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カテゴリ:ヴィエトナム( 10 )
スーツケースのある部屋
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これは何だね?と思われる方が多いと思います。
これ、私がヴィエトナムはサイゴンに住んでいた時に暮らしていた部屋の写真です。
サイゴンで暮らした間にも、私は二度、部屋の住み替えをしているのだけれど(家賃の問題とか、住み心地とか、大屋さんとの相性とか、いろいろあるのです)、これはその中でも一番長く暮らしていた部屋。
5階建ての建物の、その更に屋上に作られた、ちょっと"別格"の部屋でした。
屋上の部屋なので、私は勝手に「ペントハウスなの」と言っていたっけ。
ヴィエトナムの家屋って通常はコンクリート造りだったりタイル張りの床だったりなのだけれど(亜熱帯なので、それが涼しい)、この部屋は木の板張りになっています。
写っていないけれど、この手前の方にはキングサイズだかクイーンサイズだかの、余裕で二人は寝られるサイズのベッドがどどーんと据えられています。
このお部屋を、毎朝お手伝いちゃんがせっせとお掃除してくれます。
いえ、贅沢みたいですけど、ヴィエトナムではお手伝いちゃんを置いている大屋さんがほとんどなので、店子はお手伝いちゃん代金込みの家賃を払うのです。

この写真に写っている窓からは、サイゴン川がよく見渡せて、サイゴン川をゆっくりと行き来する大型貨物船が見えたりもしました。
雨季にものすごく激しいスコールに見舞われたりした時は、あまりの雨で電波に障害が出てTVが映らなくなったり、周りの音が何も聞こえないくらいの轟音だったりしたけれど、この部屋の中にいれば大丈夫だという安心感がありました。
私はこの部屋が大好きでした。

なぜこんな写真を急に引っ張り出して来たかと言うと、いつもお邪魔している方のブログで、「スーツケース2個分の所有物で暮らすことが理想」というお話をしたから。
この写真に写っているのは1個のスーツケースだけれど、実はこの写真の左端の方にはもう1個水色のスーツケースが隠れていて、私はヴィエトナム遊学時代、まさにスーツケース2個で暮らしていたのです。

今、物で溢れかえった部屋の中で暮らしながら、でも、時折、ふとした瞬間にこの部屋のことを思い出す。
この部屋で暮らしていた生活のことを思い出す。
それはちょっと甘く、懐かしく、そしてちょっとみっともなくて気恥ずかしくて、切ない。
そして思う。
この時は、スーツケース2個分の荷物だけで暮らせていたではないか、と。
実は私は、今でもスーツケース2個だけで生きていけるのではないか、と。
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by bongsenxanh | 2011-05-04 00:29 | ヴィエトナム | Comments(5)
南の海
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忘れた頃にひょっこり出てくるヴィエトナム写真。
こちらはちょっと番外編で、サイゴンから小型機で小1時間ほど飛んだPhu Quocという島。
日本では「フーコック」として紹介されているけれど、ヴィエトナム語読みすると「フー ゥオッ」という感じ。ヴィエトナムの味の基本、ヌック・マムの産地だ。ヴィエトナムでは、フー・コック産のヌック・マムの一番搾りが最高級品だとされている。
わざわざサイゴンから飛行機に乗って行ったところで、何があるわけでもない島だけれど、とにかく海だけはとても綺麗。ヴィエトナムで一番海が美しいのは、ニャ・チャンでもなく、ムイ・ネーでもなく、このフー・コックではないかと思う。
ただただ海を眺めながら、ぱらぱらと本を読んで、後は波の音を聴きつつひたすらぼ―――っとする...というのが、おそらく、最高の贅沢なんだろうなぁと思う。
私が行った頃は洗練されたリゾートホテルなんていうものもなかったけれど、今は少しは変わったのだろうか。あの海の色は今でも変わっていないだろうか。
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by bongsenxanh | 2008-11-17 00:10 | ヴィエトナム | Comments(2)
Ao Dai
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「あぁ、ヴィエトナム恋しいなぁ」シリーズ。これはわたしのアオ・ヤイ(わたしは南部発音なので、アオ・ザイもアオ・ヤイと発音します)。わたしはヴィエトナムの民族衣装のアオ・ヤイが大好きで、住んでいる間とその後何度か再訪した時を合わせて10着強ものアオ・ヤイを仕立てて持っています。日本で着る機会がないだろうって?えぇ、ありません。クローゼットのこやしです。でも、好きなんだもの。その中でもこのアオ・ヤイは特にお気に入りの1着。袖なしのチャイナ・ドレスっぽいデザインで、薄い赤のシースルーになっています。見た目ほど派手ではありません。薄いピンクか薄いオリーブ・グリーンのパンタロンと合わせて着ます。パーティーや結婚式などで一番良く着たアオ・ヤイです。友人とカラオケをする時にわざわざ着て行ったこともあり。クローゼットにかかっているこの薄い布地のアオ・ヤイに指でそっと触れてみると、なんとなくヴィエトナムの気配を感じられるような気がするのです。
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by bongsenxanh | 2008-06-04 00:39 | ヴィエトナム | Comments(2)
お泊り in ヴィエトナム
今日はヴィエトナムでの"外泊"のお話。
先日、友人の田舎(サイゴンから40kmほど離れた郊外)に遊びに行って泊まってきたのですが、ヴィエトナムでは通常外国人を一般家庭に泊める場合、地区公安に前もって届を出す必要があります(社会主義国!) ここ数年で外国人の数が以前とは比較にならないほど増えたので、最近はそんなに厳しくないのですが、それでもこちらに滞在する場合、アパートを借りる場合、ホームステイさせてもらう場合、やはり必ず届は必要です。

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by bongsenxanh | 2007-08-31 00:59 | ヴィエトナム | Comments(0)
ホンサオ文化
今日はヴィエトナム人の習慣(?)について。
この間お客様を案内していて気がついたのですが、「ヴィエトナムで一番よく使う言葉は?」という問いに対して、考え付くのは「こんにちは」でも「ありがとう」でもないなぁ、ということ。
その国によって旅行者がすぐ覚えてしまう言葉に違いがあると思うのですが(中国だったら「ない」を意味する「没有(メイヨウ)」のように)ここヴィエトナムでは「Khong sao(ホンサオ)」ではないかと思うのです(ヴィエトナム語はアルファベットに声調記号がついた表記なので、正しくは上記に声調記号がつきます)。
「ホンサオ」とは英語で言えばNo problem
日本語で言えば「問題ない」「大丈夫」に相当する言葉です。私がまだヴィエトナム語をかじったこともない旅行者だった時に、既にこの言葉だけは覚えてしまっていたので、それだけ使用頻度が高いということでしょう。

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by bongsenxanh | 2007-08-30 14:56 | ヴィエトナム | Comments(0)
おひめさま in ヴィエトナム
最近、ふとした拍子にサイゴンでの生活を思い返すことが多いので(ホームシック?秋めいてきたから?) 今日はちょろっとその頃に書き綴っていた日記から、ヴィエトナムの日常をご紹介します。いよいよネタが尽きてきたか...などとは言わないでください。

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さて、以前からヴィエトナムでは知らない人でも何かと面倒を見てくれたり、あれこれ世話を焼いてくれる、と書いてきましたが、今日は特に男性について。この国の男性は本当に本当にマメに、かいがいしく、世話を焼いてくれます!

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by bongsenxanh | 2007-08-30 14:41 | ヴィエトナム | Comments(2)
Love letters from Vietnam?
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ヴィエトナムから、ほぼ同時に2通のグリーティングカードが届きました。1通はVietnam Airlinesから毎年来るNew Year Greeting。もう1通は在住中にお洋服をオーダーしまくっていた(今、日本で活躍しているシルク・タフタの喪服もここでオーダーした)ブティックのマダムからのChristmas Greeting。でも、変なのです。今までマダムからメールをもらったことなんて一度もなかったし、そもそも私、マダムに日本の住所なんて教えた記憶はないのですが...。今年に限ってなぜ?どういう風の吹き回しで?マダムに何かあったのか?!気になることばかりです。しかもカードには通り一遍の挨拶しか書かれていないし...。あ、マダムはヴィエトナム人なのですが、英語も仏語も堪能なやり手女主人なので"マダム"。年明けのサイゴン里帰りを断念したところだと言うのに、なんだか呼ばれているような気がします。やはり、もうそろそろ行くしかないのでしょうか。
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by bongsenxanh | 2006-12-30 21:41 | ヴィエトナム | Comments(2)
ヴィエトナム洗濯事情
さすがに丸々1年もの間古巣に帰っていないと、里心がついてサイゴンのあの空気が恋しくて懐かしくてたまらなくなってくるらしい。
そういうわけで、久々にヴィエトナムネタのトピックを。

私も含め、サイゴンの外国人が住むアパートやマンションのほとんどは掃除・洗濯のサービス付き。大家さんが雇っている住み込みのお手伝いさんがすべてやってくれる。私が住んでいたアパートも然り。ナマケモノの私にはとっても有難い。
そのお洗濯、きれいに洗ってくれてピシッとアイロンもかけてくれて言うことなし!
なのではあるが......

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by bongsenxanh | 2006-08-16 13:09 | ヴィエトナム | Comments(2)
海を越えて・・・
a0054163_2375729.jpg今日はNYを少し休んでたまにはヴィエトナムのお話を。日本へ帰って来てからもう何年かが経ちましたが、それでも未だに細い糸ながらつながっているヴィエトナム人の友人がいます。Hieu(ヒゥ)もその一人。彼女から、お正月の挨拶以来のメールが来ました。
今年5月に晴れて初めて日本を訪問出来そうなこと。今年中にはもしかしたらつき合っている日本人男性と結婚出来そうなこと。

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by bongsenxanh | 2006-03-20 03:33 | ヴィエトナム | Comments(2)
月の輝く夜に
昨日の夜、サイゴンでは燦燦と輝く真ん丸い大きな月が見えました。夕暮れ時、薄闇に大きく浮かんでいる姿を、バイクに乗りながら見た時から気になっていたのですが、夜になっていっそう輝きを増し、月の光で夜道に自分の影が映るくらいでした。
そんな中、家の前の歩道でイスに座って夕涼みしていたら同じアパートに住む日本企業の駐在員のおじさんに声をかけられました。今までも顔を合わせると挨拶はしていたのですが、きちんと話をするのは初めてでした。おじさんにこっちで何してるの?働いてるの?と聞かれて、勉強しつつ短期契約で仕事もしていたことetcを話したのですが、ご飯とかはどうしてるの?もしかしてその辺の路地で食べてるの?と聞かれて、はい、そうですと答えたら、こう言われました。
「かわいそうに」
???
かわいそう?可哀相?カワイソウ?
私は答えました、でも美味しいし安いし、それに面白いんですよ。おじさんは、ああ、あなたくらいヴィエトナム語が出来れば確かに面白いのかもしれませんね、とおっしゃいました。

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by bongsenxanh | 2005-11-07 21:49 | ヴィエトナム | Comments(2)




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