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『JERSEY BOYS』 日本版―白
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…というわけで、今度はteam WHITEを観て来たのですが。
(何か7月、毎週末東京に来ている…)

team WHITEはこちら。
Tommy DeVito: 中河内 雅貴
Bob Gaudio: 海宝 直人
Nick Massi: 福井 晶一

いや、あのね、アッキーはもう、もの凄かったのです!
先週からたった1週間でこれだけ進化しているって何なの?!
アッキー、知っていたけど、わかっていたことだけど、あなたって天才だったのね。
それも正真正銘、天性の天才。
もちろん努力もしているのでしょうけれど。
でも、持って生まれたものが全く他とは異なる。

でも。でもでもでも。
先週、先に赤を観ちゃっていたのは致命傷でした。
白、物足りなかった。
決定的に物足りなかった。

スケジュールの組み方等々から鑑みるに、このプロダクションは、白が"売れ線"と言うか、"メイン""花形"として組まれたキャストであることは明らかなのですが、両方を日和見なしに観てみると、どう考えても赤の方が一人一人の個性が際立っていて、歌唱力としても、そして4人のバランスとしても、チームとしても、抜群に良いと。
赤の方が、後を引いて、頭の中で彼らの歌声がぐるぐる回って、中毒性があるのです。
白はね、ちょっと小奇麗にまとまり過ぎちゃっていると言うか。
Bobの海宝くんなんか、今や超売れっ子だし、顔も整っていて、歌って踊れるのだけれど、良くも悪くも"ミュージカルの優等生"という感じがして、面白味に欠けるのです。
すっきりまとまり過ぎちゃっていると言うかね。
私、海宝くんを観たのはものすごく久し振りで(と言うか、大人になってからは一度も観ていなかったよ)、彼の姿を見たら「あぁ、あのチップの子が、ヤングシンバだった子が大きくなって…」みたいな、近所のおばちゃん的な感慨の方が大きかったりして。
矢崎広くんのBobがもう一度観たいなぁ、あの初々しくて素のままの存在感が素敵なBobが。
中河内さんのTommyは、そこらの小物のチンピラって感じだったし。
そしてNickの福井晶一さんは…あぁ、私、福井さんのラダメス大好きだったのに。
色気がむんむんあって、何て言うのかエロいラダメスで好きだったのに。
この作品の中の、このNickという役では、今ひとつ福井さんの良さを出し切れていない気がしました。
何とももったいない配役で。
あぁぁ、返す返すも、光夫さんのあの低音ヴォイスのやんちゃそうなNickが恋しかった。

というわけで、今、強烈に赤の『JB』を渇望しております。
観たくて聴きたくてたまりません。
どこかからチケット降って来ないでしょうか。
何としてでも今ひとたび、今ひとめ、彼らの『JB』に会いたいのです。
言わずもがなの、アッキーのFrankieにも。

Sat Matinee Jul.23 2016 シアター・クリエ
by bongsenxanh | 2016-07-28 00:41 | 観劇レビュ 国内etc. | Comments(0)


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