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春の嵐
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また少し日が開いてしまいましたが。
先週(もう先々週ですね)の木・金で初めての長崎へ飛んでおりまして。
写真は、羽田から長崎へ向けて飛んでいた時に上空から見下ろした富士山。
まだすっぽり雪を冠っていて、登山道が白く浮かび上がっていて、とても美しい。
雪山の姿ですね。
山梨県側から見たところなので、宝永火口が左手側に見えます。

で。
長崎はとても良い街で気に入ったのですが(夜が早いのと、カードが使えるお店が少ないのには困ったけれど)、色々良い思いを胸にして、さぁ後はお家へ帰ろう…という感じで長崎空港でトイレに入っていた時に。
職場のボスから直で電話がかかって来まして(そんなことは滅多にない)。
あるはずがないと思っていた異動の内示の連絡でした。
ぎゃ―――――――!!!!!
いや、今年は本当に、他の人事の優先順位から考えても私は絶対に動くはずのない年だったのですが。
どこでどう玉突きが起こったのか、私に回って来てしまったのでした。

そんなこんなで旅の最後にちょっとケチがつき。
今、本当はゆっくり出来るはずの年度末だったのですが、現職場での残務処理に追われ、しかも今週にはもう次の職場の全体会議に呼び出され、阿呆みたいに働かされています。
一昨日の春分の日も、昨日土曜日も、出勤してひたすら書類を書いておりました。
わ―――、終わる気配すら感じられない―――。
希望の光が見えない―――――。

というわけでまたしばらく、ちょっと更新が滞るかもしれません。
あ―――――――…!!!

by bongsenxanh | 2019-03-25 01:19 | 日常雑感 | Comments(2)
『CARMEN』―MET Live Viewing
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走り書きばっかりで申し訳ないですが。
METの『カルメン』、初日の金曜日の夜に早速観て来たので、取り急ぎ。
1日2回上映、本当にありがたいです。
そうでなければ、平日に観に行くのなんて勤め人にはとても無理ですから。

世界で絶賛されているクレモンティーヌ・マルゲーヌのカルメン。
そこにドン・ホセと言えばロベルト・アラーニャ!というほど天下一品のドン・ホセ。
更にエスカミーリョには容姿・歌声ともに抜群のアレクサンダー・ヴィノグラドフ。
役者は揃った。

というのがMETの触れ込みだったのですが。
う―――ん、ごめんなさい、先に言ってしまいますが、クレモンティーヌのカルメン、私には今一つ良さがわかりませんでした。
いや、確かに歌は歌えているし、情熱的?と言われればまぁ情熱的だし(その程度か)、薄汚いジプシー女という感じの(差別ではありません、雰囲気を形容しているだけです)雰囲気を醸し出していて、まぁこういうカルメンもいるだろう…とは思ったのですが。
官能とか、迸る野性味とか、希代の悪女!というオーラみたいなものが、私には感じられなかったのです。
中途半端と言うか。
それに歌声が、何だか温かみのあるメゾ・ソプラノなんですよね。
カルメンらしいワイルドさとかシャープさはないと言うか。
私の好みとは違っていただけなのかもしれませんが。
う―――ん、う―――ん…。
結構鳩胸のどすこい!体型のカルメンで、お肌の色艶や皺の寄り方から、もう40代後半~50代くらいかしら?と思っていたら、バイオグラフィを見たら想像以上に若くて35歳でしたのよ、クレモンティーヌ。
失礼しました、ごめんなさい。
演じている時の表情が一瞬、渡辺えり子さんの様に見える時もあったりして。
ラテン系のエキゾチックな顔立ちなのですけど…。
うらぶれた場末のスナックにいる往年のママみたいなカルメンだったと言うか…。

カルメンはそんな感じなのですが、このプロダクションの観どころ聴きどころはやっぱりアラーニャでした!!!
いや、アラーニャ、素晴らしかったですよ!!!
びんびん響き渡る艶やかなテノール!!!
そうか、アラーニャ、アンコール上映の『ロメオとジュリエット』なんて観ている場合じゃなかったのね。
あなたの真価はやはりこういう、悪女に振り回される道を踏み外した生真面目男を演じた時に発揮されるのね。
そう言えば、クリスティーヌ・オポライス演じるマノンに振り回される『マノン・レスコー』を演じた時も良かったものね(そう言えばあの時もリチャード・エア演出だったっけ)。
実生活でも散々ゲオルギューに振り回されて、挙句、別れたくらいだものね(余計ですね)
幕間のインタビューの時にも、ミカエラを演じた実生活の現在の妻、アレクサンドラ・クルジャックと仲良さそうに応えていて、その受け答えがまた女性をうまく立てて、インタビュアーのアイリーン・ペレスにも優しく気遣いをしていて、あぁ、これはロベルト、女性にモテるはずだわ…と言うか、下手すると上手いこと女性に利用されちゃうはずだわ…と思わされたのでした。
話が逸れました(^^;)
あ、アイリーン・ペレスがとってもチャーミングで、インタビューが良かったです。
後述するイケメン・ダンディなエスカミーリョのヴィノグラドフとも、とっても親しげに話していて。

そしてそして!
エスカミーリョのアレクサンダー・ヴィノグラドフ!
アラーニャとまた良い感じにライバルを張れる、うっとりするような美声のバス。
しかもルックスがまたとてもハンサムさんで惚れ惚れしちゃうようなエスカミーリョなのです。
そりゃ、カルメンだってこんな闘牛士に言い寄られたら、ふらふらっとそちらに流れちゃうでしょう。
ただでさえ恋多き魔性の女なのだもの。

そういうわけですので、今回の『カルメン』はアラーニャとヴィノグラドフを観に行く&聴きに行くプロダクションです。
ぜひぜひこの二人の美声を聴いて来て下さい。
あ、あと、もちろんリチャード・エアの演出も見ものです。
あの回転する盆が二重になったセット、凄いなぁ。
ライブビューイングだと、1幕から2幕への舞台転換も見られるのが興味深いです。
1幕幕切れのカルメンの脱走で、あの回る盆舞台が非常に効果的に使われていました。
まさに逃走するカルメンの躍動感が表れていて。
リチャード・エア演出は人物の描き方も、その人物たちが織り成す重層構造も、何て言うのか、レイヤーが幾重にも折り重なって構成されているような重厚感がありますね。

あ、追記。
今回の『カルメン』、児童合唱団のコーラスがまたとっても素晴らしいのです!
1幕始まってすぐに「あぁ、コーラス良いなぁ…」と思って聴いていたら、ちゃ~んと幕間のインタビューで児童合唱団の指導をしているトレーナーと、コーラスの子ども3人のインタビューがあったので、流石!目の付け所をちゃんと心得ている!と思いました^^
コーラスの子どもは男の子2人と女の子1人で、ショーンとサラだったのは覚えているけれど、あともう一人の男の子の名前を忘れてしまった…(その内思い出します、多分)
「将来はソロの歌手として主役をやってみたい?」との質問に"I don't know."ってさらっと答えていたのが、いかにも米国の(NYの)子どもらしくて微笑ましかった。
METは児童合唱団も、もちろん大人の合唱団も、レベルが高くて何とも耳が幸せです。

幕開けのあのあまりにも有名な序曲を耳にした瞬間、そしてその後の超有名曲のオンパレードを聴いていて、「あぁ、『カルメン』ってなんてポップでキャッチ―なオペラなんだろう」と思いました。
『椿姫』と並んでオペラの入門には最適で、と同時に年季のいったクラオタにもちゃんと聴き応えがある楽曲ですよね。
更に序曲って書いて思い出したけれど、ルイ・ラングレーの指揮も良かった。
彼が序曲を振っている映像、とっても華やかで楽しそうでした。

by bongsenxanh | 2019-03-09 02:09 | 観劇レビュ NY '18/'19 | Comments(4)
2月のまとめ
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全然書けておりませんで、こんな3月の4日も過ぎてから2月のまとめも何なのですが。
観たもの&聴いたものをざざっと走り書きすると。

『ラブ・ネバー・ダイ』(Love Never Dies) 日生劇場×2
(2回とも石丸の幹ちゃんファントムで、濱めぐ・平原あーや両方のクリスティーヌを観て、ラウルも万里生・小野田両方観ました!)
『La Traviata』(椿姫)―MET Live Viewing
『Adriana Lecouvreur』(アドリアーナ・ルクヴルール)―MET Live Viewing
『ノートルダムの鐘』名古屋四季劇場
『A STAR IS BORN』(邦題:『アリー:スター誕生』)
NHK交響楽団定期演奏会 愛知県芸術劇場 コンサートホール ストラヴィンスキー『春の祭典』

ということで、ミュージカル3公演、METライブビューイング2公演、映画1本、クラシック演奏会1回、計7公演に加えて、仕事も超繁忙期な上に、経験年数上やらなければいけない研修+研究論文1本を書いておりまして(いつ書いていたんだ、本当に書いていたのか?)、自分でも何かおかしいんじゃないかと思うほどの忙しさでした。
いや、こんな繁忙期にこれだけの公演を詰め込んだ自分が迂闊。
でも何とか走り抜けました。

で、ミューとかオペラについてはおいおい書くのですが(本当か?)、映画『アリー:スター誕生』についてだけ、ささっと。
これ、おそらくもう全国ほとんどの映画館で上映終了してしまっていると思うのですが(私が観たのも上映最終日でした)。
日本では興行収入が伸びず、あからさまに『ボヘミアン・ラプソディー』に喰われちゃったと言うか、水をあけられてしまった格好になってしまいましたが。
私は何と言ってもブラッドリー・クーパーが大好きなので(面食い&ミーハー)、もう彼の姿を見るためだけに観に行ったと言っても過言ではないほどなのですが。
これ、決して悪くない映画だったと思うのです。
実際、日本では振るわなかったけれど、本国では大ヒットでしたし、アカデミー賞でもあの扱いでしたし。
ここのところ少し人気に陰りが出て来たと言われていたレディ・ガガもこれでまた復活!とも言われているし。
そういったことをさておいても、映画としてもとてもよく出来ていたと思うのです。
日本では『スター誕生』のリメイクであることをひた隠しにするようなプロモーションを展開していたけれど。
オリジナルでもリメイクでも、どっちでもいいじゃん、映画として素晴らしければ。と言えるような出来で。
ガガもブラッドリーも良い演技をしていたし、ガガのパフォーマンスはとても自然で流石だったし、楽曲も良かったし。
それに容姿にコンプレックスを持っていた、クラブで歌うだけの冴えない片田舎の女の子だったガガを、売れっ子シンガーのブラッドリーが見出して引き上げていくその過程も自然で良かったし、何よりほぼ素顔のガガが本当に普通で良かった。
コテコテメイクをしちゃっているガガよりずっと魅力的に見えた。
で、お互いに欠乏しているものがあって、それを埋め合うからこそ魅かれ合う姿がじわっ…と沁みたし。
なまじ良かっただけに、日本でのこの扱いが非常~~にもったいなく思えたのでした。
あ、もちろん、私は『ボヘミアン・ラプソディー』も大好きですし、あちらはあちらで素晴らしいのですよ~!!

という、2月でした。
あぁぁぁ、思う存分、ミューとオペラについてつぶやける時間が欲しい。
パーヴォ指揮のN響のストラヴィンスキーも良かったのですよ!
途中、ちょっと乱れてリスキーなところもあったけれど(笑)

by bongsenxanh | 2019-03-05 00:33 | 観劇周辺 | Comments(2)




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