N響―ラフマニノフとチャイコ
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昨日、こちらを聴きに行っていたのですが、書いている時間が取れず。
とりあえずの走り書き。

昨日のN響の音は、ものすごく素晴らしかった!
ヴァイオリンの出だしのボウイングの音を聴いた瞬間、心臓がバクバクバクッ!と高鳴るかのような、そんな素晴らしさ。
ただただ、何とかの一つ覚えみたいに
「N響って、こんなにも上手いオケなんだぁ…」
と、それしか思えないくらいに凄かった。

先日MET Live Viewingで『Lulu』を観た時に、急遽、ジェイムズ・レヴァインに代わってタクトを振った指揮者ローター・ケーニクスが、METのオケについて訊かれたインタビューで
「もう、何て言うか、ロールス・ロイスを運転しているみたいだったよ!」
と答えていたけれど。
昨日のN響は、一耳聴いた瞬間に「おぉ!ロールス・ロイスの音だ!!」と思ったくらいの、そんな完成された、熟成された、至福の音がしました。

細かいことはまた書けたら書きますが、ラフマニノフのピアコン2番を聴いていて。
本当はここのところ、3番を聴きたいような気分だったのだけれど、それでもN響のラフマニノフを聴いていて、大袈裟かもしれないけれど、「あぁ、生きていて良かったなぁ…」と思いました。
ラフマニノフの音楽がある、この世界に生まれてきて良かったなぁ、と。
ラフマニノフって、私にとってそういう作曲家です。

気鋭のピアニスト、ルーカス・ゲニューシャス(2015年のチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で2位)は、私にはちょっとロマンティシズムが足りない気がしたけれど。
もっとロマンティックに弾いてくれても良かったかも。
そしてもっと揺らすところ、歌うところは、ぐんぐんいっちゃっても良かったかも。
やり過ぎると阿呆っぽくなっちゃうけれど。
昨日は、オケ裏の席で聴いてしまったので、もしかしたらピアノの聴こえが良くなかったこともあったかもしれない。
あと、オケとのバランスが悪い…と言うか、ばらけて聴こえるところもちらほらあった。
アンコールはショパンのマズルカOp.63-3だった。

トゥガン・ソヒエフの指揮は独特。
彼も指揮棒を持たない指揮で(最近流行りですね)、肘を使ったり、おもちとかうどん生地でもこねるかのような不思議な動きをする。
全然振ってなくて静止して聴いているだけの時もあるし。
それでもN響の音をどんどん凄い高みへと導いていくのが、彼の力なのだろう。

チャイコの『白鳥の湖』(抜粋)、もう何て言うのか、弦のパワーと、ヴァイオリン部隊がクライマックス、必死に弓を揺らしている姿が鬼気迫るものがありました。
で、打楽器の中でカスタネットが素晴らしかったのですが!
カスタネット使いがどなただったか、誰かご存知ありませんか?!
ご存知だったら教えてください~!
私の席位置からは打楽器や金管がほとんど見えず、どなたがどのパートを演奏しているか全然わからなかったのです。

ひとまず、こんなところで。

Sun Jan.24 2016 愛知県芸術劇場コンサートホール
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by bongsenxanh | 2016-01-25 23:54 | 音楽 | Comments(0)


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