西へ東へ―京都から八ヶ岳まで
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すみません、全く滞ってしまっていますが、まず先週木曜日に京都へ行き、またもや『ノートルダムの鐘』、そして土曜日には車を飛ばして八ヶ岳高原まで行き、田代万里生さんの『モーツァルト×2』コンサートでした。
そもそもその前の火曜日には東京へ飛んで『ビリー・エリオット』観てますし、その直前の日・月には白馬岳に登っている…という、我ながら節操がないのもいいとこの飛び回りっぷりをしております。
言い訳をしますと、お盆時期に全然休暇を取らなかったので、遅めの夏休みを今頃になってようやく取ったということなのですけど。
今年の夏はどこへも海外へは飛ばず、国内でおとなしくしていたので…ね。
こういうのもありか、と。
台風の影響で急に秋めいてきた京都は最高の青空、八ヶ岳はさらっとした空気が肌に心地良く、朝晩は10度を切って寒いくらいでした。
ということで、『ノートルダムの鐘』のことも八ヶ岳高原音楽堂のことも、またぼちぼち。
八ヶ岳まで行ったのに、山に登らなかったことが痛恨の極みですが、平地は晴れていても山のお天気は今一つだったので仕方がなく。
八ツの中腹より上はすっぽり雲を被ってしまっていて、かなりダメそうでした。
あ、初めて行った八ヶ岳高原音楽堂はこんな建物で、とても素敵なコンサートホールでした。
キャパたった250人の小規模ホールで万里生さんの歌を至近距離で聴けるなんて、稀有。
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# by bongsenxanh | 2017-09-04 01:07 | 観劇周辺 | Comments(2)
日本版『ビリー・エリオット』―所感走り書き
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すみません、今日全く観劇レビュを書いている時間がなかったのですが、明日も朝から丸一日出かけなければいけないので、ひとまずざざっと走り書き。

まず、ごめんなさい。
私、BWで観た『Billy Elliot』が好き過ぎて、ロンドンLive Viewingの『Billy Elliot』も好き過ぎて、日本でやる『ビリー・エリオット』をどこかなめているところがありました。
日本では、日本人キャストでは、やはり限界があるだろう、と。
でも、そんなことは全然なかった。
素晴らしかったです、日本のビリーちゃん。
ロンドンやBWに全く遜色ない、とは流石に言えない(すみません、そこは正直者で)
でも、日本の『ビリー・エリオット』もここまでやれるクオリティに来たのか、と。
ということで、キャストごとに感じたことを。


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# by bongsenxanh | 2017-08-31 01:13 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
北アルプス1泊2日>>>東京『ビリー・エリオット』強行軍
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タイトルにも書いた通り、ちょっと無茶なことをしまして。
一昨日、昨日の日&月曜日に1泊2日山小屋泊まり(その前に前夜、登山口で車中泊)で北アルプスの白馬岳に登って来まして。
夏季で雪がないと、山頂がちょっと黒ずんで見えますね。
この夏初めての晴天だったので(北アルプスの山々、本当に晴天がなかったのです)、ここを逃したらもう行けない!と思い。
で、一度家まで車を運転して戻って来て、今日『ビリー・エリオット』を観に行くというのは前々からチケットを予約して決まっていたことなので、もちろんこちらも飛行機に乗って行き。
へろへろのくたくたです。
が、どちらも行って良かったです。
日本版のビリーちゃん、ちょっと不安もあったのですが、そして日本人キャストによって日本語歌詞で演じられることの違和感ももちろんあったのですが、それを補って余りある子役ビリーちゃんの素晴らしさでした!
また、そちらについては明日詳しく。
ちなみにビリーちゃんはとても整った顔立ちで華のある前田晴翔くんでした。
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白馬に登った目的は、白馬登頂と言うよりも、こちらの小蓮華の坂道を歩くことが第一で。
この白く長く美しい坂、NHKでドラマ化した『坂の上の雲』のエンドロールのタイトルバックを撮影した場所なのです。
サラ・ブライトマンのスキャットによるテーマ・ソングが流れるあの映像、綺麗でしたよね。
こんな風にガスがかかってくると尚更雰囲気があって美しいです。
ということで、また明日。

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# by bongsenxanh | 2017-08-29 23:57 |   -山 | Comments(0)
『アンデルセン』―いろいろ、思うところあり…
しばらくこちらをお留守にしてしまいましたが。
ふらりとどこかへ行っていたわけでもなく、やや夏バテ気味な感じで日々をぐったりして過ごしておりました。
夏季休暇も未だ取っておりません。
今年の夏はどこへも行く気にならなくて…5月末のサイゴンで激しく食中りしたからでしょうか、どうにも外へ出るのが億劫になってしまって…。
どうも無気力で何かする気にもなれず。むむ。
そんな中、こちらを観て来ました。
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これを観たのには理由がありまして。
この作品、前々からずっと思っていたのですが、絶対に私の好みではないだろうな、と。
作品紹介やらストーリーやら読むにつけてもその気配は漂っていて。
あ、実在するアンデルセンの作品は好きなんです。
いわさきちひろさんの挿絵の『絵のない絵本』なんて、子どもの時からバイブルでしたもの。
が、このミュージカル作品は明らかに私には合わないだろうと。
そもそも、私はこの作品を四季オリジナルの子ども向けミュージカル(ファミリーミュージカル)だと思い込んでいたくらいで。
米国人ソングライター、フランク・レッサーの作詞・作曲によるミュージカル映画が元だったんですね。
ちなみに日本語歌詞がかの岩谷時子氏によるものだということも今日、知りました(つまり、それくらい興味がなかった)。


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# by bongsenxanh | 2017-08-24 01:51 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(4)
『ノートルダムの鐘』再び。今回は2階席後方から。
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またか、前回からタームが短か過ぎないか、と言われそうですが、昨日また観に行って来ました。
キャストもメインどころは前回と全く同じ。
全然キャストを狙ってチケット取っていないのに(そもそもチケットを予約した時点では、いつ誰が出るかなんて予測不可能)、しかも京都では各回毎にカジモドを2人で交代で演じているのに、ぴたりと狙い澄ました様に飯田達郎カジモドを引き当てている私、きっと舞台の神様が背後についていてくれるのでしょう(笑)
というわけで、

カジモド=飯田 達郎  エスメラルダ=岡村 美南  フロロー=芝 清道

といったキャストですね。

東京でも、約2週間前に京都で観た時にも、1階席の舞台にじり寄り席に座ったのですが、今回は2階席後方のC席、センターです。
「同じ作品を出来れば3回観てほしい、1回は1階席前方で、1回は1階席後方で、1回は2階席で。そうすると、同じ作品でも違った角度・違った視点で観られるよ」と教えて下さったのはかつて四季の『キャッツ』でオールドデュトロノミーを演じていた北川潤さんで、その頃私はまだ子どもだったので「そんなに何回も観られないよ、お金もないし」と思っていたけれど、でもその言葉はしっかり覚えていて、今きちんとその意味が実感出来ているのは有難いなぁ…と思います。


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# by bongsenxanh | 2017-08-10 23:51 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
蓮唐草―Oriental Beauty
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美しいお財布を買ったのです。
深紅のサテンの布袋に包まれて届きました。
そもそも、こちらの兵庫・姫路の白なめし革細工(伝統工芸品)に出会ったのは去年の10月。
一緒に台湾を旅したアジア好き仲間のお姉さんがこちらの緑色のものを持っていて、「いいでしょ~」と見せてくれたのに一目惚れしてしまい、私も…!と。
けれどこちら、革職人さんが1点1点手作りをするので生産数は限られていて、それこそ入荷まで半年~1年待ちだったりするそうです。
今使っているkate spadeの金財布を新調したのは、もう3年半近く前。
そろそろ革もヘタって来て、交換時かなぁ…と思っていたところでこのお財布が入荷しました!とのお知らせがありました。
横浜中華街のネオアジアンをコンセプトとするお店、ROUROUさんのオリジナル。
やはり、ブラックとレッドが一番人気があってすぐになくなってしまうのだそうです。
ただ、あまりに優美な作りなのと、私が色んなお店のポイントカード等をたくさん入れてお財布をぽんぽこりんに膨れ上がらせてしまうのとで、日常使いにはもしかして耐えられないかも?という不安も。
ここぞというお出かけの時だけの登場になるかもしれません。
それにしても、職人さんがひとつひとつ丁寧に作ったものというのは、本当に美しい。
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# by bongsenxanh | 2017-08-07 23:36 | 美術 | Comments(2)
チーズカレーのおせんべい
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最近、食べるものへの嗅覚が鋭くなってきたと言うか。
何かをキャッチするアンテナの精度が上がってきたと言うか。
犬も歩けば棒に当たると言うか。
ともあれ、出先で情報なり物なりを拾って来ることが多くなりました。
こちらはその出先で、ご年配のマダムが「人からの頂きものだけど美味しいのよ~」と出してくれたカレーのおせんべい。
米から作られたおせんべいとは思えないほど、パンチの効いたカレー味で、すぐさま「これ、ビールに合う味ですね!」と言ってしまったほど。
その時には銘柄がわからなかったのですが、後で調べたら三重県桑名市の美鹿山荘という米菓製造会社のものでした(こちら)。

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「カレーのおせんべい」「チーズカレーのおせんべい」「グリーンカレーのおせんべい」と3種類あって、中でも私が気に入ったのは「チーズカレーのおせんべい」
これ、本当に病みつきになる味です。やばいです。ぼりぼり食べちゃいます。
このひとつひとつ個包装になっているもののイラストも可愛いでしょ。
私、もともとはあられとかおかきとかの米菓が少し苦手なのですが、これは例外。
カレーのおせんべいは懐かしい和風カレー味で、グリーンカレーのおせんべいはグリーンカレーらしく、かなりスパイシーで刺激のある辛さです。
お取り寄せするにはちょっと…と思ったのですが、有難いことに本屋さんのリブレットで取扱いがあります。
リブレットは本屋さんながらセレクト・ショップみたいになっていて、こういうちょっとした気の利いた地方の名産品等を置いているのですね。
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# by bongsenxanh | 2017-08-07 23:07 | 食べもの | Comments(0)
『Hacksaw Ridge』
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公開前から観ようと思っていたのに、気づけばもう公開が終わろうとしており。
我が県では上映している映画館はわずか1館、1日1回のみの上映になっており、それももう今週金曜日で終了。
というわけで、慌てて駆け込みで観に行って来ました。
自分の住む地域からかなり遠いその上映館まで。

で、自分でも忘れていたのですが、私は血が飛び、肉弾けるスプラッタ映画は、この上もなく苦手だったのでした。
そしてこの作品は、まさにそのグロテスクの極み。
もう、心臓に悪くて、耐えられなくて。
そういうわけで、申し訳ないのですが、大半の戦闘シーンは目を閉じてやり過ごしました。
その割に、私は戦争映画と呼ばれるものは結構観ておりまして。
この作品のパブリシティでよく引き合いとして名前を出されていた『プライベート・ライアン』も映画館で観ていますし、ヴィエトナム戦争関連では『地獄の黙示録』『7月4日に生まれて』『グッドモーニング、ベトナム』他、湾岸戦争では『戦火の勇気』、イラク戦争では『アメリカン・スナイパー』と(多分、他にも色々観ている)戦闘シーン炸裂の映画を結構観て来ているはずなのですが。
それでも、今回のこの作品の戦闘シーンは駄目でした。
ひたすら目を閉じて身を固くしていることしか出来ませんでした。
そして考えていたことは
「早くこの悪夢が終わってほしい」
「戦争ダメだ、戦争ダメだ、戦争ダメだ」

という、ただこれだけの、シンプルな願いと言うか、祈りに近いものでした。
本当に、それだけでした。
そう思わせたことで、反戦映画として成立しているということになるのかもしれません。

そして、あちこちで言われているのですが、この作品、予告の段階では沖縄戦だということを明らかにしていなかったのですが(沖縄県民の方に配慮して、とのことだそうです)、舞台となっているハクソー・リッジは沖縄の浦添市にある前田高地のこと。
その地を舞台に繰り広げられた激戦が描かれています。
当然ながら、米軍側からの視点で描かれているので、日本兵は敵軍。
で、私がひたすら身を固くして耐えていたあの戦闘や爆撃は、沖縄及び日本に向けて行われたもので。
つまり、あの激しい攻撃は、すべて私たち日本人に、私に向けて、加えられている、と。
そう思ったら尚更、とても普通の感覚では観られませんでした。
そして、これは私に知識がなかったことなのですが、沖縄戦の時点で既に、米軍はナパーム弾をガンガン投入していたのですね。
てっきりあれは、ベトナム戦争から導入された兵器だと思っていたのですが。
それに加えて、あの悪魔の様な火炎放射器の使用。
何かもう、思考停止して、ひたすら何かに祈らずにはいられない様なシーンばかりでした。
つらかった。
メル・ギブソン、クレイジー…。

本題はここからなのですが。
この戦闘の中で"良心的兵役拒否者"として、武器を持たない衛生兵として従軍したデズモンド・ドスが主人公。
アンドリュー・ガーフィールドが演じています。
彼は敬虔なキリスト教徒(セブンスデー・アドベンチスト教会の信徒)であり、自分の信仰と少年期の経験から、決して武器を持たず、人を殺さないことを信条としている。
そもそも私の知識不足で、衛生兵って、武器を持たず、前線から一歩引いたベース・キャンプの様なところで看護活動に当たる役回りだと思っていたのですが、実際は彼らも前線に他の兵士と共に立ち、武器を持って戦うのですね。
(そう言えば『戦火の勇気』のイラリオ(マット・デイモンが演じた)も衛生兵だったっけ)
それゆえ、デズモンドの兵役拒否が問題になり、軍法会議にまで発展してしまった、と。
結果的にデズモンドは許可を得て、従軍して沖縄へ赴くわけだけれど。
そして、その過酷な戦場で、仲間が撤退した後も一人残って、負傷して置き去りにされた兵士たちを一人一人担いで救助するのだけれど。
何も信仰を持たず(哲学として仏教は凄いと思っているけれど)、戦争なんか嫌だ、と思っている私には、そもそも彼の「武器を持たず、戦闘はしないけれど、戦場へ行く」という選択がどうしても解せないものでした。
「衛生兵として負傷兵を救いたい」という思いは貴いと思うけれど、それでもやはり、理解できず。
上官に叱責されようと、同じ隊の兵士たちに嫌がらせや暴行を受けようと、そしてどんな極限状態に置かれようと(敵が銃を持って迫って来て、自分の命が危うくても)、絶対に武器は取らないということが、わからなかった。
それならばなぜ敢えて戦争に加わるのか、と。
更に言えば、自分は銃を取らないけれど、自分の仲間が銃を持って戦うことに対しては異を唱えないわけで、それは容認すると言うのは、矛盾しないことなのか?と。
詰まるところそれは、「汝、殺すなかれ」とある教えに背くことにはならないのか?
自分が殺さなければ、他の人がすぐそばで誰かを殺していても構わないということなのか?と。
その辺りが、私には飲み下せなかった。

戦場で、負傷兵を75人も救い出したという彼の功績は大きいと思うけれど。
(映画だから、もちろん脚色は入っているし、美化されている部分もある)
そして彼のその勇気ある行動と人道主義に感銘を受けたのも確かだけれど。
その貴い行為を描き、そして彼を"戦争の英雄"として描くことで、この映画はやはり、米国の米国による米国のための映画なのだなぁ…と、つくづく感じました。

アンドリュー・ガーフィールドは、最初、あの『ソーシャル・ネットワーク』の彼だとは気付かず。
『アメイジング・スパイダーマン』『沈黙-サイレンス-』も彼なのだけど、そういったものをまるで思い出させず、この作品ではひたすら、ちょっと頼りなさそうにへらっと笑っているひょろっとした衛生兵のデズモンド・ドスで。
いい役者さんだなぁと思わされました。
するりとその役になっていて、カメレオンの様な俳優さんですね。
この作品ではまるで10代後半の少年の様に見えたのですが、実際にはもう33歳なんですね。見えないなぁ。

他に彼の父親役(第1次大戦に従軍し、PTSDに苦しんでいる)でヒューゴ・ウィーヴィングが出演していて、おぉ、ヒューゴ!久し振り!って感じでした。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエルロンド卿ですね。
あと、『マトリックス』のエージェント・スミスね。
このヒューゴが、デズモンドが銃を持たないことの1つの要因ともなっているのです。

デズモンドと同じ隊の同輩スミティを演じていたルーク・ブレイシーも良かったな。
デズモンドが恋するドロシー(後に妻となる)を演じたテリーサ・パーマーも。

ところで、作品の終盤で、日本兵が白旗を上げて、裸にふんどし姿で両手を上げて降参する…と見せかけて、米兵を油断させたところで手榴弾を投げつける、という卑怯極まりないことをやっていましたが、あれは沖縄戦及び太平洋戦争中に本当にあった行為なのでしょうか。
更に、もはやこれまで…と悟った日本軍の長(伍長なのか、軍曹なのか、大尉なのか大佐なのか、その辺は不明)が、壕(ガマ)の中で切腹をし、彼の下士官が介錯を務めて首をバサーッ!ゴロッ。というシーンがありましたが…あれは何?
確かに、太平洋戦争末期に敗北を悟って自害する軍人は大勢いたけれど…。
介錯も、あそこまで刎ねちゃわないと思うけれど…江戸時代までの作法であれば、首の皮1枚残さなければいけないのよね、沖縄戦の切迫した戦場ではそんな余裕もないでしょうけど。
やはり外国の監督的には、日本のハラキリを撮影してみたかったのでしょうか。

観た後にも、感動した、素晴らしかった、なんて安直な感想は浮かばなくて、何かもやもやしたものが残る作品でした。
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# by bongsenxanh | 2017-08-05 01:27 | 映画 | Comments(0)
『ノートルダムの鐘』in 京都
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さて、まずはキャスト表。

カジモド=飯田 達郎  エスメラルダ=岡村 美南  フロロー=芝 清道

といったメインどころの顔ぶれ。
京都の開幕キャストですね。
私、東京で飯田カジモドに逃げられているので、京都でようやく飯田カジモドお目見えです。
田中彰孝カジモドとは役へのアプローチが全然違っていて、新鮮でした。
役者が違うのだから、当然と言えば当然のことなのですが。

≪イントロダクション≫
昨年日本で上演されるまでに、この作品は紆余曲折がありまして。
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴー原作のこの作品、世間によく知られているのは、1996年のディズニー・アニメーション版。
地上波でTV放送される時に劇団四季が吹替えを担当したので、私もその時のキャストの歌声の印象が強いです。
参考までにカジモドは石丸幹二さん、エスメラルダは保坂知寿さん、フロローは声が日下武史さん、歌が村俊英さんでした。
この中で先頃亡くなられた日下さんを除いて、現在四季に在籍しているのは村さんだけですね。
幹ちゃんも知寿さんも四季の外でご活躍なのは皆さんご存知の通り。
今でも耳に残るのは、幹ちゃんカジモドが歌う『僕の願い(Out There)』の歌声。
ちなみに舞台版の方では『陽ざしの中へ』に曲名変更されています。
一方、この舞台版の方は1999年にドイツはベルリンで初演されました。
ディズニー・プロダクションなので、もちろん製作陣は米国チームなのですが、まずは欧州でトライアウトという意図だったのでしょうか、その辺りのことは詳しくないので割愛。
ちなみにこのドイツ版の方の翻訳を担当したのは『エリザベート』『モーツァルト!』を手掛けたミヒャエル・クンツェ。
ドイツで好評を博して3年ロング・ランをした後、脚本をジェームズ・ラパインからピーター・パーネルに変更し、満を持して2014年10月下旬~12月初旬に米国、カリフォルニアはサン・ディエゴで公演、更に2015年3月にNYに近いニュー・ジャージーのペーパーミル・プレイハウスで公演されました。
もちろん、NYのBW入りを目指してのものだったのですが。
3月4日オープン、4月5日クローズ、ペーパーミルでの公演は1ヶ月で終わりました。
その後、ディズニーはBW入りはしない、とアナウンスを出しました。
ちょうどこのペーパーミルでの公演の時に私はNYに滞在していたので、NJまで足を伸ばして観に行こうかと目論んでいたのですが、2015年3月はグリゴーロの『Manon』目当てにNYに飛んだのと、その他にもKelliちゃんと渡辺謙の『The King and I』『Into The Woods』、クリスティン・チェノウェスの『20世紀号』と、観たいもの目白押しでとてもNYを離れてNJへ行っている余裕がなく、断念したのでした。
今思えば、根性でペーパーミルまで行っておけば良かったかも…でも本当に枠がなかったのよね。
と、そんな経緯もあって、私にとってはちょっと因縁めいている作品なのです。
ディズニー・アニメ版と舞台版との大きな違いは、何と言っても最後の結末でしょう。
アニメ版は、そこはディズニー、お子様でも楽しめるようにとハッピー・エンディングに変えてあります。
が、ユゴーの原作では、もともとこの作品は悲劇。
それも相当暗く、悲しく、救いのない「あぁ、無情!」(レ・ミゼラブル)と叫びたくなる様な悲劇です。
舞台版は原作に忠実に、この悲劇的なエンディングを採用しています。
この結末をどうするか――について、ドイツ公演の際にもミヒャエル・クンツェとプロデューサーとの間で意見の相違があったらしいのですが、クンツェが「ヨーロッパ人は悲劇的な結末を受け入れるし、それによってよりロマンティックだと感じるはずだ」と主張して、悲劇の採用となった様です。
で、先に言ってしまうと、私の印象でも、ヨーロッパ人や日本人は、原作通りの悲劇的な結末を受け入れる感性や土壌を持っているだろう…という感じ。
一方で、果たして米国人は…?というところが、BW入りする/しないを分けた要因かな、と。

イントロ長くなりましたが、以下、ざくざくっとした感想です。

→Read more!(ネタバレ、バリバリです)
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# by bongsenxanh | 2017-08-03 02:48 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)
そうだ、京都、行って来た。
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昨日、日帰りでさらっと京都に行って来まして。
ものすごく久し振りの京都だったのですが。
真面目に観光をしたのではなく…劇場へ。
『ノートルダムの鐘』観て来ました。
このブログでちゃんとレビュを書いていなかった様な気がするのですが、3月にも東京でこの作品を観ていまして(トニー賞コンサートの日にダブルヘッダーした。更にその後すぐNYに飛んだので、すっかり隅に置かれていて…)その時に目当てだったカジモド役に逃げられたので、京都で改めて。
よく考えたら、我が県から京都は圧倒的に近いのでした、飛行機も新幹線も使わなくても行ける。
それなのに関西じゃなくて東京に行っちゃうのは、やはり前に住んでいて馴染みがある街だからなのですが。
この夏はちょっと京都へ通おうかと。
というわけで、また明日にでも『ノートルダムの鐘』、書きます。
東京と京都とで観て、この作品がBW入り出来なくて(NJのPapermillでトライアウトで公演して、その後断念した)、でも日本ではこれだけ受けているのも改めて納得出来たし。
もともと、BWでフロップだった作品でも、日本のお客さんは割と好きだったりするけれどね。
『AIDA』なんか、まさにそう。
ワイルドホーン作品も、米国より日本のお客さんの方が圧倒的に支持者が多いものね。
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# by bongsenxanh | 2017-07-29 23:57 | 観劇周辺 | Comments(6)
The Secret Garden in 1991 TONY AWARDS
1991年のトニー賞の時の『The Secret Garden』の映像があったので上げておきます。
あまり映像は良くないですが(この当時はまだDVDが登場していなくてVHSの時代だったのです)、雰囲気は伝わるかと。
この年のトニー、ホストはジュリー・アンドリュースで、プレゼンターにオードリー・ヘプバーンがいて、ものすごくゴージャスな年だったのですよ!
ラスト近くで♪Come to my garden~って歌っているのがLily(レベッカ・ルーカー)で、この役をお花さんが演じる予定なのだと思われます。
マンディ・パティンキンの役が石丸の幹ちゃんね。
(去年のAvery Fisher Hallでのコンサート版ではラミン・カリムルーが歌っていた(はず))


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# by bongsenxanh | 2017-07-29 02:04 | 観劇周辺 | Comments(7)




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