「ほっ」と。キャンペーン
カテゴリ:観劇レビュ 国内etc.( 116 )
『ミス・サイゴン』―ユカイな…?
a0054163_22224547.jpg
先週文化の日に、こちらを観て来ました。

この作品を観るのは、何だかものすごく久し振りだなぁ…と思ってよく考えてみたら、私は日本初演の1992-1993年以来、一度も日本ではこの作品を観ていなかったのでした。
(BWでは、初演からのロングラン中に観ている。もう20年近く前だ)
そりゃ、久し振りの筈です。
だから当然、日本再演は一度も観ていないわけで、ヨシオのクリスも、坂元くんのクリスも、育三郎のクリスも、観ていません。
いえ、どんなキャストが来ようともね、食指が動かなかったのです。
この作品の音楽はとても好きなのですが。
ただ、この作品の根底を貫く女性蔑視、アジア人蔑視と"白人から見た"ベトナムの姿というものがどうしても呑むことが出来ないものであって。
ヴィエトナムに住んでヴィエトナム語習っていた身からすれば尚更。

それはさておき。
今回なぜ再びこの作品を観てみようなんて気になったかと言えば、はい、ダイアモンド☆ユカイがどんな風にあのエンジニアという役を演じるのか、それを観てみたいという好奇心に抗えなかったからです。
というわけで、この日のメイン・キャスト。

エンジニア=ダイアモンド☆ユカイ キム=笹本 玲奈 クリス=上野 哲也
ジョン=パク・ソンファン エレン=三森 千愛 トゥイ=藤岡 正明 ジジ=中野 加奈子

といったところ。

→Read more!
[PR]
by bongsenxanh | 2016-11-06 22:21 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(2)
エリザベート…
a0054163_1595786.jpg
何て言うのか、放心していて、なかなか書けずにいるのですが…とりあえず、私が観た最後の回のキャストボードをup。
もう、マリオフランツだけのために行ったと言っても過言でないくらいの勢いで、行きました。
でも、初めて観る城田トートも楽しみではあったのです。
城田トートは…うん、ヨシオとは全然違う存在のトートで、本当に死神で。
また、書きます。

あぁぁ、ここのとこマリオフランツのことばかり考えていて、廃人になりそうです。
思わず来年のクリエ・ミュージカル・コレクションⅢのチケットもポチッちゃったし。
勢い余ってファンクラブにまで入りそうな…あと一歩のところで踏みとどまっておりますが。

とにかく、書きます。
[PR]
by bongsenxanh | 2016-10-24 01:37 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
『エリザベート』…again
a0054163_0282266.jpg
初日の記録も書けていないのに、余韻も冷めきらないままに、また観て来ました。
いえ、手元にあるチケットがね、そういうスケジュールだったの。
ヨシオ、名古屋公演は今週中(週末の土日まで)しか出演しないから。
今週中が勝負というわけで。
それに破壊力シシィの回は避けなきゃいけないから、必然的に観る回は限定されるわけで。

あ、キャストボードが激しく手振れっているのは、ガラケーで急いで撮ったせいです。ごめんなさい。
そもそも平日の18:15開演なんていう無理過ぎる時間に間に合わせるために、仕事もやり切らない内に慌てて職場を出たせいで、職場のデスクの上にディヴァイスを置き忘れて来たという体たらくで。
でも、そのおかげか、開演にちゃんと間に合ったんです。

で!
あのー、あのー、あのー…。
私、今日の朝からずっと、「あぁ、今日はマリオフランツに会える…マリオフランツのあの声が聴ける…」と、何だかそわそわして、ふわふわ宙に浮いている様な気分だったのですが。
どうしちゃったの、わたし?
楽しみだったのはヨシオのはずなのに。
いえ、もちろん、ヨシオが楽しみなのですが。
でも、気づけばマリオフランツのことを考えてふわぁ~んとした笑顔になっているという…。
幕が開いても、なんだかずっとオペラグラスでフランツの姿ばかり追っていて。
オペラグラス追いかけ率は明らかにヨシオよりも高かった様な気が。
あの渾身の力でシシィlove!な一途なマリオフランツが気になって気になって。
そしてなんだか可哀想で切なくて放っとけない感じで。
私、そんなにマリオフランツ好きだったのかなー。
去年の夏はそこまでとも思わなかったのになー。
「うん、安定していて、無難」くらいにしか思っていなかったのに。

更に更に。
今日のカーテンコールでは、またもやヨシオがマリオの背中に手を当てて、二人だけの間でヨシオが何か囁いていたのですが、それを聞いたマリオがものすごく破顔して満面の笑い顔になっていて。
それがもう、気になって気になって。
ヨシオ!一体、何を言ったの?!
マリオをあんなにも笑顔にさせたのは、何?!!
仲良いんだなー、二人。
それにマリオ、最後にキャストが客席に手を振る時に、マリオだけが"皇帝"然として、ぎりぎりまで手を振らず、幕が下りる直前にだけサッと右手を掲げて、左右に揺らさずに民たちに謁見するみたいなロイヤル挨拶だったのが、私には妙~~にツボで。
惚れたのか、私、マリオフランツに?
でも、歴代フランツを観て来て、あんなに愛してくれるフランツになら嫁いでもいいか(何様?)、と思ったのはマリオが初めてです。
やばい。
そういうことなのか?そうなのか?

ヨシオが今週で終わりだから、公演期間後半のチケット、全然持っていないのですが。
マリオフランツを観るために、チケット取りに行っちゃったらどうしよう。
あ、でも、破壊力シシィは絶対に避けよう。
で、ルキーニはやっぱり成河さんじゃなきゃやだ。
(今日はすごく物足りなかった)
なんて言っていたら、公演回があまり選べないじゃないか。

記録はまた後日上げます。
あ、でも今週末は日本にいない。
[PR]
by bongsenxanh | 2016-10-13 00:53 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
『エリザベート』 ―名古屋公演初日notes
a0054163_053365.jpg
今やプラチナチケットと言っても過言ではないこちら、名古屋公演初日を観てまいりました。
そんな良いもの譲ってくれた友人、深く深くありがとう。
持つべきものは友。

で。
満足し過ぎていて、心の芯まで、体の隅々まで満ち足りすぎていて、言葉が出ない感じです。
本当に本当に良かった。
皆さん、最高に良かった。
特にヨシオと万里生さんが、ものすごく絶好調で。
二人とも、この間梅田で観た時とは比べものにならないくらい…あれはやはり、破壊力シシィに足を引っ張られて本来の魅力が発揮されなかったとしか思えない。
特にヨシオ、この間は「今年はトートとして、感情を抑えて喜怒哀楽が表情に出ないように演技しているのかな?」と思ったのだけれど、今日はそんなことは全くなく、もう嬉々としてシシィに接していて(怒りを顕わにする時もまたしかり)、かなりシシィ・ラヴで伸び伸び演じていたので、「あぁ…この間のあれは演技プランなのではなく、単に相手があのシシィだったから…というだけのことなのね」と、納得したのでした。
やっぱり相手役って大切ですよね。
ヨシオは本当に花總シシィ・ラヴな感じなのですが、対する万里生フランツも、もう花總シシィに対する愛情たっぷりで、何か見ていてこちらが切なくなるくらいの皇帝陛下なのでした。
万里生さん、良い演技するようになったなぁ。
そして成河さん。
あぁもう、もう一度成河ルキーニ観られて良かったわ。
本当に良かったわ。
成河さん、15時半前後まで中日劇場にいたはずなのに、18時半から赤坂の番組に出てるって…すごいな。

初日挨拶がそんなに長くはなくあったのだけれど、代表して挨拶する花總さんが可愛らし過ぎた。
話す声のトーンもそうだし、話し方や、その佇まいから、全てが可憐でした。
で、その花總さんが「残念ながらこの名古屋公演では、途中からルドルフの古川くんが抜けてしまい、涼風さんもいなくなり、そしてトート閣下も…」と言ったところで、何か万里生さんがストレッチをする様に両肩を動かして、右腕、左腕、と拳を作って前方に突き出して「俺は最後までいるぜ」アピールをしたら、すかさずヨシオが「何か、マリオが狙ってるみたいなんだけど、俺のこの役を…」って突っ込みを入れていて、万里生さんが慌てて「違う、違う!」ってジェスチャーしていたのが微笑ましかった。
ヨシオと万里生さん、仲良しなんだなー。
ヨシオが「マリオ」って呼び捨てにするのを聞いてあれ?と思ったのだけれど。
万里生さん、あんな髭つけてるし、老け役演っているから、てっきりヨシオよりも年上の様な気がしていたのだけれど、よく考えてみればヨシオより年下なのではありませんか。
そうか、そうよね。
東京藝大でもヨシオの方が先輩に当たるのだものね。
というわけで、これから万里生さんも「マリオ」で。

ひとまず、覚え書き。
前は気になった花總シシィの歌唱も、今日はそんなに引っ掛かるところもなかったし、芝居は抜群だったし。
キャスト全体が総合力で、今日が今まで観た中で一番良かった。
皇太后様だけが、たつきさまじゃなかったのが残念だったけれど。
明日、もう少し詳しく。

あ、そうそう。
10月20日(木)のNHKのSONGSはヨシオですよ!単独で!
もう収録は済んでいるだろうから…何を歌ったのかしら。
[PR]
by bongsenxanh | 2016-10-09 01:47 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
『エリザベート』―新キャスト新演出2年目、梅田にて
a0054163_0275193.jpg
というわけで、気を取り直しまして。
このパネルの中央右寄りに写っている二人がメイン、左端に写っているルキーニとフランツが今回のキャスト。
画角が苦しかったのですが、ぎりぎり万里生さんまで入って良かった。

トート=井上 芳雄  ルキーニ=成河  フランツ=田代 万里生
ゾフィー=香寿 たつき  ルドルフ=古川 雄大  子ルドルフ=大河原 爽介
エリザベート=蘭乃 はな

なぜシシィが一番最後なのかは、ご推察下さい。
もうね、タイトルロールの人以外は、全員希望通りのキャストなのですよ。

→Read more!
[PR]
by bongsenxanh | 2016-09-19 23:57 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(2)
大阪へ、『エリザベート』を観に…
a0054163_23402223.jpg
こういうものを観るために、大阪へ行って来たのですが。
先週から今週までずっと、連日夜9時過ぎまで職場にいて、家へ帰って来ると10時頃で、気がつくとソファで気を失っていて深夜1時か2時になっている…という生活をしておりまして。
その流れから、今日早朝に家を出て、大阪へ日帰りで行って来るというのは、結構きつかったりしまして。
行く道中から帰って来て今まで、何だか気分が悪かったりします…嗚呼。
観劇するには、体調も大切 ; ;

で。
今年の『エリザベート』は去年にも況してチケット争奪戦が激し過ぎて。
東京ではどうやってもチケットが手に入らなかったので、大阪は梅田狙いで行って来ました。
我が地元、愛知は名古屋公演も、今年の公演の大千秋楽ということもあって、ものすごく熾烈なのです、争奪戦。
大阪は狙い目でした(いつも言われることだけれど、梅田の観客動員は薄いらしい)
が。
色んな人から「成河さんのルキーニはすごくいいから必ず観て!」と言われている成河ルキーニが出る回が、組み合わせが良くなく、ことごとく蘭乃シシィだったり、または城田トートだったりして。
どうしても私が観たいキャストが揃う回がない。
仕方がないので、この際、歌唱力に難があり過ぎて、破壊力があり過ぎると評判の蘭乃シシィに目をつぶることにして、今日のチケットを取りました。
シシィ以外は、すべて希望通りのキャストなのです。
ヨシオがトートなのは言うに及ばず、フランツは万里生さんだし(大阪も名古屋も例のシュガーさんは出ない、lucky!!)、ゾフィーはたつきさんだし。
ただ、シシィだけ、あの人なのです。
仕方がない、これも成河ルキーニを観るため…と割り切って観たつもりなのですが。

それにしても酷過ぎた。

何あれ、何あれ、何あれ???!!!!!
これも人から「あの人、去年よりはマシになっているよ」と聞いていたのですが、今日観たあれがマシだと言うのなら、去年の酷さはいかばかりかと思うと恐ろしくて仕方がない。
巨額の金を積めば●塚はトップの座が買える場所だというのは本当だったのですね(ファンの方、すみません)。
あの変な声、そしてキーやピッチがずれる変な歌唱、耐えられなかった…。
我慢できる限界を遥かに越えていました。
私は相対音感だからまだ何とか持ち堪えたけれど、絶対音感がある人が聴いたら、気持ち悪くなっちゃうレベルだと思うわ…。
地方の合唱団にだって、もっと上手い人いっぱいいるよ。
芝居もそんな大して良いわけでもないし。
あんなの、舞台に立たせておいていいの?
あの人、どうして舞台で生きていられるの?
タイトルロールが舞台に出てこなければいいのに…って思ったのって、数々舞台を観て来た中でも、初めてだったと思います。
あんなものに手数料も含めると1万4千を越えるチケット代を払っただなんて。
私、そんなに熱烈なヨシオファンではないけれど、ラストで彼女がヨシオにキスするのさえ「やめれ。アナタにはその資格がない」って思ってしまったわ。
今夜、悪い夢を見そうです。

というわけで、ちょっと破壊力シシィは置いておいて、その他の皆さんについて、明日書こうと思います。
成河ルキーニは良かったのですよ!圧倒的に!!
[PR]
by bongsenxanh | 2016-09-18 00:07 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
『オペラ座の怪人』―千秋楽前日Aug.20 Matinee
まずは、こちらの画像をup。
名古屋の劇場closingに寄せて、俳優さんたちが書かれた色紙がロビーラウンジに飾られていたのです。

a0054163_0563066.jpga0054163_0564416.jpgなぜこの二人なのか、なんてそんな野暮なことはお聞きになりませんわね。
(北澤さんのも撮ったつもりでいたのに、どうもついうっかり忘れたらしい)
実はこのお二人以外に大好きな野中さんのものも撮っては来たのですが、ファントムには出演されていないので、ここでは割愛。
あぁ、本当に最後にもう一度涼太ラウルが観たかったなぁ…(未練がましく、まだ言っている)
私きっと、涼太ラウルを追いかけて来年3月横浜まで行くんだろうなぁ…。
色紙に書かれている「うれしかった!!」っていうのが涼太くんらしくて、人柄が出てる…。
どなたか、『王子とこじき』愛知県内公演のチケットをお譲りくださいませんか; ;
と言うか、『王子とこじき』のマイルスは涼太くんにとって久々についた新しい役だけれど、そろそろsurprisingなもう少し大きな他の役をあててあげてもいいのではないですか。
B&Bのビーストとかさ~、北澤さんも演っておられるし、歴代のビースト役者さんのキャラと年齢から考えたら涼太くんが演っても何らおかしくないと思うのだけれど。
もちろん、ものすごいお稽古が必要になりますが。
ずっとラウル縛りじゃ、ね。

というわけで、名古屋公演千秋楽前日のレビュ。
もうご存知の方はご存知の通り、
ファントム=芝 清道  クリスティーヌ=久保 佳那子  ラウル=北澤 裕輔
というキャスト。

→Read more!
[PR]
by bongsenxanh | 2016-09-01 00:18 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(2)
『オペラ座の怪人』―名古屋公演ざっくり総括
えー…と、ようやく書ける…と思ったのですが、よく考えたら明日は出張へ行かねばならないのでした。
というわけで、とりあえず途中まで。

a0054163_0225175.jpg
こちらが千秋楽前日のマチネ、8月20日土曜日のキャストで…

a0054163_0234280.jpg
こちらは4月23日土曜日昼のキャスト

a0054163_0242749.jpg
で、こちらは6月4日土曜日昼のキャスト

4月と6月に観た時の分は、「行って来た」とさえ、ここにupしていませんでしたが、えぇ、一応コンスタントに観に行ってはいたのです。
と言うか、自分のお膝元(殿か!)で公演中は、月1か多ければ月2で観られるくらいには、チケットを確保してあったのですが、昨年10月に初めて観た芝ファントムに、あまりに苦手意識があったために、手持ちのチケットをじゃんじゃん人にお譲りして、結局は2ヶ月に1回ペースでしか観ませんでした。
多くの四季ファンの方々が観たいと望む高井ファントムに至っては、芝ファントム以上に苦手で苦手で仕方がないので(すみませぬ)、「あ、高井ファントム登板だ!」と思った瞬間にチケットを流しておりました。
というわけで、昨年9月の開幕から今年8月までの約1年に渡る公演期間中に、私がこの作品を観たのは計6回。
芝ファントム×3、佐野ファントム×2、高井ファントム×1 という割合でした。
本当はね、大好きな大好きな村ファントムを一目でいいから観たかったのです。
と言うか、一耳でいいから聴きたかったのです。
あの円熟味のある、そして父性と中年男性の色気が綯交ぜになった歌声を。
名古屋公演中、結局一度も登場しませんでした。
クリスティーヌは山本紗衣さん、苫田ちゃん、久保佳那子さんをそれぞれ2回づつという均等割。
ラウルは鈴木涼太くん×4、北澤さん×2。
涼太くん、圧倒的に登板回数多かったですしね。
今回、ラウルはこの二人で1年間回して、途中で実験的に新人が登場するということもなく、ある意味とっても安定していてハズレなしなキャスティングだったと思います。
名古屋、意外に美味しかったのか。
後から考えてみると、昨年12月末に観た 佐野ファントム×涼太ラウル×久保クリスティーヌ の時が一番上質で満足のいく回だった気がします。

つづきはまた。
[PR]
by bongsenxanh | 2016-08-26 00:17 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
『ウェストサイド物語』―劇団四季 全国公演
a0054163_102116.jpg
早くファントムのことを書きたい、書かねば、と思っているのに、たまたまそういうスケジュールになっていたために、今夜はこちらを観て来てしまいました。
『ウエストサイド物語』
劇団四季でこの作品を観るのは2007年の"12年ぶりの再演!”と謳っていた公演から実に9年振り。
(参考までに9年前の感想)

え――…とですね、私、普段は全国公演というものに手を出さないようにしているのです。
と言うのも、たいてい、東京のきちんとした劇場での本公演では、本命の一番手の役者さんを出して、全国公演になると途端に二番手、三番手のちょっとorかなり劣る役者さんを出して公演を回すのが常套手段なので。
自分の観たい良い役者さん、または旬の役者さんでは観られないのが常だからです。
あと、市民会館みたいなホールでやると、音響がひどかったりするのも嫌で。
なのですが。
今年2月~5月の東京公演で、新演出&神永東吾トニー&山本紗衣マリアという組み合わせで、何だか一部の方々はエライこと盛り上がっていたので、それならそのまま夏に行われる全国公演も期待出来るかも…と思って、つい取ってしまったのです、チケット。
けれど。やはりやられました。
やっぱり全国公演は、出さないのね。
そういう話題性のあるキャストは。
というわけで、画像の通りのキャストです。

トニー=田中 彰孝  マリア=岩城 あさみ
ベルナルド=萩原 隆匡  アニタ=岡村 美南  リフ=上川 一哉

だいたいメインでこんなところでしょうか。
この中で今日、お金を払う価値があると思ったの、美南ちゃんのアニタだけでした。
すみません、辛口で。
でも、事実。
2幕になってから、ようやく、「あ、トニー、シンバの田中くんだ」って遅まきながら気が付いたくらいで。
田中くん、シンバの時は割と好印象だったのです。
ただ、トニーという役としては、ちょっと違うな、と。
ルックスもキャラも歌声も。
"Something's Coming"も、キーが微妙に合っていないところがあったし、高音が出ないところがあったし、"Maria"もしかり。
今ちょうど『オペラ座の怪人』が終わって、涼太ラウルが恋しくなっている時でもあるので、「あぁ、かえすがえすも、涼太くんのトニー観てみたかった…」などと、もはや叶わぬ無駄な願望を抱いてしまったりもして。
更にもっと叶わぬ望みを言えば、私、生で山口祐一郎さん(若かりし日の)が歌う "Maria""Tonight"も聴いたことがあるのですよ(長く生きてるってことですね・笑)、それだけに、「あぁ、あれだけ歌える人の豊かで艶やかな歌声のトニーが観たかったわ…」なんて、とんでもなく高望みをしてしまったりもしたのでした。
マリアの岩城さん、初めて観る方だったけれど、歌は歌えているけれど(東京藝大出身で日本クラシック音楽コンクールの声楽部門最高位を取ったことがあるそうな。だから、高音は確かにきれいに伸びていた)、開口の台詞がカックカクの棒読みで、感情なんか丸っきり乗せられていなくて、聞くに堪えなかった。
あんな気持ちのこもらない台詞と芝居を見せられたら、どんなに歌がお上手だろうと、観ているこちらの気持ちが醒めちゃう。
全国公演って、研究生の発表会か何かなのかな…?と、真面目に考えてしまいました。
もっとお稽古して、チケット代を取ってもいいレベルにしてから出演させてください、四季さん。

何か、新演出も別に目新しいことなかったです。
そもそも、新演出と言っても、2006年の散々だった来日公演や、2009年のBroadwayのrevivalなどを観ての既視感が強かった気がする。
演出的には、来日公演の時の演出とほぼ同じだったかな、revivalよりも。
リフとベルナルドが死んだ後、トニーがマリアの部屋へ来て、「僕らが一緒にいられる世界がどこかに…」みたいな台詞を言った後に、ソプラノ・ソロで"Somewhere"が流れて、キャスト皆が白い衣装で出てきてダンスをするシーンなんかは特に。
(そう言えばこの"Somewhere"も志村幸美さんが歌うものを聴いたことがあるのでした。幸美さん、稀有の歌声でしたね)

本当に、美南ちゃんのアニタだけ、出色でした。
男前の格好良いアニタだった。
女女していないところが、美南ちゃんの良いところでもありますね。
美南ちゃん、エルファバから観ているけれど、その後『夢から醒めた夢』のピコを演り、『キャッツ』のジェリーロラム=グリドルボーンを演り、『クレイジー・フォー・ユー』のポリーを演りで、保坂知寿さんの後を継ぐようなルートを歩んで来ていますね(所属時期は全然被っていない)。
声色とかキャラクターは、決して同路線というわけではないのだけれど。
『ノートルダムの鐘』のエスメラルダも、本当に実現したら、楽しみ。

Tue Evening Aug.23 2016 日本特殊陶業フォレストホール
[PR]
by bongsenxanh | 2016-08-24 01:48 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(4)
『オペラ座の怪人』―千秋楽前日(未だ書きかけ)
a0054163_117097.jpg


えー、と、『JERSEY BOYS』赤楽のレビュも、ソウル観劇の記録も書けないままですが、こちらを観て来たのです。
(こちらには記録すら残さないままだったけれど、実はちょっと前に高井ファントムも観ていた)
詳しくは明日書きますが。

名古屋千秋楽の前日にもなって、今日初めて、芝ファントムを良いと思えました。
昨年9月の名古屋公演開幕と共にファントム・デビューした芝さん、私の中では何だか中途半端で曖昧なファントムという印象しか残らないままだったのですが、今日になってようやく。
ともあれ、明日書きます。
(と言うか、ここのところ、ファントムやら芝さんやら北澤さんやら久保さんやらでの検索が多いのは楽間近のせいなのね)

ラストの、♪マスカレード…仮面に隠れて… のところが、『JCS』の自殺する寸前のユダと同じだったのです。
アプローチが。
あぁ、芝さんの神髄を観たな、と。

あと、特別カーテンコールでぎこちなくマスカレードを踊るファントムが、個人的にとってもツボ。
笑いをこらえるのに必死でしたわ。
あのぎくしゃく過ぎる慣れない動き…芝ファントム、ラブリー過ぎるわ。

で、キャストボードの画像だけupして改めて思ったのだけれど、私、今回の名古屋公演を通していつの間にか涼太ラウルがものすごく好きになっていたことに気づきました。
今更。
遅過ぎる。
何かこれって、卒業してしまった後に「実は同級生の彼のことが好きだったことに気づいた」とか、もう離れ離れになって二度と会えなくなった後に「会えなくなって初めて気づいたけれど、実はあの人のことがとても大切だった」みたいなシチュエーションに非常に似ている気がする…馬鹿だ。
と言うのも、千秋楽まで1か月を切ってから、何とか楽までに涼太くんのラウルがもう一度観たいなぁ…と無意識の内にぼんやり思っていたのに、キャストチェックをしても毎週毎週、ラウルは北澤さんで、「あぁ…もう楽まで北澤さんで行くのね」と思った時の落胆が自分で思っていたのよりもずっと激しかったのです。
前は涼太くんよりも誑しの北澤ラウルを!と思っていたのに、この心境の変化はいかに?
[PR]
by bongsenxanh | 2016-08-21 01:25 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)




AX