を博して3年ロング・ランをした後、脚本をジェームズ・ラパインからピーター・パーネルに変更し、満を持して2014年10月下旬~12月初旬に米国、カリフォルニアはサン・ディエゴで公演、更に2015年3月にNYに近いニュー・ジャージーのペーパーミル・プレイハウスで公演されました。
もちろん、NYのBW入りを目指してのものだったのですが。
3月4日オープン、4月5日クローズ、ペーパーミルでの公演は1ヶ月で終わりました。
その後、ディズニーはBW入りはしない、とアナウンスを出しました。
ちょうどこのペーパーミルでの公演の時に私はNYに滞在していたので、NJまで足を伸ばして観に行こうかと目論んでいたのですが、2015年3月はグリゴーロの『Manon』目当てにNYに飛んだのと、その他にもKelliちゃんと渡辺謙の『The King and I』『Into The Woods』、クリスティン・チェノウェスの『20世紀号』と、観たいもの目白押しでとてもNYを離れてNJへ行っている余裕がなく、断念したのでした。
今思えば、根性でペーパーミルまで行っておけば良かったかも…でも本当に枠がなかったのよね。
と、そんな経緯もあって、私にとってはちょっと因縁めいている作品なのです。
ディズニー・アニメ版と舞台版との大きな違いは、何と言っても最後の結末でしょう。
アニメ版は、そこはディズニー、お子様でも楽しめるようにとハッピー・エンディングに変えてあります。
が、ユゴーの原作では、もともとこの作品は悲劇。
それも相当暗く、悲しく、救いのない「あぁ、無情!」(レ・ミゼラブル)と叫びたくなる様な悲劇です。
舞台版は原作に忠実に、この悲劇的なエンディングを採用しています。
この結末をどうするか――について、ドイツ公演の際にもミヒャエル・クンツェとプロデューサーとの間で意見の相違があったらしいのですが、クンツェが「ヨーロッパ人は悲劇的な結末を受け入れるし、それによってよりロマンティックだと感じるはずだ」と主張して、悲劇の採用となった様です。
で、先に言ってしまうと、私の印象でも、ヨーロッパ人や日本人は、原作通りの悲劇的な結末を受け入れる感性や土壌を持っているだろう…という感じ。
一方で、果たして米国人は…?というところが、BW入りする/しないを分けた要因かな、と。

イントロ長くなりましたが、以下、ざくざくっとした感想です。

→Read more!(ネタバレ、バリバリです)
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by bongsenxanh | 2017-08-03 02:48 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)




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