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秦くんLive―10th Anniversary ARENA TOUR "All The Pieces"
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秦くんのLiveに行って来たのです。
本当は平日夜(しかも木曜とか金曜ではなく、火曜!)のLiveは遠慮したいのですが、秦くんの10周年記念のLive、しかも初の全国アリーナ・ツアーとあっては、行かないわけにはいかないじゃないですか!(誰に向かって主張しているんだ、私)

あぁ、書きたいことがたくさんあるのだけれど…もうとにかく今日は
『Rain』を生で聴けたこと
が一番嬉しくて幸せで。
そう、本当に幸せだったのです。涙が出るほどに。

♪どしゃぶりでもかまわないと
 ずぶぬれでもかまわないと
 しぶきあげるきみが消えてく


っていう、たたみかける様なサビが、切なくて、でも爽やかで良いの。

秦くん自身がMCで語っていたけれど、Liveで、バンドのメンバーと生でこの曲をやるのは今回が初めてということで。
そう、そもそもこの曲は秦くんのオリジナルではなくてカバーなので、普段のLiveではやらないのですよね。
『君の名は。』が大ヒット中で、今を時めく新海監督の『言の葉の庭』の時に、監督のたっての希望で、大江千里さんのこの曲を秦くんにカバーしてほしいとオファーがあって、それで実現したものなので。
(『言の葉の庭』『君の名は。』よりもずっと映像美が素晴らしいので、未見の方はぜひ。雨の描写が凄いの。)
秦くんは、「この曲を僕のオリジナルだと思っていらっしゃる方も結構いて、もしそういう人が身近にいたら、カバー曲だということは内緒にしておいてください。僕の手柄になりますんで。こんな名曲書いて、ねぇ?」なんて言っていました。
相変わらず、MC上手いんだよなぁ(笑)

そう、秦くん、今日のMCも冴えていて、お客さんいじりも上手くて。
途中、秦くんがアリーナの中央の方へ移動して、せり上がり舞台と言うか、大きめのお立ち台みたいなところで弾き語りで歌うシーンがあったのですが。
「次、何歌おうかな…」って考えるみたいなつぶやきをして空白があった時にお客さんたちが口々に曲名をコールして(『休日』のリクエストが多かった)、期待を煽っておいて、自分は下を向いてギターの弦調整していた後で、
「大丈夫です。
 リクエストは受け付けていないですから。
 僕が決めるんで。」
とか、サクッと言ったりして。
結構Sなのよね、秦くん。
随所で、そんなでした、MC。
相変わらず、「どうです?見た目。案外、シュッとしてるでしょ。黒着てるしね、しまって見えますよね」とか、「目、見えてます?僕の目。小さいとか言われますけどね、ちゃんと開いてるんですよ」とか、自虐ネタもあったけど(笑)

今日、始まりは『青い蝶』からだったのだけど(この始まりからして、すごくセトリが良い予感がするでしょ?)、この1曲目に入る、つまりLiveが始まる一番最初の場面で、マイクを通して会場中に響く「フッ」とも「ハッ」ともつかない秦くんのブレスの息音が
とっても色っぽくて!
私は一人でどきどきしていました。
曲に入る前のブレスだから、絶対に息を吸っている筈なのだけど、秦くんのそれは息を吐いている様に聞こえるのですよね。
まさに、吐息。
それが本当に何とも色気があるのです。
やー、歌声が良いだけではなくて、吐息まで素敵だなんて、罪だわ―――。
他の曲(『終わりのない空』だったかな?『アイ』とか『鱗』だったかな?)の時にも、歌い出す前のブレスの音、聞こえていました。
あれは多分、無意識で入っちゃうのではなくて、意図して聞かせているものかな。

セットリストも本当に良くて。
「最近のシングル曲で皆さんよく知っているものばかりですよ――」という迎合したセトリではなく、デビューした初期の頃から現在にまでつながる、秦くんのこだわりがきちんと入っているセトリ。
2曲目で『キミ、メグル、ボク』だったのは、私はものすごく嬉しかったのだけれど、今日が初めてとか、それほど秦くんの曲を聴き込んでいるわけでもないお客さんは「ポカ~ン」として置いて行かれている感じが若干ありました。
Liveに来るなら、やっぱり『コントラスト』『ALRIGHT』くらいは聴いてきた方が楽しめるのでは。
『シンクロ』も良かったのに、着いて来てない感あったもの。

ひとまず、こんなところで。
また明日詳しく、セトリとMCについてなんぞ。
あ、「みんな、踊れるか~~~?!」って掛け声で始まった『スミレ』も嬉しかったけれど。
ちょっとだけ、『ダイアローグ・モノローグ』が聴きたかった様な。
今日はなかったのです。

Tue Nov.15 2016 日本ガイシホール
by bongsenxanh | 2016-11-16 00:48 | 音楽 | Comments(0)


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