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この作品を初めて観て衝撃を受けたのは、思えばもう、一昨年の9月。
年が明けたばかりだから、間隔にしたら1年3ヶ月振りくらい。 未だに初めて観た時の観劇記録も書けていないくらいだけれど。 音楽もしっかり聴き込んで、ストーリーもそっくり頭に入っている今だからこそ、確認したいこともあってもう一度観てみた。 来週もうcloseしてしまうということもあり。 何て言ったらいいのか...この作品は、Aliceが降板した時点でcloseするのが幸せだった作品なんじゃないのかと思った。 あんなにチャーミングではなくて、しわしわで、最初から最後まで一人で不幸を背負ったような顔をしている長身の逞しい中年女性な感じのDianaは、観たくなかった。 熱演は、熱演だったけれど。 歌がrockじゃなかったし。 Natalieを演じていた子は、OriginalのJenに似た感じの子を探したんだろうなぁ、という感じだった。 とてもスリムで足が長くてきれいな子だったけれど、Jenの方が遥かに歌がうまかったな。 医者とHenryは良かったです。 だって、同じだもの。 私、あの医者、大好き。 今日観た席は前から3列目の真ん中でステージが激近で一瞬喜んじゃったのだけれど、よく考えたらすごく観にくくて聴きにくい、良くない席だった。 あの三層構造のセットの2階や3階がよく見えないし、インストロメンツとヴォーカルのバランスが悪くてヴォーカルが消されてしまう。 この舞台を観るのなら真ん中より後ろがベストかも。 役者は限りなく近くて、目が合っちゃいますが。 2幕冒頭、ちょっとだけ寝ちゃっててごめん。 ▲
by bongsenxanh
| 2011-01-08 13:06
| 観劇レビュ NY '10/'11
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バーナデット・ピーターズ、素晴しかった!!!
華があって、艶やかで。 彼女はコメディエンヌですね。 本当にどうして最初からバーニーを出さなかったのかしら? どうして開幕当初は例の彼女だったのかしら? と、返す返すも悔しく感じてしまうほどでした。 今週がもうFinal Weekなので、チケット取りも少し苦労して、結局良席では観られなかったのだけれど。 でも、本当に観て良かったと思える熱のこもった舞台でした。 replaceでバーニーを主演にしたというのは、あのままでは終われないというSondheimの矜持であり、Broadwayの矜持でもあるんだろうなぁ...と感じました。 詳しくはまた後日。 ▲
by bongsenxanh
| 2011-01-06 14:32
| 観劇レビュ NY '10/'11
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今日のマチネ、枠が空いていたのでとりあえず『Billy Elliot』を観てしまいました。
なんでとりあえず観てしまうんだ、私... だって枠が空いていたら、とりあえず何か観たいじゃないですか! でもって、本当は『Next to Normal』を観ようと思っていたのに、劇場へ行ってみたら、水曜日はoffだったんですもの。 『N2N』が水曜日は公演がないの、すっかり忘れていました。 なので、ディスカウントもあって、割といい席があった『Billy Elliot』に。 ビリーちゃんはAlex Ko。 ちょうどTrentがこの作品を出ることになったのと前後してデビューした4人目(正確には5人目?)のBroadwayのビリー。 少しだけ気になっていたので、ビリーちゃんが彼で良かったです。 ですが。 Alexくんは見た瞬間から、「育ち過ぎ?」って思うくらい、成長しちゃってました。 去年の今頃からやっていたのだとしたら、既にもう1年が経っているわけで、そろそろ卒業し時なのかもしれません。 そして、やはりまるっきりAsianな顔立ちをしていることから、違和感がありました。 ビリーちゃん、どこの子?本当のご両親?って(ごめん...)。 で、Alexくんはぱっと見、ちょっと鈍くさそうで(重ねてごめん)"踊れる子"っていう感じがしないところが、最初の踊れないビリーがだんだんバレエを覚えていく過程をしっかり見せられていたと思いました。 いきなり最初からびしっ!とポーズが決まっちゃうとね、説得力ないですものね。 ただ...うーん、"Angry Dance"はやはり圧倒的にTrentくんのものでした。 Alexくんの"Angry Dance"はキレみたいなものを感じなかった。 あと、"Swan Lake"も"Electricity"も...。 特に"Electricity"は、Trentくんで観ていた時には、あんなにもどきどきして、心臓がばくばくして、怖いくらいの浮遊感と高揚感で体が熱くなるような感動があったのに、Alexくんの"Electricity"からは何も感じられませんでした。 申し訳ないなぁと思いつつも。 なんだろう、なんだろう...知人の方がおっしゃっていた「この作品では必ず最初の男に惚れる」というのは真実で、それ以外ではだめということなのかもしれないです。 あぁ、去年の2月に観たTrentくんで観納めにすべきだった...。 それにしてもTrentくんのあのただならぬ華と色気はなんだったんだろう? そしてあの細くてしなやかな体から生み出されるシャープなダンスは。 Alexくんは、なんて言うか、地味でした。 特にMichaelと踊る"Expressing Yourself"のシーンは、2人揃って地味だなぁ、と。 TrentくんとDavidくんで観た時は限りなく華やかなシーンだったのです。 と言う訳で、とりあえず観たりなんかするんじゃなかった、と自分の選択を後悔してしまったのでした。 作品は、いいんです、多分。 過去と比較しちゃう自分が悪い。 あ、Alexくんのダンスは、ダンスと言うより、体操、という感じがしました。 本人の身体能力がすごく高いのでしょうね。 歌はかなり残念でした。 ビリーちゃんは歌えることより踊れることが重要な役ですが、それにしても。 ▲
by bongsenxanh
| 2011-01-06 08:18
| 観劇レビュ NY '10/'11
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今回、とりあえず久々に『Wicked』観るぞー!と決めてチケットを取っただけで、キャストもろくにチェックしていなかったのですが。
GlindaにKatie Rose Clarkeが入っていました。 そう言えばNational Tourでこの役をやって、それからBroadwayでもやるようになった...というのはちらっと情報で読んでいたような気がするけれど。 まだやっていたのね。 Katie、相変らずむっちりどっしりしていて、腰のくびれがあんまりなくて、どうもGlindaのあの水色ドレスが着こなせていない感じでしたが。Elphabaの方が細かったですし。 意外に身長が高いので、なんだかでかくてかわいくなりきれない感も。 オリジナルのKristinのイメージが強いせいか、Glindaって小っちゃくてかわいい役だという気がするのです。 でもKatie、思ったよりもちゃんとコメディエンヌになっていて、お客さんの笑いをかっさらっていました。 ElphabaはMandy Gonzalez。 よく知らないけれど『In the Heights』に出ていた女優さんなのですね。 歌...うーん、上手いのだけれど、歌い上げ系ナンバーになるとなぜかゴスペル調の声色になって、ちょっとBig Mama的発声な感じでした。 "Defying Gravity"のラストとか、今ひとつパワー不足のような気も。 今までに観た中ではElphabaはやっぱりIdina MenzelとStephanie J. Blockが良かったなぁ。 Fiyeroがとっつぁんぼうやみたいな太マッチョの俳優さんで、お世辞にもカッコ良くなくて、とっても残念。 なんだか微妙な坊ちゃんカットだったし。 Fiyeroってやっぱり見目良い人にやってほしい役ですよね。 Aaron TveitのFiyero観たかったなぁ、くー。 とかなんとか言いながら、やっぱり私はこの作品が好きなんだと思いました。 改めて、"Broadwayでロングラン出来る作品"としてよく作ってあるなぁ...と思いました。 楽曲と作品の構成がかっちり出来上がっているから、キャストが入れ替わっても(オリジナルキャストが飛び抜けているのは言うまでもありませんが)、多少遜色があってもなくても、決して大きく崩れないのですよね。 今日はラストでElphieとGlindaが"For good"を歌うシーンと、ElphieがGlindaに「隠れてなさい!」って言って、カーテンの向こうでバケツの水を被って消えていくシーンで泣けてしまいました。 今までこのシーンで泣いたことなかったのに。 Katieも役に入り過ぎちゃったのか、ぼろぼろ泣いていて、最後のシーン、オズの民衆の前で語りかける台詞を言うの、やっとな感じでした。 しゃくりあげそうになるのを必死でとどめて歌っていましたっけ。 ▲
by bongsenxanh
| 2011-01-05 13:25
| 観劇レビュ NY '10/'11
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![]() さて、2月のNYです。寒いです。 極寒覚悟でNYへ飛んだのはこの作品のため。 Stephen Sondheimの『A Little Night Music』のrevival。 再演されるのは実に初演以来だそう。 初演は1973年だそうだから、実に36年振り(再演のopenは2009年の12月13日)の再演だ。 ただ、この作品はNew York City Operaのレパートリーになっているので、そんなに久々のプレミアものの再演...という雰囲気でもない。 『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』の英訳タイトルとなっているのを見てもわかる通り、Sondheimはモーツァルトを意識して、そして大きくinspireされての意欲作だったのだろう。 そのため、スコアはとてもclassical。 『Sunday in the Park with George』より、ずっとずっと。 classicalである上に、そのほとんどのナンバーがワルツで構成されている。 だから、この作品は時に、非常に心地好く観客を眠りに誘う―――。 →Read more! ▲
by bongsenxanh
| 2010-06-13 23:26
| 観劇レビュ NY '10/'11
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