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梅雨空
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梅雨真っ只中の日本上空。
暮れゆく雲の上を飛んでいくジェット・エンジン。
最近、国内線でも国際線でも、このエンジン横の席に座ることが多い。

今回、往きは予約した時点から明らかにOB(オーバー・ブッキング)を出しているっぽかった。
Cクラスにアップグレードされないかな…と、内心期待しつつ(過去のヴィエトナム路線ではアップグレード率が高い)、2日くらい前にwebチェックインしようとしてシートの空き状況を見たら、かなり前方の席がガラ空きになっていた。
席配置からして、どう見てもCクラス席のはず。
???と思いつつ、その前方席をポチ!と押さえ、当日搭乗してみたら、やはりその席は紛う方なきCクラスのシェルフラットシートだった。
どうやらOBを出していた上に、Cクラス利用の乗客がほとんどいない予約状況だった様で、Eクラスの乗客にシェルフラットシートを開放したらしかった。
ミール・サービスはもちろん、Eクラスのまま。
でもミール・サービスなんてEクラスでいいのだ(赤社の日本発便のEクラスご飯はそこそこ美味しい)。
久し振りのシェルフラットシートで、ゆったり横になってお昼寝時間が取れたのは嬉しかった。

帰りは帰りで、やはりEクラスが満席に近かったようで(ヴィエトナム人客と米系客が多い)、敢えて3席並びを一人で押さえていた私は、やんわりバルク・ヘッド(CAさんが座るジャンプ・シートの正面or非常口席)へのシート・チェンジを勧められ、足元広々&あれこれ親切にしてもらって快適な復路だった。
バルク・ヘッドは人気があるのと、基本的には事前指定は出来ないので、最近はなかなか当たることがないのです。

機内で観た映画は『Still Alice(アリスのままで)『風に立つライオン』
どちらも決して軽くはない映画だけれど、観られて良かった。
Julianne Moore、良い女優さんだなぁ。
優秀な言語学者が「言葉」を失っていく恐怖・痛みって、どれほどのものだろう。
とても哀しくて胸が苦しくなるような演技だった。
大沢くんは、こういうアジア・アフリカに出て行く日本人の役、多い感じですね。
やっぱり『深夜特急』をやったからかなぁ。
特にアフリカで任に当たる医師、という役はずっと前にやった『アフリカの蹄』の時と全く同じじゃん、と思って、すごく既視感がありましたが。
あと、ちょっと美談として作り過ぎている感じもしましたが。
まぁまぁ。
Leoが主演した『Blood Diamond』を思い出したりした。
by bongsenxanh | 2015-07-03 01:38 |   -ヴィエトナム・サイゴン | Comments(0)


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