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『HOBBIT 2nd』再び
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またもや観て来ました。
だって、好きなんですもの。
気に入っているんですもの。
キーリとタウリエルのシークエンスをもう一度観たかったんですもの。
(ロマンティストなんです...)
いや、それだけではなく、もちろん、マーティン演じるビルボやカンバーバッチくん熱演のスマウグをもう一度観たかったのもあり。

思い返してみれば、『指輪物語』本編の時は、ラストの『王の帰還』を私は映画館で4回観たのでした。
これで終わりだ、と思うとどうにも淋しくて名残惜しかったのもあったのですが。
それくらい、好きだったのです。もちろん、今も。

いやぁ...2回目になると、1回目よりは落ち着いていろいろ冷静に観られるようになるのですが。
やはり今回はキーリが美味しいなぁ...(そこか)。
これって本当にキーリが"姫"で、タウリエルが"王子"(もしくはヒーロー)なのですね。
キーリがピンチに陥って、もうダメ!というところになると、ちゃ~んと王子・タウリエルが救いに現れる。
森の庶民エルフであるタウリエルがアセラス(王の葉)を使って癒せてしまうところは、ちょっと間違ってないかしらん?とは思うものの。
あれは"正統なる王の血筋の手"で使われなければいけないものですよね、確か。
だから本編ではアラゴルンが使っていたのだし。

私が観たのは字幕版で、だから2Dなのですが、映像技術は大きく進歩したのかもしれないけれど、なんだか本編の時よりも"作りもの"っぽい映像になってしまったような気がするのは、私だけでしょうか。
何かね、"生"っぽくないのです。"肉感"がないと言うのか。
オークが出てきたりするシーンがまさにそうで、本編の時はオークであっても、生身の人間が演じている感じがしたのだけれど、今回の方では完璧にCGっぽくなっちゃっていました。
ディズニーが作る3Dアニメみたいな感じ。
率直に言ってしまえば、小さくなってしまったと言うのか、ちゃちくなってしまったと言うのか。
なまじ技術が発達して映像をいじれるようになればなるほど、匂いや質感みたいなものは薄れるのかなぁ...と思いました。

これはどうでもいいと言えばどうでもいいことなのだけど。
『Hobbit 1st』の時から気になって仕方がなかったのが、トーリン。の、日本語名。
劇中で、ドワーフ始め登場人物たちが呼びかけるのを聴いていると、確実に「ソ」に近い音で発音しているのに、字幕表記は「トーリン」。
トーリンの祖父はスロール(Thror)、父はスライン(Thrain)、どちらも「th」で始まる名前で、サ行で日本語名としている。
トーリンはThorin、やはり「th」で始まる(日本人が苦手なθの発音)。
「ソーリン」の方が、元の音に忠実な表記だと思うけれどな...。
瀬田訳の『指輪物語』でもトーリンとしているので、今更もう仕方がないのかもしれない。

そうそう、本編の時から私がとっても参考にさせて頂いているwebページをご紹介。
ミドルアースの風
博識な鷲・グワイヒアさんがトールキンの壮大で奥深い世界を案内してくれます。
by bongsenxanh | 2014-04-01 00:08 | 映画 | Comments(0)


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