カテゴリ:美術( 160 )
本がまとうもの
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とても綺麗なものをいただいたのです。
手作りの、マリメッコのウニッコ柄の布で作られた、ブックカバー。
これを作られている方のところで「余り布で新書版のブックカバーを作った」と写真がupされていたのを見て、「私もほしい~!」と臆面もなく叫んだら、快く「いいよー」と作って下さったのです。
あなうれし。
思わず古語で叫んでしまうほど、嬉しい。

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広げるとね、こんな風に内側にも黒地のウニッコ柄が。
カバーの裏側もきちんとリバーシブルで布があてられているのです。
なんて細かくて丁寧な手仕事なのでしょう。
素敵、素敵。

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手元に来た時に、一緒に添えられていたのはマリメッコのパーリナ(洋梨)のメッセージ・カード。
このパーリナの柄が私は大好きで、廃盤になってしまったこれのラテ・マグをずっと探し続けていて、でもそれは誰にも話したことがなかったのに、どうして私がこの柄を好きだということがわかってしまったのでしょう?
ブックカバーを作ってくれた方はもしかして人の心が読める魔女…?とまで、思ってしまいました(笑)
こんな素敵な贈り物、なかなか並みの人間に作れるものではありません。
やはり素敵な魔女の手仕事なのでしょう。
大切に、大切に使います。
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by bongsenxanh | 2017-06-12 00:29 | 美術 | Comments(2)
フィンランド・デザイン展
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連休最終日、お天気が良ければもう一度山へ行きたいと思っていたのですが、鈴鹿は今日もやはり雲に覆われており。
加えて中部地方も午前中は黄砂に覆われるという予報&実際の煙り具合。
というわけで、予定変更して愛知県美術館へフィンランド・デザイン展を観に。

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工業製品がずらっと展示されているかの様な、美術品の展覧会と言うよりは、展示即売会とかショールームに近い感じの展示だったのですが、撮影OKだったのは、このマリメッコのファブリックのスペースのみ。
皆さん、ここでカシャカシャ撮っていました。
海外の美術館に慣れてしまったせいか、はたまたつい先日メトロポリタンへ行って来たばかりだからか、写真撮影不可ということに違和感を覚えてしまいました。
加えて、展示してあるの、いつも見慣れているカイ・フランクのカルティオとかだし。
しかもヴィンテージとかレアものとかではなく、我が家でも普通に使っている普及品だし。

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マリメッコのファブリックの中で一番いいな、と思ったのはこの中央のお花のもの。
グッズで、これのマスキング・テープを売っていて、買おうかどうしようか随分迷ったのだけれど、結局買わずに帰って来てしまいました><
長くマリメッコでデザイナーをしていたマイヤ・イソラの色彩感覚はヴィヴィッドだけれど、どぎつくなくて、極東アジアの日本のそれとは明らかに違って新鮮。
日本で自然なり草花なりを描くと、こうはなりませんよね。

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展示室を出たところにエーロ・アールニオのボール・チェアが置かれていて、「どうぞ、ご自由におかけ下さい」状態だったので♪わ~~~い!!!とばかりに座りました!
頭まですっぽり収まる感覚がなんとも心地良い。
ちょっとコクピット感覚ですね。

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アールニオのチェア以外にも、イヌ?キリン?のチェア(ロディみたいなやつね)やアルヴァ・アアルトのスツール60なんかもあって、「ご自由に遊んでください」な感じだったのですが、どうもキッズ・スペースっぽくて、私は大人なので、遠慮しました。

カイ・フランクもオイバ・トイッカもハッリ・コスキネンもアルヴァ・アアルトも大好きなのに、今日までフィンランドがスウェーデンやロシアに侵略され翻弄されてきた歴史を持つ国だということを知らずにいました。
(いえ、薄々は感じていたけれど、詳しく知ろうとはして来なかった)
けれど、デザインや美術は、当然その国の歴史や民族や国民性や、そしてその国が持つ自然とは密接に結びついているものだと。
そういった土壌なしには美術は生まれて来ないものなのだと。
改めて、強く感じたデザイン展でした。

でも、ちらっと前述した様に展示されているテーブル・ウェア類やオイバのバードはヴィンテージやレア物がほとんどなく。
もう少し、展覧会でなければ観られないような門外不出的なものが観たかった…という気も。
日本でイッタラの総代理店となっているスキャンデックスさんにはもっと頑張って欲しかったです。
ちょっと手抜き感がなきにしもあらず。
あ、でも、カイ・フランクのセクションに、ちょっとレアな昔のテキスタイルの生地が3つほど展示してあって、それには惹かれました。
名前をメモして来れば良かったのだけれど、タイトルを忘れてしまった…おみなえしみたいな花をデザインしたマスタード・イエローみたいな色の生地が、とても素敵でした。
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by bongsenxanh | 2017-05-07 22:23 | 美術 | Comments(0)
バッタバタの週末
金曜日の夜に『LA LA LAND』を観まして~、の。
土曜日は東京に飛んで、浜松町で『ノートルダムの鐘』を観て、有楽町へ移動して『トニー賞コンサート』でKelli O'Haraの歌声を堪能し(いや、Kelliちゃんだけじゃなくて、Matthewもヨシオも濱めぐもいたけど、Kelliちゃんが圧巻だったので)、友人と久し振りのヴィエトナム料理を食べ、本日日曜日は六本木の国立新美術館でミュシャ展、という。
糸の切れた凧の様な飛び回り方をしました。

えーと、ノートルダムもトニー賞コンも書きたいことは山ほどあるのですが、一旦置いておいて。
ミュシャ展。
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こちらですね。
最近、きちんと展覧会情報を入れていなかったので、東京へ行くまでミュシャ展をやっていることにすら気づいていませんでした。
だから、先日のNHKの特集も見逃していた…くーーーーー!!!痛恨のミス。
で、予定の空いていた日曜日に、これは必ず観ねば、と。
おそらく日本の、否、世界の大半の人々から見たミュシャは"アールヌーボーの装飾画家"としての彼だと思います。
が、彼が晩年の16年間を費やした油彩画の大作群『スラヴ叙事詩』―製作当初は、世間から全く顧みられず、評価されることもなく、日の目を見なかった―が、実は彼の本質とも言えるものではないか、と。
その『スラヴ叙事詩』がどどん!と一挙に来日して公開されるのが、今回の展覧会の目玉。
で、実は私、この作品群を中学生の時に直に観ているのです。
そもそも、それが私がミュシャと強烈に出会ったきっかけでした。
で、もっと大きな声で言えないけれど、私、実はミュシャのリトグラフを数点所有しているのです。
20代でそれらを購入した時は家族や友人から「狂ったか?」と言われたものでしたが(^^;)
それくらいに、私にとっては特別で、思い入れもある画家、ミュシャ。
そして、『スラヴ叙事詩』
今回、この『スラヴ叙事詩』が全20点来日&公開されるのはかつてないことで。
1点1点がとても巨大でスペースを取ることもあり、それだけの数を全てチェコ国外に持ち出すということも例を見ないことであり。
それだけ、今回の展覧会は貴重な機会だということです。
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その中の、こちらは最後の20作目、『スラヴ民族の賛歌』
巨大な連作の最後を飾るに相応しく、画面から音楽が流れ出して来る様な、壮大で調和に満ちた構成に仕上がっています。
チェコスロヴァキアの独立宣言によって成った自由、平和、友愛の最終的な勝利が表現されているとのこと。
ミュシャが『スラヴ叙事詩』より以前に描いた『ハーモニー(調和)』と、相通ずるものがありますね。
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こちらね。
こちらでは「理性」と「愛」との間で調和をもたらすのは「英知」だというミュシャの思想が表されているそう。
これ、堺市が持っているのですよね、いいなぁ。
(余談ですが、堺市は膨大な数のミュシャ・コレクションを所蔵しています)
『スラヴ民族の賛歌』が展示されているスペースだけは、今回撮影が許可されていて(フラッシュや三脚の使用は禁止)、皆さんこぞって写真を撮っていました。
日本の美術館としては新しい試みですね。
海外の美術館では、割と写真撮影はフリーな所が多いですが。
ミュシャ財団側の意向などもあったのでしょうか。

そんな中でもう一つ、私が気に入った作品(部分)を。
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こちらも『スラヴ叙事詩』の18作目、『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』の左下隅部分、ミュシャの娘ヤロスラヴァをモデルに描かれた少女がハープを弾いている姿です。

あともう1点。
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『スラヴ叙事詩』の15作目、『イヴァンチツェの兄弟団学校』の中で、目の見えない老人に聖書を音読している少年。
モデルはミュシャ自身の若かりし頃だそう。
きりりとした眼差しと、知性的にこちらをひたと見つめる視線が、描いているミュシャの意思を感じさせますね。

ちょうどその、私が見逃した特集番組が放送されたばかり(?)なのと、連休中ということも重なって、ものすごい人手で、正直げんなりしました。
が、観られて良かったです。
現在、国立新美術館では同時に草間彌生さんの展覧会も開かれていて、ミュシャ展よりもそちらの方がよりすごい大行列になっていました。
皆さん、お好きなのね、彌生さん。
作品も、人としても、その生き方も、非常に興味深いと思うのですが、ミュシャ展だけでもかなり疲れるし、ちょっと好みではないので、そちらの方はパスさせてもらいました。
チケットを買うだけでもすごい待ち時間だったようなので、行かれる予定の方は事前に購入して行かれることをお勧めします。
私はいつも、コンビニ発券でプレイガイドで買うか、金券ショップで買うかのどちらかです。
少しでも待ち時間は減らしてスムーズに、そしてじっくりたっぷり観覧したいですものね。

ミュシャ展、6月5日まで開催しています。
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by bongsenxanh | 2017-03-19 22:56 | 美術 | Comments(0)
パンチ穴ドット!
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えへへ、久し振りのPaul Smithネタ。
いえ、相変わらずPaul Smithモノはちょびちょび買っていたのですが、こちらへはupしていなくて。
そこへ来て、このシャツです!
こちらのシャツ、確か今年の春シーズンもので。
製品発表になって、店頭で見かけた瞬間に一目惚れしたのですが、いかんせん正規のお値段24,000円+税。
いくら一目惚れしても、その場ですぐさまお買い上げ!するにはちょっと勇気の要るお値段で。
でも、このぱっと見、無秩序に散らばったドットの様に見えるツブツブ、実は穴あけパンチで紙をくり抜いたものがいっぱいいっぱい降り積もったみたいなテキスタイルになっていて。
紙好き、文房具好きの私には、とっても魅力的に見えたのです。
今回、カスタマーセールで50%offで、たった1着置かれていたのを、速攻で掴み取って来ました。

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Paul Smithのシャツのお約束?袖ぐりの折り返しは反転した黒ベースのパンチ穴ツブツブのテキスタイル。
こういうね、細部が凝っているところがね。
と言うか遊び心がね。
流石はPaul Smith。
私が手に入れたものは白ベースですが、この反転した黒ベースのシャツもあるのです。
発売された時、白と黒との2色展開だったのですね。
あと、同柄の半袖Tシャツもありました。

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全体像はこんな感じ。
今からの季節にこれ1着だけで着るのはもう寒くて、ちょっと季節外れなのですが。
冬を越して春が来るのを待ちます。
それか、よっぽど暖房がんがんにかかっている部屋の中で着るか、ね。
このシャツに、真っ赤なふんわりバルーンスカートとか、ワインレッドのひらひらAラインスカートを合わせたりすると、ちょっと尖っていてでもかわいいテイストになると思うのです。
ブラックジーンズなんかだと、普通に納まっちゃう気がする。
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by bongsenxanh | 2016-11-23 22:24 | 美術 | Comments(0)
CARAVAGGIO
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さて、カラヴァッジョ展。
(観てからもう1週間も経っちゃったよ)

ぽちぽちと、自分用に覚え書き。

→Read more!
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by bongsenxanh | 2016-06-19 21:55 | 美術 | Comments(0)
無頼派の天才
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昨日は(日付が変わったのでもう一昨日)、世界遺産に登録される見通しとなったこちら、国立西洋美術館へ行ってまいりました。
上野にはちょこちょこ行っていたのに、国立西洋は久し振り。
梅雨の合間の、陽射しの強い日でした。

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観て来たのはもちろん、こちら。
カラヴァッジョ。
イタリアが生んだ、また一人の天才。

この人、同時代の他の画家を、否、時代の異なる他の画家をも、まったく寄せつけない卓越した巧さなのですが。
この人の描いたものを観ていて、天才って色んな種類があるんだなぁ…と、しみじみ思いました。
この人より少し前の時代の同じイタリアには、かのレオナルド・ダ・ヴィンチがいて、もちろん、ミケランジェロもラファエロもいるのですが。
レオナルドが超絶技巧で、あらゆることに才能を発揮した、神の領域に近い天才だとしたら、この人は明らかに骨の髄までどっぷり人間界に浸かっている人間臭~い天才なのです。
色々やらかしていることがいっぱいあるのですね。

また詳しくは、明日。
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by bongsenxanh | 2016-06-13 02:06 | 美術 | Comments(0)
桜の咲く頃
じっくり書いている時間がないので、取り急ぎの記録だけ。

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滑り込みでこちらを観てまいりました。
両国は江戸東京博物館。
初めて行く博物館でした。
ただただ、レオナルドの『糸巻の聖母』のために。

レオナルドは、圧倒的に、他の誰をも寄せつけないほどの、巧さ。
天才。
レオナルドの弟子たち、あるいはレオナルドの信奉者たちが、彼の作品を模倣して描いた作品(とも呼べないようなもの)が沢山展示されていたけれど。
それらのどれもが、レオナルドの天才振りを引き立てるための落書きの様に見えた。

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美術館をはしごして、上野でこちらも。
4月3日で会期終了なので、こちらこそまさしく滑り込み。
ボッティチェリ。
正直なところ、私はボッティチェリ、それほど好きな画家ではないのだけれど。
今回のこの展覧会は素晴らしかった。
2年前の秋に同じ東京都美術館で企画されたウフィツィ美術館展より、遥かに充実した出展内容で、眼福だった。
ポスターに使われていたボッティチェリのこの『書物の聖母』と、『バラ園の聖母』が、白眉だった。
『書物の聖母』は、とりわけ聖母のラピスラズリの衣と、金で描かれた円光と肩へと垂れる刺繍の線が、この上もなく繊細で息を詰めてしまうほど美しい。
聖母マリアのたおやかな表情も得も言われない。
『プリマヴェーラ』『ヴィーナスの誕生』みたいな装飾性が強く、野心的な絵画よりもずっと好きだ。

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両国でも上野でも、桜がほぼ満開に近い状態で咲き誇っていた。
ルネサンス期のフィレンツェに咲いた花、ボッティチェリの聖母と、レオナルドの聖母と。
一時に観られる東京は、なんて恵まれた街なんだろう。
何だかんだ言っても、日本にはそれだけの資金があるということ。
裏を返せば、イタリアは今、それだけ外貨獲得に必死だということでもあり。
上野には、もう一人別の天才、カラヴァッジョもお目見えしていた。
そちらはまた別の機会に行こう。
流石に一日に3館はしごは出来なかった。
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by bongsenxanh | 2016-04-02 01:02 | 美術 | Comments(0)
Siberian jay
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我が家にまたもう一羽、鳥さんが飛んで来ました。
Siberian jay(アカオカケス)。
2011年に発表されたOiva Toikkaの作品で、昨年末に廃盤となってしまいました。

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3、4年前にその存在を知ってから、私はずっとずっとこの鳥さんが欲しくて、去年の秋には銀座のiittalaショップで、買う気満々でその時店舗に在庫があった分をすべて見せて頂いてかなり長い時間ためつすがめつしたのですが。
その時の在庫の中には、気に入る子が一羽もいなくて、「また今度」と帰って来たことがあり。
それくらいに、Oivaのバードは個体差が激しいのです。
このSiberian jayに関して言えば特に個体差が激しい鳥で、体の大きさも、くちばしの大きさも長さも色も、小首をかしげる角度も、お腹のオレンジ色の幅も出方も、かなり違います。
一点一点手吹きで作るグラスアートなので、それもやむを得ないことですが。

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そんな中、今回、私にしてはかなりの賭けに出て、webショップでこの鳥さんを購入したのですが。
自分好みではない子が来たらどうしよう…?と、どきどきしながら到着を待って、梱包を解いたら、中から出て来たのは大きさもくちばしの色も首の傾げ方も、最高に私好みの子でした。
オレンジ色だけは、もっと上の方までお腹全体に多めにかかっていて欲しかったのですが。
でも、それも許容範囲です。

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グレイと言うよりはブルーに近い色合いの体の色と、綺麗な瑠璃色のラスターのくちばし。
凛として斜め上方を見上げて、何か目指すものを見据えているかのようなその佇まいが素敵で。
ただただ自分の目指すものに向かって飛び立っていきそうなその潔い気配が大好きで。
この子がいるベッドルームを、用もないのに何度も何度も覗いてしまうのです。
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by bongsenxanh | 2016-02-07 00:51 | 美術 | Comments(0)
blue, red, violet, amethyst…
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あまり美しくない写真で申し訳ありませんが、現在の我が家のキッチンカウンター。
どこがキッチンじゃい、っていうくらい、ごちゃごちゃと物が乗っておりますが。
Oiva Toikkaの青い鳥さんとたまごちゃんたちと、そしてiittalaとMarimekkoコラボレーションのkiviがきらきらとしているこのキッチンカウンターは、師走でばたばたしている日常を、ちょっとだけふわっと和らげてくれます。
あぁ、12月の日々が過ぎゆく…
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by bongsenxanh | 2015-12-21 01:25 | 美術 | Comments(0)
春画展あれこれ
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春画展の続き。
開催されている永生文庫は、こんな雰囲気の洋館です。
春画展の垂れ幕が下がっているのも見えます。
こちらの「春画」という題字は細川護煕氏の筆によるもの。
達筆でございますね。

さて、質、量ともに素晴らしかった春画展ですが、中でも私が惹きつけられたのは、やはり北斎。
並み居る浮世絵師、春画師(という呼び名が正しいかは)の絵の中にあって、北斎の豪快な筆の強さ、そして構図の取り方の大胆さ、題材の取り方の奇抜さは群を抜いています。
それが北斎だ、と教えられなくてもその絵の方に人を引き寄せて、観る者の目を捉えて離さない吸引力の強さが、北斎にはあります。
今回の春画展で話題をさらっている『蛸と海女』の春画は本当に凄い。
これ、蛸や海女の台詞も吹き出しこそないものの漫画の様に書かれていて、思わず「ぷっ」と笑っちゃいそうな可笑しみがあると同時に、単純に絵画として美しい、と思いました。
実際に観る前までは「悪趣味…」と思っていたのですが、直にその前に立って観たら、快楽の表情を浮かべている海女の姿がとても美しいな、と。

あと、初めて観る浮世絵師でしたが(不勉強)、月岡雪鼎(せってい)の春画は非常に美しかった。
この方、美人画で知られた当代の人気浮世絵師だったそうで、それもうなづける様な女性の描き振り。
上気した女性の頬の桃色や、やわらかくすべすべした女性の肌の筆遣いがとても素晴らしく、あぁ、この人に描いてもらった女性は幸せだっただろう、と思える様な。
この方の春画は飛ぶ様に売れて、当時結構な高値がついたのだそうです。
図録を買おうかどうしようかさんざん悩んで(4千円もしたのです)、結局買わずに絵葉書だけ数点買って来たのだけれど、その中に月岡雪鼎のものが1つも売られていなかったのは残念でした。

春画って、紛うことなく美術品であり、であるのと同時に、あぁ、人間って幾百幾千年の時を経ても根本的にやることは何も変わらないだなぁ、というある意味の諦念や可笑しさ、滑稽さ、もっと言えばペーソスやアイロニーを感じさせるものでもあって、この展覧会は肩ひじ張らずに単純に「面白いなぁ」と思って観に行くものかな、と思います。
結構笑っちゃうようなところもあってね。

古くは宮家や大名家のお姫様が嫁ぐ際に嫁入り道具として持たされることも多かった春画。
それは庶民の手には届かない非常に貴重で高価なものであり。
また、太平洋戦争の頃には、出征する兵士が親から持たされることもあったという春画。
"性"そのものを正面から描いたそれは、"死"とは対極にあるものであって、我が子に戦地から無事に帰って来てほしいと願う親にしてみれば、まさに"生"に直結するお守りであったのだろうと慮られます。

貴重な機会を頂けた展覧会でした。
開催までこぎつけた企画委員会に拍手。
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by bongsenxanh | 2015-12-15 07:30 | 美術 | Comments(0)




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