Nicolaes Maes
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実は・・・フェルメールよりもニコラス・マースという画家の描いたものの方が、私には訴えかけてくるものが強い絵が何点かありました。この絵もそう。マースはフェルメールと同時代・同地域の画家です。フェルメールと同じアトリエに入っていたこともあるようで、お互いに影響もあるようです。
『りんごをむく少女』物悲しいような、温かいような空気がじわっと沁み出してくるような・・・。
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# by bongsenxanh | 2006-01-04 01:37 | 美術 | Comments(0)
少女
メトロポリタンは世界の中でも特にフェルメールを多く所蔵している美術館です。その数、5点。『信仰の寓意』『リュートを調弦する女』『水差しを持つ女』『眠る女』『少女(頭部)』。寡作だったフェルメールの作品がこれだけあるということだけでもこの美術館の凄さがうかがえます。
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そう言えば、フェルメールが日本でこんなにも人気が出たのは、私が記憶している限りではごく最近のことのような気がします。5年ほど前?にフェルメール作品が来日して以来、ある意味"フェルメール・ブーム"が起きて・・・。それまではあまり一般的に知られている画家ではなかったはず。画家の人気というものも思えば奇妙なものですね。
それはさておき。この少女の絵の前でかなり長い間、立ち尽くしていました。不思議な瞳、不思議な視線。すぅっと絵の中に引き込まれてしまいそうな。いえ、もしかしたら本当に引き込まれていたのかも。
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# by bongsenxanh | 2006-01-03 02:54 | 美術 | Comments(0)
タイムトラベルは、楽し♪
a0054163_2043312.jpgメトロポリタン・ミュ~ジアム♪(Song by大貫妙子さん)
というわけで、メトロポリタン美術館。
この美術館を観て回るのにはあまりにも短すぎる時間しかないことはわかっていたのですが、それでも今回はフェルメールに会いたかったので行きました。
入館料:大人15ドル(任意ということになっていますが、ほぼ強制)。前に来た時には確か大人8ドルだったのにな・・・高くなりましたね。でも日本でちょっとした規模の美術展を観るのに比べれば破格と言えるかな。
エントランスを入ってすぐのところにあるインフォメーションカウンターで初老のおじさまに「日本語のパンフレットをいただけますか?」(一応英語)とお願いしたら、そのすぐ横に座っていたブロンド&エメラルドアイズの素敵な雰囲気の女性が「ドウゾ、ニホンゴデス」と日本語で答えて、にっこり微笑んで日本語パンフレットを手渡してくれました。いや~ん。私、一応オンナなのですが、素敵なお姉さんになぜか弱いんです(^^;)ちょっと心臓がどっきん!としてしまいました。にゃは。
気を取り直して。今回、特別展示でゴッホ展が開かれていました。もちろん、観ます。
ゴッホは力強い筆遣いが特徴的な、曲線を多用した油彩がよく知られていますが、この特別展示では鉛筆によるデッサンが数多く展示されていました。
画像を載せたこの自画像も、そう。鉛筆デッサンでは、一本一本の細かい線や、油彩では見られない用紙に残された指紋や鉛筆の粉を擦って出来た沁みなどから、まさにそのデッサン用紙に向かっていたゴッホの息遣いやまなざしが生々しく伝わってきます。この自画像を、自分の顔を、そして自分の内面を見つめていたゴッホの目が、そのままこの自画像越しに私を射るように見つめてつきささってくるような・・・。画家の、気迫を感じました。
この特別展示のタイトルフレーズとして使われていたゴッホの言葉。

   Drawing is the root of everything...
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# by bongsenxanh | 2006-01-02 20:40 | 美術 | Comments(0)
なんでしょう?
a0054163_2472694.jpg宿の部屋(6人部屋のドミトリーに泊まっていたのです)でご一緒したIさんとお夕飯を食べに行った帰りに、こんな風な点灯表示をしている歩行者用信号を見ました。普通、オレンジ色の手が出ていたら「止まれ」、白色の人が出ていたら「渡れ」なんですよね。ちょうどこの日の昼間に、小さな男の子を連れたアメリカ人のママが「いい?オレンジの手が出ているときは止まって待つのよ?」と男の子に言い聞かせていたのを思い出しました。
・・・それじゃ、両方出ているときはどうしたらいいの、ママ?

「テキトーに渡れ」
私がそう言うと、Iさんは爆笑していました。でも当たらずとも遠からず、だと思うのですが。
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# by bongsenxanh | 2006-01-02 02:57 |   -NY'05 | Comments(0)
『エンド・ゲーム』 恩田 陸 著、集英社
最初に:基本的にネタバレなしですので安心してお読みください。
     ただし、人の感想がお邪魔になってしまう方は読み終わった後にどうぞ。
年末滑り込み出版だったこの本。30日にぎりぎりで入手しました、ふふふふふ。
お正月にゆっくり読もうと思っていたのに、大晦日に大掃除もせずに読み耽ってしまいました。読み出したらやめられなくなってしまったんです・・・(やめられなくなることがわかっていたのに読み始めた私が罪なのですが)。
『光の帝国』に続く、常野一族シリーズの一冊なので、もしも『光~』を読んでいない方はまずそこから読むことをおすすめします。
昨年夏頃だったか秋頃だったかに出版された、同じく常野一族シリーズの『蒲公英草紙』(たんぽぽそうし)も、もちろん悪くはなかったのですが、あれは『光~』の続編と言うよりは番外編的な話だったので、正直なところ、私は少しがっかりしていたのです。私の読みたいものはこれではなかった・・・と。もちろん、話としては悪くないんですよ。
でも今回はその欲求不満(?)をしっかり解消してくれるものでした。と言うより、もう堪能堪能・・・これぞ恩田陸ワールド、満腹満腹・・・というくらいに満足でした。面白かったです。
この作品も正確に言うと『光~』の本筋、一番根幹の登場人物たちとは外れたところにいる、父を「裏返された」母娘が主役です。『光~』の中の「オセロ・ゲーム」という短編の主人公ですね。ネタバレになるので書きませんが、さすがは恩田さん、一筋縄ではいかないストーリー展開で楽しませてくれます。ぐいぐい読ませてくれます。ふふふふふ。
これでもか!これでもか!と繰り出してくる展開と、いつもの恩田さんパターンで最後に雪崩のようにやってくるオチとそれに伴うぐったりした虚無感(?)が、なんともたまりませんでした。
この物語もまた、新しい物語の幕開けに過ぎない予感。続編がますます楽しみです。
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# by bongsenxanh | 2006-01-01 03:05 | | Comments(0)
地下鉄の入口
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なぜかと訊かれてもよくわかりませんが、NYの地下鉄の入口が好きです。
東京の地下鉄の入口を見ても別にな~んにも感じないのに、NYの地下鉄の入口を見ると胸が躍ります。わくわくします。ちょっと興奮気味に「どこかへ行かねば行かねば!」という気分になります(変?)。
ここは、①ラインの66丁目、Lincoln Center前の地下鉄入口。通りすがりのおじいちゃんに「何撮ってんだ?」という顔をされました。いや、アナタを撮っているのではなく、ワタシは地下鉄の入口を・・・
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# by bongsenxanh | 2005-12-31 04:17 |   -NY'05 | Comments(2)
パン屋さんの店先
a0054163_4105913.jpgショーウィンドー越しに撮ったので少しガラスが反射してしまっていますが、道行く人に美味しそうに見えるように、ドイツパン(名前忘れちゃった)と細長~いバゲットがいくつも並べて飾られています。パン好きの私は(たぶん、炊き立ての白いご飯よりも好きかも)パン屋さんの前を通りかかると、ついつい覗かずにはいられないのです。
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# by bongsenxanh | 2005-12-31 04:11 |   -NY'05 | Comments(0)
『東京奇譚集』 村上 春樹 著、新潮社
なかなか手がつけられないままになっていたのですが、ようやく時間が取れて、読みました。読み始めたらあっという間でした。さらさらさらっと読めてしまいます。
タイトルの通り、「奇譚=不思議な、あやしい、ありそうにない」話が5篇集められた短編集。
『アフターダーク』でかなりがっくりさせられて、正直なところ、「もう村上春樹は・・・」と思いかけていたのですが、この作品は舵を戻したと言うか、村上春樹健在!というのを感じさせてくれました(生意気な言い方ですけれど)。
最初の「偶然の恋人」と一番最後の「品川猿」という話が好きでした。特に最後の猿の話は、いかにも"村上春樹の話"然としていて。読んでいて、嬉しかったです。
お正月にお時間のある方、どうぞ。
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# by bongsenxanh | 2005-12-31 04:00 | | Comments(0)
『ハルカ・エイティ』 姫野 カオルコ 著、文藝春秋
よいです。文句なしによいです。
文体を変えていても、そこはやはり姫野さん。何をどう書いても必ずそこは姫野ワールドになるんですね。読みながら何度も「あぁ、姫野さんの書いたものだ・・・」と感じました。ちらっと皮肉を漂わせたり。ほんの少し、読者を試すようなところもあったり。
簡単に言ってしまえば「とても素敵な女性の半生を描いた本」です。大正生まれのハルカという女性が、戦前・戦中・戦後をどう生きたか、という。
ハルカの女学校時代の仲良し4人組の描き方が、中でもとても良かったです。一人、華族令嬢の日向子さんという女性が出てくるのですが、彼女もまたとても素敵な女性で、私は大好きでした。肩肘張らずに、偉ぶることもなく、かと言って妙な謙遜もせず。ただただゆったりと鷹揚に、でも流されることなく自分を見失わずに生きていて、とても素敵なのです。だからこそ、その彼女が戦時中に「(出征して南方に行った)夫に食べさせたい・・・」と言いながら、ハルカの姑のためにお重にちらし寿司をぎゅうぎゅうと詰めてくれるシーンでは涙ぐんでしまいました。
おすすめです。
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# by bongsenxanh | 2005-12-30 02:59 | | Comments(0)
『The Phantom of the Opera』
a0054163_133529.jpgさて・・・何から書き始めたらよいのやら。
まずは「今出ているファントムは凄いよ!!」と教えてくれたayaさんに感謝。彼女から教えてもらわなければ、今回の観劇予定の中にこの作品は入れなかったはずなのです。
そう、今回のこの作品の見どころはなんと言っても期間限定で戻ってきている伝説のファントム=Howard McGillinです(写真・カメラ構えている私が写り込んじゃいましたが)。私は彼のファントムを観るのは初めて。「少しオーバーでやりすぎに感じるかも?」と言われていたけれど、期待はふつふつと高まります。
私がNYに行ったのはちょうどThanks Giving weekに被っていたので、普段なら使えるはずのディスカウントコードが使えません。というわけで、このファントムもやはりTKTSで並んでチケットを手に入れました。それにしてもこの作品が50ドルで観られるB'wayって素敵・・・。ほとんどの作品が休演日にあたる月曜日にも、なぜかこの作品はちゃんと公演しているところも有難いです。

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# by bongsenxanh | 2005-12-29 03:32 | 観劇レビュ NY '04/'05 | Comments(7)
仕入れた中国茶
今回チャイナタウンで仕入れてきた中国茶です。ポンド単位(1ポンド=453.6グラム)で仕入れてきたのでどっさり。手元に中国茶が豊潤にあるということは安心感と幸福感につながります(笑)寒い季節には自宅でも職場でもがばがば中国茶を飲むので、消費が早いのです。
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日本国内で買うと本当に高いので、中国茶は香港or大陸orNYのチャイナタウンで、量り売りのものの香りを嗅いでテイスティングした上で仕入れるようにしています。買って来たのは金木犀の香りが大好きで味わいも爽やかな桂花烏龍と、薫り高く口当たりもふくいくとしている高山烏龍。どちらも青茶です。あぁ、幸せ。
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# by bongsenxanh | 2005-12-28 04:35 |   -NY'05 | Comments(0)




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