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『BURNT/二ツ星の料理人』
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こちらの映画を観てまいりました。
こちらもまた、ミニシアター系の扱いで…田舎暮らしには観に行くのが困難で辛いわ。
えー…と、もちろんブラッドリー目当てです。
それ以外の何物でもありません。
そうでなかったら観なかった映画だった…もごもご。

余談ですが、原題『BURNT』なのですよね。
burnの過去・過去分詞から形容詞化だから「焼けた、焦げた、火傷した」みたいな感じで、ブラッドリー演じる料理人アダムの内面や人生を表しているタイトルなのでしょう。
それが『二ツ星の料理人』になるのですね。
邦題をつけるのって、難しいですね。

最初にも言った通り、ブラッドリー主演でなければ観なかった映画だと思いますが、でも「観て損した」というほどでもありませんでした。
料理の映像がとても美しかったですし。
あと、料理の世界でしのぎを削る料理人たちの競争や葛藤や人間模様も興味深かったですし。

なによりブラッドリーですから!!!
(結局それだけか!>わたし)

も―――、あの、こちらをじっと見つめて来るコバルトブルーの瞳がたまらないですね!!!
どうしましょう、心臓を射抜かれてめろめろですよ。
罪ですよ。

で、これ、パブリシティでは、「三ツ星を狙う野心的な天才料理人の物語」みたいな紹介のされ方でしたが、そうではなくて、心理的に問題を抱えている一人の男が、どうやってそれと向き合って、それを解決していくかというお話ですね。
人間ドラマなんですね。

ブラッドリーと絡んでいくソーシエ(ソース係)→スーシェフのシエナ・ミラーが、また、良いです。
あ、彼女、『American Sniper』の時と同じ組み合わせですね。
シエナ、あんなに細身で、胸なんか全然ないのに(そういうドレスを着るシーンがあった)、それでもすんごい色気があるのですよねー、なぜなんでしょう。

あと、ウマ(ユマ)・サーマンがちょい役で出ていましたけど、ウマ、老けましたね。
ちょっとびっくりしました。
最初、ウマだと思わなくて、ミシェル・ファイファー?とか思っちゃったくらい。

話をブラッドリーに戻して…ブラッドリーは人を引き寄せる時(物理的に)の手がたまらなく色っぽいですね。
映画の中で重要なキスシーンがあるのですが(相手はシエナじゃないのよ)、そういう時に相手の頭を抱き寄せる手がたまらなく素敵なのです~。
(すみません、血迷っていると思って生温く聞いてやって下さい)
『American Sniper』の時も、シエナと初めて会った時に、酔った彼女を介抱してあげるために頭を支えて髪の毛を束ねてあげる手にやられたのでしたっけ。
手が魅力的な人っていいなぁ。

あ、そうそう。
とある料理人が、朝ご飯にオムレツを作ってくれるシーンがあったのですが、それが良かった。
オムレツ、美味しそうで。
「食え。不味いか」って言うのだけど。
何か、じわーっとするシーンだった。
(ネタバレになってないですよね?)

ラスト近くで、アダムが"We do what we do."って言う台詞があるのですが、それもとても良かった。
"what we must do"でもなく、"what we should do"でもなく、"what we do"
「やることをやる」それだけ。
by bongsenxanh | 2016-07-04 00:07 | 映画 | Comments(4)
Commented by tomotomo1202 at 2016-07-05 18:14
見られたのですね~重要重要、人は。話そのものがたとえ滅茶苦茶であっても、私はこの人なら許すみたいな人が数人いますものっ!愛ですそれは愛~~(歌ってるらしい)
ウマとミシェル・ファイファーって似てると思いました、指摘されて改めて。系統っていうかそういうので似てる、美人ちゃんなんだけど、けど。ど。
ウマふけちゃったか・・・
Commented by tomotomo1202 at 2016-07-05 18:15
ちょっと補足。これが滅茶苦茶な話といっているわけではありません・・あくまでたとえ。
原題、注目してなかったので、あ、と思いましたです。
Commented by bongsenxanh at 2016-07-06 00:25
♪ともきちさん

やっぱり重要ですよね~~!loveがあるかそうでないかって。
愛~~燦燦と~~~!(そっちか)
で、ともきちさんは気づいていらっしゃいましたか!ウマとミシェル。
私はこの映画でウマの老け顔を見るまで気づいていませんでした。
ミシェルはミシェルで好きな女優さんだったのですけど、ウマって、前は顔がもっとつるっとしていましたよね。
それが少し見ない間に口元とかしわしわになっていたので(^^;)
ああいうちょっと目元のきつい美人顔の系統なんでしょうかね~。

そうそう、補足補足。
私もこの映画、別に駄作とは思わなかったんですよー。
ものすごい秀作でもないけれど、そこそこ楽しんでは観られるので。
三谷さんの『王様のレストラン』がもっとお洒落になったヴァージョンって感じでしょうか(あそこまで笑いに走ってはいないですが)

原題、もちろんお料理の"焦げてる、焼き過ぎの"っていうところにも引っかけているのでしょうね。
もう、ブラッドリーなら、タイトルも何だっていいです(笑)
Commented by bongsenxanh at 2016-07-06 00:28
追加。

パリで修行してきたフレンチの料理人の話なので、ブラッドリーがところどころフランス語を話すのですよ!
それがまたたまらなく甘美な響きでーーー!!!(病気)
耳がとろけそうになります。
そんなところも見どころ(聴きどころ)です*^^*


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