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鐘楼
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ゲントの鐘楼は世界遺産に登録されている。
このゲントの鐘楼が単体で世界遺産なのではなく、ベルギーとフランスの2ヶ国にまたがって、実に23もの鐘楼が"鐘楼群"として世界遺産に登録されているのだそう。
私は今回、まったく無計画に旅していた割に、ゲント以外でもブルージュ、イープル、そしてフランスのLilleでも鐘楼またはラーケンホールを見ることが出来た。
友人が説明してくれたけれど、ベルギーの鐘楼はどれも、その街の商人たちがその富と力を誇って建てたものなのだとか。
各地の教会もやはり、王や皇帝といった支配者ではなく、商人の富と力によって支えられ大きくなってきたものが多かった。
ベルギーという国は、絶対的な君主によって隆盛を極めてきた国ではなく、商人たちの飽くなき努力と勤労によって着実に栄えてきた国なのだ。



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鐘楼の内部。
こんな風にカリヨンの鐘が陳列されている。
Lisaはお子様特権で、入場窓口のおじちゃんが鐘をつくためのスティックを貸してもらえた。
それを羨ましがる、友人と私。
しかし、Lisaは鐘楼内部に入るなりすぐ、「こわい。早く出たい」と言い出した。
子どもには、石を積んで作られた閉塞空間と薄暗さが、どうも怖いらしい。


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しかし、友人も私もこの鐘をついてみたかった。
Lisaからスティックを貸してもらって、がんがんついてみる。
並んでいた順についてみたけれど、8音階ではなかった。


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ラーケンホールの窓から覗く聖バーフ大聖堂。
この教会にはゲントの至宝とも呼ばれる、フランドル絵画の傑作『神秘の仔羊』がある。


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こちらはコーレンマルクト広場にあったクリスマス・ツリー。
今回見た中で、このゴールドのオーナメントだけで飾りつけされたツリーが、一番私好みだったかも。


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聖バーフ大聖堂の前には、ここでもクリスマス・マーケットが出ていた。
この時期のヨーロッパは、どの街に行ってもクリスマス・マーケットに出会える。


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いかにもクリスマス!なお店。


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クリシェが飾られていて。
(こんなにあちこちでクリシェを見かけるのはヨーロッパならでは?
 NYでは街中でこういうのを見かけることはあまりなかった)


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クリスマス・マーケットにはバンドも出ている。
こういう生演奏が身近に聴けるの、いいなぁ。


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聖バーフ大聖堂のすぐ横に建っていた劇場が素敵な雰囲気だった。


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正面の屋根に近い部分には、こんな壁画が描かれている。
こんな素敵な趣の劇場には、なかなかお目にかかれない。


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こちらは本屋さん。
このSTANDAARD BOEKHANDELっていう本屋さん、ベルギー中のあちこちで見かけた。
大手のチェーンの本屋さんなのかな。
米国だったらBarnes & Nobleみたいな感じ?


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ホットワイン屋さん、発見!
あぁ、このほっこり温か~い感じが、いいですなぁ。
湯気があがっている大きな鍋も魅力的。


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私のお目当てはこちら。
ほかほか湯気が立ち上っている大きな鍋からにょきっと大きくて太いシナモンの棒が突き出ているでしょ?
これが、ホットワイン。
単にワインを温めているだけではなく、シナモン初め秘伝(?)のスパイスがいろいろ入っているはずなのだ。

くださいな♪と言ったら、大きめの紙コップになみなみたっぷり注いでくれた。
2.50ユーロ也。
体中がほかほかしてきて、温まった。
by bongsenxanh | 2013-02-20 01:02 |   -Belgie Dec'12 | Comments(0)


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