<   2010年 02月 ( 10 )   > この月の画像一覧
アリス with ロイヤル・ストックホルム フィルハーモニー管弦楽団
NYから帰って来た翌日に、無謀にも音楽会へ行って来ました。
どうしても、彼女のピアノを生で聴いてみたかったのです。

アリス=紗良・オット

演目はチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23

私の大好きなピアノ協奏曲、昨秋、ユンディ・リのソロで聴いて、多いに不満の残った作品。
ある意味、雪辱戦です。

が。
仕事がある日の夜の音楽会というリスクを冒した私。
それが今回は悪い結果となりました。
仕事をうまく切り上げられず、開演から40分近くも遅れてしまったのです。
最初のシベリウス 交響詩『エン・サガ(伝説)』と協奏曲の第1楽章頭が切れてしまいました。
いや、シベリウスはこの際、いい。
ただ、協奏曲の頭が切れるのは......!!
チャイコのこの協奏曲は特に、第1楽章の冒頭のピアノによるダイナミックな序奏が肝。
それが聴けないということはこの作品の味わいが半減かそれ以下になるということ。
泣けそうでした。

けれど。
第1楽章途中から聴いたピアノ協奏曲は、にも関わらず良かった。
アリスのピアノの音色はクリアで、そしてドイツらしくやや硬質。
その硬さが耳に心地よく響く。
何よりも彼女の演奏から感じたのは"若々しさ"だった。
このチャイコの協奏曲は、弾く人によって曲想の現れ方がまるで異なると思う。
重厚に弾く人、華麗に音を輝かせる人、繊細さを見せる人。
アリスの弾くこの曲は、若く活き活きとしていた。
生命力に満ちた、青々とした野原のイメージが浮かんだ。
第2楽章から第3楽章へ移行したばかりのピアノの速いパッセージが私は好きなのだけれど、アリスはここの旋律を割とゆっくりめにたっぷりと弾いていた。
少し意外で新鮮だった。
これも彼女の表現なのだろう。

アリスのアンコールはショパンの嬰ハ短調 Op.64-2
ショパン・イヤーでしたね、今年は。
彼女のショパン、音色が澄んでいて、メランコリックで良かったです。

ピアノ協奏曲の後のオケ曲はドヴォルザーク 交響曲第9番 『新世界より』。
弦楽の響きが美しかった。
あぁ、やっぱりシベリウスから聴きたかったな。
このドヴォルザークの途中で席を立って帰ってしまうお客さんがちらほらいたのが残念だった。
アリスだけ聴ければ良かったのかしら。
もったいないと思ったし、曲の演奏中に席を立って退出するのはマナー違反だとも思った。
足音が、そしてドアの音が、演奏の邪魔になる。

オケのアンコールは ドヴォルザーク スラブ舞曲第1集第8曲。
更にサービスで「日本の曲を」と、滝廉太郎の『花』。
このオーケストラは優しく柔らかく甘い音色がとりわけ素晴らしくて、『花』の抒情的なメロディはぴったりだった。
いい音楽会でした。

Thu Feb.25 2010 愛知県芸術劇場 コンサートホール

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

アリスのピアノ協奏曲、出ているのですね。
オケはミュンヘン。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-26 02:16 | 音楽 | Comments(0)
High Cの夜
今晩はMet Operaで『La Fille du Ragiment(連隊の娘)』を観てきました。
初の生フローレスでした。
彼は本当に美声ですね。
甘いマスクで(ちょっと濃ゆいけど) 演技もチャーミングで、星の数ほど女性ファンがいるのも納得でした。

いいものを観たなぁ...と幸せな気持ちになって、深夜にコリアン・タウンでソロンタンを食べて来ました。
夜12時を回って、女性一人でソロンタンを食べられるNYという街は素晴らしい!
12時過ぎても地下鉄もちゃんと動いているし、NY大好き。

明日には日本へ帰らなければなりません。
お昼過ぎには機上の人です。
短い滞在でした。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-23 15:07 |   -NY'10 | Comments(4)
Unforgettable day
今日の私には確実に舞台の神様がついていたような気がします。

まず、あーろんに「名前をネームリストに載せておくから、舞台が終わったらbackstageにおいで」と呼ばれて、幕後の舞台や舞台裏を案内してもらった。
舞台裏の案内が嬉しいのではなくて、あーろんを一人占めで、しかも私のためだけにいろいろ説明してくれるっていうのが嬉しいではありませんか。
きゅ−−−ん。

『BILLY ELLIOT』で1公演でダブって2枚チケットを予約してしまっていたのを、諦めて2枚引き取ろうとしたら、BOX OFFICEのおじさまが「必要ないのに2枚買うことない」と言って、1枚はキャンセル処理をしてリファンドしてくれた。
規約ではね、キャンセル出来ないことになっているのだけれど、そこを通してくれて。
ありがとう、ありがとう。
嬉しかった。

夜、無事にTrentくんの『BILLY ELLIOT』final performanceを観られた。
それも、前から2列目のど真ん中の席で。
こちらを覗きに来て下さっている、見ず知らずの親切な方が少し前に極秘情報を教えてくださったおかげで、今日2月21日がTrentくんの卒業する日ということはわかっていたのだけれど、果たしてマチネなのかイヴニングなのかがずっとわからないままで。
私は夜公演の方にかけてチケットを押さえていたのだけれど、その読み通り、夜公演がTrentくんでした。
ある種、賭けだったのだけれど、当たって良かった。
Trentくん、9月に観た時より更に身長が伸びて、大きくなっていて、あぁ、確かにもう卒業時なのだな、と思ったけれど。
歌が前よりもうまくなっていた。踊りも磨きがかかって。
もっともっと観ていたかった。
しかし、最後の最後でサプライズが。
思い残すことがないようにTrentくんに会いに行ったのだけれど、final performanceだから観に来たと言う私に向かって、あっさり「実は今日はまだfinalじゃないんだ。明日、finalの予定」と言うTrentくん。
「あ、でも、どのみちもう来週は出ないから、今日ももうfinalみたいなものだよね」とすかさずfollowして言うTrentくんは、とっても良い子です。
でも『BILLY ELLIOT』は月曜公演なかったはずだけどなぁ。
Trentくんの卒業のために急遽決まったのかしら。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-22 14:45 |   -NY'10 | Comments(2)
Long time no see!!
だーりんと再会でした。
あのでっかいだーりんにがばちょがばちょと抱きしめられてきました。えへ。
なんだかもう、舞い上がっていて何が何だかわからなくなっておりますが。
興奮しすぎていて今晩眠れそうにありませんが。
私の姿を見つけるなり、顔中崩して笑うのですよ、あの人はー!
もう、なんてかわいいのっ!!
とろけそうでした。
だーりん、赤ちゃんが生まれたそうです。
まだ5週間だそう。
男の子でだーりんに似てるんですって。うふ。
そんな話を聞いていたら、私の方も嬉しくて幸せで、2人してえへえへ笑いながら話してました。
なんでキャサリンがいない時に観に来たんだ?って言われちゃったけど、いいのです、私はだーりんさえ観られれば。

あ、肝心の舞台の方はどうかと申しますと、Sondheimの音楽の良さはちゃんと味わえました。
だーりんが美声ですしw(それか)
装置とか照明とか、いろいろ惜しい点もありますが。
作品についてはまた後日改めて。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-21 14:08 |   -NY'10 | Comments(0)
雪景色
NYに到着しています。
空港に着いたらそこは雪景色だった。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった。
いえ、もとい、本当にNYは上空から見るとあちらもこちらも雪に覆われていました。
さすがに街中は溶けていますが。
でも寒い!!
私が滞在する間はどうやら最低気温氷点下の日が続くようです。
極寒NY。

機内で観た映画は『ベジャール、そしてバレエはつづく』と『山桜』。
こういうマイナー作品がラインナップに並んでいるところは嬉しい限り!
山桜は地味ながらも(ま、そもそも原作が地味だから)いい作品に仕上がっていました。
田中麗奈ちゃんは頑張っていて表情演技はとても良かったけれど、あの役は麗奈ちゃんじゃなくても良かったかなぁ。
もっとしっくりくる女優さんがいたような気がする。
お百度参りのシーンはぐぐっときたけれど。
東は美しかった...!
所作も目線のやり方も殺陣も。
特に切り込みに行く時の殺陣の美しさと言ったら!
監督、東を選んでくれてありがとう; ;

などと、どっぷり日本文化に浸りきってNY入りしました。
今晩早速だーりんと再会です。
実に3年振りの再会なのです。

あ、そうだそうだ。
今回もやはりリアルタイムで五輪フィギュアを観られないので(同じ北米にいるのに)、皆さん、ぜひぜひ私の分までまおちゃんと明子さんを応援してください!!
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-21 03:35 |   -NY'10 | Comments(7)
梅の花咲く
a0054163_23381191.jpg

先週末、湯河原の温泉へ行って来ました。
ヴァレンタインの含まれる週末に、女4人で1泊2日旅。ふふ。
とても泉質の良い、雰囲気のある隠れ宿でした。
帰って来て2日を経ても、頬っぺがすべすべもちもちしているくらいの美肌の湯!
その湯河原の梅園で咲いていた梅。
とても寒く、ひょうが降ってくるような天候の中、梅はまだ二分咲き、三分咲きといったところでした。
梅って桜よりも強く、逞しく、けなげに気高い雰囲気がありますね。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-17 23:44 | | Comments(0)
muesli
a0054163_183489.jpg

ここ数年、ずっと気にかかっていて忘れられなかった味がありました。
それがこれ。
スイスのファミリア社のミューズリー。
そもそも、3、4年前にある方のご厚意で自家製のチーズの詰め合わせを送っていただいた時に一緒に詰め合わされていたのがファミリア社の小さいサイズの袋に入ったミューズリ―だったのですが。
その時に、一口食べてすぐに

「これは美味しい!!」

と思ったくせに、私は製品名も製造メーカーの名前も何も記憶せず、控えも取らなかったのでした。
でも、どうしてもあのミューズリ―の味が忘れられず、日本のどのメーカーのフレークを食べても、NYのスーパーで試しにいろんなミューズリ―を買ってみても、

「あの美味しいミューズリ―とは違う...」

という思いが拭えなかったのでした。
最近になってその送ってくださった方に、恥を忍んで「あのミューズリ―はどこのメーカーのものでしょう?」と訊いてみたところ、その方はわざわざチーズの詰め合わせを買ったお店に連絡を取って問い合わせてくださったのでした。
そしてようやく判明したのがこのファミリア社のミューズリーだったのです。
私がその時に食べたのは、左端に写っている黄色いパッケージの『a.c.e バランス』というもの。
今回、喜び勇んで『ベリー クランチ』と『スペシャル ミューズリ―』も買ってみました。
今のところ『a.c.e バランス』と『スペシャル ミューズリ―』を食べてみて、『a.c.e バランス』の方が圧倒的に美味しいと感じています。
ほんのり甘みがあってざくざくとした歯ごたえがあるところと、ドライド・クランベリーやリンゴもたっぷり入っているところがなんとも良いです。
ヨーグルトをかけて食べているのですが、ヨーグルトの酸味と相まってたまらんです。
やみつきになりそうです。
毎朝、ささやかな幸せをかみしめています。

ファミリア a.c.eバランス 600g
ファミリア a.c.eバランス 600g

これです。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-15 01:22 | 食べもの | Comments(2)
陽があたる
a0054163_0305883.jpg

私が単身赴任をしているアパートのベッドルーム。
この間の日曜日、久しぶりにどこへも出かけず、本宅へも帰らず、日がなこの部屋でぼーっとして過ごした。
そして当たり前に気づいた。
この部屋は本当に陽のさんさんと降り注ぐ明るい部屋なのだ。
建物は南向き、私の部屋は3階建ての3階、周りには高い建物はなく畑ばかり。
けれど。
普段、私は朝早く仕事に出かけて、夜とっぷり日が暮れてから帰って来る。
朝出かける時はまだ薄暗く、夜帰って来るともう真っ暗だ。
必ず電気を点けて生活している。
せっかくの陽あたりのいい部屋をまったく活かしていない。
そのことが非常にもったいなく思えて、日曜日はずっとずっと、太陽の光を浴びて過ごした。

a0054163_0414086.jpg

この部屋は家具家電付きの物件で、ほとんどすべての物が最初から揃っていた。
ベッドもテーブルも冷蔵庫も洗濯機もテレビもDVDプレーヤーまで。
でも、オーディオだけがなかった。
だから自分のONKYOのステレオを持ち込んだ。
テレビがなくても、少々不便ながらもまぁ何とかなると思うけれど、音楽がなかったら生きられない。
No music, no life.
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-10 00:48 | 日常雑感 | Comments(0)
stamps
いつも覗かせて頂いている方のところで、とても素敵で膨大な切手のストックを公開されていた。
その方は収集するつもりはなくちょこちょこ買って箱にしまっていたら自然とたまった、と書かれていたけれど。
すごい、すごい、と言う私に
「ふえさんのところにもヴェトナムとかアメリカのめずらしい切手いっぱいありそう」
と言われて、がさごそ探してみた。


a0054163_22515255.jpg


これだけしかなかった。
ヴェトナムのはあるはずだけれど、どこかにしまいこんでしまった。
NYでは、いつもその時使う分の切手しか買わない。
買ったらすぐにその場でポストカードに貼って投函してしまう。
だから、気に入っていた切手もほとんど自分の手元には残らない。
それでいいかな、とも思う。
でも、そんな中でこの切手シートは私の手元に珍しく残ったもの。
アメリカの絵本シリーズのこの切手はどうしても使う気にはなれなかった。
後ろに写っている作曲家シリーズのものも、1997年に買って使いそびれている内に、郵便料金が改定されてしまい、そのままの金額ではポストカードに貼れなくなってしまった。
残るべくして私の手元に残ったのかな、と思っている。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-07 23:43 | 美術 | Comments(4)
Tote Mania
a0054163_0183270.jpg

また買っちゃったもの。
ご覧の通り、でっかくロゴがディザインされたDEAN & DELUCAのトート・バッグ。
えぇ、私、トート・マニアですので。
トートを見るとほしくなってしまうのです。
このD&Dのは、そもそもNY好きのお知り合いの方がNYで買われていたのを見て、私もほしくなってしまったものなのですが。
去年の9月に私がNYで探した時にはもう売り切れてしまっていました。
あ、ちなみに日本未発売、NYでの限定トートでした。
それがどうして手に入ったかと言うと。
日本のweb shopでは売れ残っているところがあったのです。
他の探し物をしていて偶然見つけてしまいました。
もちろん、迷わずにポチ。


a0054163_0224458.jpg

横から眺めると、こう。
真っ黒な丈夫なキャンバス地で出来ていて、取っ手は本革っぽく見えるけれど、実は合成皮革。
本当に何の変哲もない黒いトートなのだけれど。
でも、かわいい。
内ポケットの作りなどは、明らかにROOTOTEの方が上ですが。
こういう細部の使い勝手の良さや、作りの気の効き方は、やはり断然Made in Japanです。
米国ディザイン+中国産という究極のアバウト体質の組合せは、ディテイルにこだわった物作りにはつながらない気がします。
[PR]
by bongsenxanh | 2010-02-04 00:30 | 美術 | Comments(4)




AX