康生が現役を退いてしまってからというもの、今一つ熱くなれずに、外巻きに柔道を見ていたのだけれど。
それでも、めぐりめぐって、毎年この日はやってきて。 日本武道館での全日本柔道。 今年の放送解説はその康生で(2003年の康生が三連覇した時の映像が流れたのが嬉しかった)。 穴井、有終の美を飾れて良かったですね。 いい花道だったと思う。 何より彼自身が今日この日の一試合一試合を、心から楽しんでいる様子だったのが良かった。 準決勝の開始14秒後の体落としでの一本勝ち、満面の笑みとすんごいドヤ顔してたなぁ。 本当に、子どもみたいな笑顔だった。 個人的には、未だ棟田が現役で頑張っていてくれることが嬉しく。 しかも準々決勝まできちんと残っていた。 優勝候補と言われる対戦相手にしっかり勝って。 32歳にしてこれは凄いことだと思う。 出来れば準決勝、もっといけたら決勝の畳で彼の姿を見たかった。 そして4強まで勝ち残った垣田、凄かった! 81kg級でよくここまで残ったと思う。 準決勝での原沢との試合も、スタミナがまだ残っていれば、あるいはあの最後の内股も凌げたかもしれない。 自分より上背もあり、体重もある原沢を相手によくあそこまで戦ったなぁ。 もちろん、原沢もよく戦っていたと思う。 日本武道館の客席が、例年と比べてかなり空席が目立ち、上の方の階はガラガラのところもあったのは、ここのところの柔道界で連続している不祥事と無関係ではないのだろう、と感じた。 実際、続き過ぎているし、柔道界の体質に起因している部分もあるだろう。 それはしっかり正していかなければならない。 けれど。 柔道というスポーツ、もっと言えば武道そのものの持つ可能性を、私は信じたい。
by bongsenxanh
| 2013-04-30 00:46
| スポーツ
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