2008年 01月 08日 ( 1 )
登る
山野井夫妻のグリーンランドにあるオルカ登頂を追った番組を見た。
山野井夫妻は沢木耕太郎さんの『凍』を読んでからずっと気になっている登山家。
チベットのギャチュンカン北壁登頂で凍傷のために手足の指を何本も失い、それでもまだ尚、山に登ることを自分の"生"としている登山家だ。
妻の妙子さんは両の手の指すべて、そして鼻の頭も凍傷で失っている。足の指も。そうなってまで、どうして山に登るのか。夫の泰史さんも同様に。
壮絶とかいう言葉だけでは言い表せない、執念というのともまたどこか違う。
あんな凄い山に登ってその頂に立ったことのない私には理解できない世界だけれど。
彼らはきっと、私たちとはまったく違う境地で、まったく違うものを見ているのだろう、と。
その過酷な登山を見ていて思った。
これは、山野井夫妻がギャチュンカンで登山家として負った傷からの、再生と復活の物語なのだ...。

それにしても、この番組を作ったNHKは偉い!
あそこまで過酷な登山にカメラ担いで着いて行っただけでもすごい。
そして、こんなに淡々としていて、地味で、余計な演出は何もなくて、厳しくて、でも美しい番組を作れるところは、やはりNHKの真骨頂だろうなぁ、と。いろいろ不正があったり、偏った報道があったりするけれど。
上川隆也くんの語りも非常に良かった。上川くんは、こういう飾り気のない、素朴な語りがよく合うんだとしみじみ思った。
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by bongsenxanh | 2008-01-08 01:01 | スポーツ | Comments(2)




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