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『Romeo et Juliette』つづき
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はい、のっけからなんだ?という感じですが、今回の『Romeo et Juliette』のプロダクションのリハーサルの1コマ。
これを私は昨年のクリスマスの頃に目にしたのですが、その時点でNY行きをキャンセルするか、仕事をぶっちぎってでも無理矢理飛んじゃうか、もんのすごいジタバタして苦悩しておりました。
だって、こんなの見ちゃったら、心は飛んじゃうじゃないですか、METへ。
やーーーん、なんてロマンティックなの、ヴィットリオったら~♥♥♥
(既におかしくなっておりますので、温かい目で見守って下さい)

で、昨日も書きましたが、今回のプロダクション、指揮を振るのはジャナンドレア・ノセダで、METのオケはそれはそれはbrilliantな音を響かせていましたが。
そこへ被って来るグリゴーロとダムラウの歌声がまた華やかで、甘く、美しくて。
聴いている耳が幸せでした。
このプロダクションでは、二人による"愛の二重唱"がとても多くて、3幕以外ではすべて、つまり1幕でも2幕でも4幕でも5幕でも、ゴールデンカップルのデュエットが聴けます。
それがまた、二人の息がぴったりで。
二人とも世界トップのテノール&ソプラノなのだけれど、「私が、私が」って前に出ちゃってお互いを相殺することがまるでなく、互いを尊敬して互いの声をよく聴いて声を合わせているデュエットなのがまた、得も言われず美しいのです。
幕間のインタビューでグリゴーロが、ダムラウと息がぴったりだけど、連絡を取り合っているの?テキストしたりする?って訊かれて「全然。稽古に来て会うだけだよ。電話もしないよ、ね?」って言っていたけれど、プロフェッショナルってそういうものだなぁ…と。

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by bongsenxanh | 2017-02-27 00:59 | 観劇レビュ NY '16/'17 | Comments(2)
『Romeo et Juliette』MET Live Viewing
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こちらを観て来たのです。
METの『ロメオとジュリエット』
そもそも今年の1月に、今回のこのプロダクションは生で観られるはずで、でもそれをキャンセルせざるを得ず、涙を飲んでからというもの、ずっとずっと心待ちにしていたLive Viewing。
世間では『LALALAND』の公開初日ということで大騒ぎになっていましたが(私ももちろん観に行く予定だし、楽しみではある)、それをさておいても『ロメオとジュリエット』を最優先で観なければ!
なんてったって、たった1週間で終わってしまうのだから。

で、ナントカの一つ覚えみたいに
素晴らしかった!!!!!
Bravo!Bravo!Bravissimo!

と叫んじゃいたい出来栄えでした!!!

もー、もー、もー、期待を裏切らないわ、バートレット・シェールったら!!!
あ、蛇足ながら書いておくと、今回のプロダクション、演出はバートレット・シェールによる新演出。
バートは紹介し始めたらキリがないけれど、METでも数々のプロダクションで演出を手掛け(『セビリアの理髪師』『ホフマン物語』等)、そもそもは演劇界で演出をしていて、2005-06年に私を狂わせてくれた『The Light in the Piazza』の演出が素晴らしく、Lincoln Centerでは『South Pacific』、新しいところでは『The Bridges of Madison County(マディソン郡の橋)』『Fiddler on the Roof』のrevival、更には一昨年に『King and I』の演出も手掛け、渡辺謙を王様役に抜擢した演出家です。
バートは、奇をてらったことはしない、クラシカルで王道な、それでいて童話の様に幻想的で美しい舞台を作り出す演出家です。

でもって、バートと主演二人に気を取られていて見落としていたのですが、指揮を振るのはなんとジャナンドレア・ノセダ!!
なんて贅沢なんでしょう。
ノセダが振ったMETのオーケストラは、木管も弦楽も輝いて聴こえました。
1幕始まっての木管がくっきりと耳に届いて、綺麗だった~。

で、言わずと知れたロメオ=ヴィットリオ・グリゴーロとジュリエット=ディアナ・ダムラウのカップル。
もうねー、この二人については、言いたいことがたくさんあり過ぎて、とても書き尽くせません。
仕事に押されて、1月にNYへ飛べなかった自分を、心底悔しくて呪いたくなるくらいに、本当にこの二人のロメオ&ジュリエットは素晴らし過ぎる。
でもって、二人とも可愛過ぎる!
ディアナなんて、劇場で遠目に見たら本当に10代のジュリエットに見えるだろうっていうくらいに軽快な動きで愛らしかった。(45歳なのに)
グリゴーロも、少年少年していて、若々しくて。(40歳なのに)
自分でもインタビューで、「どうやってあんな若いロメオになっているの?」と訊かれて、「僕は普段から話し方や考え方が子どもっぽいって言われることがあるんだけど、心の片隅にいるピーターパンを出してあげて(演技して)いる」ってにこやかに応えていて、もー、グリゴーロったら!!!愛おし過ぎる!!!って思いました。
グリゴーロ、オペラ歌手にあるまじき身体能力の高さで、ジュリエットのいるバルコニーにも建物の柱をつたって身軽によじ登ったりしちゃうし。
カーテンコールでは、ダムラウをまさかのお姫様抱っこまでしちゃうし!(羨ましぃ!!グリゴーロになら、私もされたい!!!<おい)
ダムラウも顔を赤らめて照れてたなー、嬉しそうだったけど。

詳しくはまた書くとして(書き切れないんだもん)、MET公式に出ているTrailerなどどうぞ。
この映像観るだけでも、舞台の素晴らしさが伝わるのではないかと。
舞台装置も衣装も素敵なんです。
衣装担当のCatherine Zuberが「皆、フェリーニの映画が好きなんだけど、今回は特に『カサノバ』を参考にした」と言っていて、とっても良い雰囲気です。
「18世紀のとある町。デカダンスとミステリアスの漂う町にしたかった」と。
私は必ずこの1週間以内にもう一度観に行くと思います。
少しでも興味を引かれた方、今回のプロダクションを観逃したら確実に後悔します。
一生ものの損失になると思います。
ストーリーはよく知られたあれで、場面がピックアップして濃縮されていますので(オペラだから)、戯曲のものよりもっとドラマティックになっています。
グリゴーロの歌、ロマンティックで色気があって、とろけちゃいそうです。
ぜひぜひご覧下さい。


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by bongsenxanh | 2017-02-25 23:30 | 観劇レビュ NY '16/'17 | Comments(0)
氷点下の世界から
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この週末、ちょこっとソウルへ行っていました。
雪は降らなかったけれど、寒かった。
目的は言わずもがなの…また書きます。
昨日帰国したのですが、昨日の大荒れの天候(関西・東海地方の春一番、関東地方の春二番)のせいで、まずソウル-成田便がディレイ(離陸前の機内待機1時間半強。飛行時間と合計で約4時間)
そして成田-中部便が先行きの見えないディレイ(結果から言うと機内待機4時間弱!飛行時間と合計で約5時間)
ソウルから中部まで戻って来るのに、約9時間も飛行機の中に閉じ込められていました。
私はどんだけ遠い国へ行って来たのでしょうか。
タービュァランス凄かったし。
着陸時、機体や翼を地面に打ち付けてもおかしくない横揺れ&縦揺れで激しく揉まれました。
写真は、日曜日の夜中12時まで開けている有難いお肉屋さんで頂いたカルピタン。
骨付きのカルビがいっぱい入っていて、茸類やナツメもたっぷり入っていて、とっても体に優しい味のするカルピタンでした。
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by bongsenxanh | 2017-02-21 23:24 | | Comments(0)
音楽の色合いについて思う
かなり以前から、ぽつぽつ考えていたことについて、ようやく書けます。
と言うほど、大したことでもないけれど。

シャンデリア

ちょうど1年くらい前、知人から「back numberっていうバンドがいて、ちょっといいよ。10代の子たちに人気があるみたい」と聞き、「ふ―――ん…」くらいに思ってそんなに気は引かれなかったものの、とりあえず聴いてみた。
つい先頃、ベストアルバムなんかも出して、時の波に乗って売れているかのback numberだ。
それがこの、『シャンデリア』
今にして思うと、このアルバムから入ったのも、良くなかったかもしれない。
一耳聴いた瞬間、
あ、小林武史の音だ
と思った。
もう少し詳細に言えば、
「あ、小林武史に毒されてしまった後のレミの音に似ている」と。

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by bongsenxanh | 2017-02-14 00:49 | 音楽
もう少し、あと少し
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嵐の様な日々は依然続いておりまして(主に仕事)。
もう少し。
あと少し。
がんばれば、そうすれば着地点が見えてくるはず…と、おまじないの様に唱えながら生きております。

そう言えば、昔、学校の国語の教科書に
「あの坂をのぼれば、海が見える。少年は、朝から歩いていた。」
という書き出しで始まる杉みき子さんという方の文章が載っていたっけ。
あれは小学校だったか、中学校だったか。
今みたいな苦行に耐える日々とか(^^;)、何かやらなければいけない課題の様なものがある時に、ふとこの文章を思い出す。

写真は、沖縄は石垣の居酒屋さんで飲んでいたオリオンビールに、海ぶどう。
道で「うちのお店、来ませんか~?」ってお兄さんとおじさんの間の様な人にキャッチされて、ふらっと入った居酒屋さんだったけれど、ここのお店が大当たりだった。
「オリオンビールにシークヮーサーを搾って飲むと美味しいんですよ~」と教えてもらって、素直に言われた通りに飲んでみたら、本当に美味しかった。
その土地の人が言うことは、素直に聞いてみるものです。
しかもこのオリオンビールは、「せっかくうちのお店に来てくれたから、最初の一杯はご馳走しましょうねぇ」と沖縄言葉で言われて、ご馳走していただいたのだ。
むふふ。
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by bongsenxanh | 2017-02-07 00:49 |   -沖縄Dec'16 | Comments(0)




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